REVIEW

ANNA/アナ

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ANNA/アナ』サッシャ・ルス

リュック・ベッソンと言えば、これまでいろいろな女殺し屋を主人公にした作品を手掛けてきましたが、今回も“リュック・ベッソンらしさ”満載の作品に仕上がっています。冗談が通じる人には笑えると思いますが、「そのセリフ、大丈夫?」みたいなのもあったり、相変わらず伸び伸び作られているのがうかがえます(笑)。でも、ヘレン・ミレンが出演していることで作品に重みが増し、さらにルーク・エヴァンスとキリアン・マーフィーも出演していて見応え充分。カラクリも仕掛けられているので、そのタネ明かしによって最後はスッキリできます。
アナを演じるのは、ロシア出身のモデルで、これまでディオール、シャネル、ヴァレンティノ、バルマンなどのハイブランドでキャンペーンモデルを務めてきたサッシャ・ルス。彼女は劇中でもモデルとして潜入するので、いろいろなファッションの彼女を観るのも楽しいです。そして何と言ってもアナが強い!「めっちゃ、強いや〜ん!」と思いながら観る華麗で機敏なアクションに爽快感が味わえます。リュック・ベッソンって強い女の人大好きだな〜と思うと同時に、女子が観ても惚れてしまうキャラクターなので、女子の皆さんにこそ観て欲しいアクション映画です。

デート向き映画判定
映画『ANNA/アナ』サッシャ・ルス

スピード感のあるアクションで、老若男女問わず観て楽しめると思いますが、初っぱなから「ワオ!」という残酷な場面もあるので、アクションに不慣れ、映画に不慣れな人を誘う場合は要注意です。また、ハニートラップのシーンも出てきたり、それなりにセクシーなシーンがあるので、ウブなカップルはちょっと恥ずかしいかも知れません。その点を踏まえて、デートで観るか、友達と観るか、1人で観るか検討してください。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ANNA/アナ』ルーク・エヴァンス

そもそも殺し屋の話というところで、キッズにオススメというジャンルでもなく、PG-12ということもあり、観るとしたら中学生以上かなと思いますが、それなりに痛々しいシーンや残酷なシーンもあるので、映画を観慣れてきてから観るほうが良いと思います。でもアナがめちゃめちゃ強くてカッコ良くて美しいので、男女問わず楽しめるはず。大人の駆け引きの酸いも甘いも観られるので、ある意味社会勉強になる部分もあるでしょう(笑)。

映画『ANNA/アナ』サッシャ・ルス

『ANNA/アナ』
2020年6月5日より全国公開
PG-12
キノフィルムズ、木下グループ
公式サイト

©2020 SUMMIT ENTERTAINMENT,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚 佐藤さんと佐藤さん【レビュー】

同じ佐藤という苗字のサチ(岸井ゆきの)とタモツ(宮沢氷魚)は、セリフにも出てくるように「結婚しても離婚しても佐藤」です…

映画『楓』福士蒼汰/福原遥 『楓』カバーアーティスト、十明による“楓”生歌唱付き&サプライズゲスト登壇!特別試写会 9組18名様プレゼント

映画『楓』カバーアーティスト、十明による“楓”生歌唱付き&サプライズゲスト登壇!特別試写会 9組18名様プレゼント

映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大 兄を持ち運べるサイズに【レビュー】

原作は、村井理子が書いたノンフィクションエッセイ「兄の終い」…

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『見はらし世代』井川遥 井川遥【ギャラリー/出演作一覧】

1976年6月29日生まれ。東京都出身。

映画『WEAPONS/ウェポンズ』 WEAPONS/ウェポンズ【レビュー】

ある町から突然17人の子どもが同時に行方不明になるところから始まる本作は、“IT/イット”“死霊館”シリーズなど、傑作ホラーを多数世に送り出してきた…

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智 ナイトフラワー【レビュー】

『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督が、“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は…

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン 『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『新解釈・幕末伝』山下美月 山下美月【ギャラリー/出演作一覧】

1999年7月26日生まれ。東京都出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚
  2. 映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大
  3. 映画『WEAPONS/ウェポンズ』
  4. 映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智
  5. 映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作

PRESENT

  1. 映画『楓』福士蒼汰/福原遥
  2. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
  3. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
PAGE TOP