REVIEW

エンパイア・オブ・ライト【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『エンパイア・オブ・ライト』オリヴィア・コールマン/マイケル・ウォード

辛い時、嬉しい時、ふと気づけばそばに映画がある。そんな体験をして、ずっと映画を愛している者にとって、めちゃくちゃ共感できる内容です。きっと皆さんも観終わった後に、言語化できない、何ともいえない感情が込み上げてくるはず。映画はどんな時も人にそっと寄り添ってくれる存在であることを再認識し、映画好きにとって、映画が好きで良かったと思わせてくれます。
立場や状況は違えど孤独や無力感と闘う者同士が、お互いが必要なタイミングで出会い、通じ合うこの物語には、苦しみや切なさが詰まっています。でも、人間の芯のところにある光を描き、心と心の触れあいによって再生していく姿が観る者に勇気と希望を与えてくれます。
オリヴィア・コールマンの名演にも圧倒され、やっぱりこのお方はスゴいなと感動します。もう、見どころは全部!“観る”にとどまらず、世界観に浸って感じて欲しい作品で、軽々しい言葉で言い換えるのももったいないので、これ以上は敢えて書きません(笑)。とにかく映画館にゴー!

デート向き映画判定
映画『エンパイア・オブ・ライト』マイケル・ウォード/コリン・ファース

前情報を入れずに観ていただきたいので、理由も敢えて書かないでおくとして、これは1人でじっくり観るほうが向いている作品だと思います。本作を観ながら、自分の心の中の旅を楽しんでもらえればと思います。ただし、1回目は1人で観て、この感覚が“通じる”なと思ったら、2回目はパートナーを誘って観ると心が一層近づきそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『エンパイア・オブ・ライト』マイケル・ウォード/トビー・ジョーンズ

大人向けの内容であり、さまざまな人生経験をしてから観るほうが一層心に染みる物語です。とはいえ、高校生や大学生くらいなら、スティーヴン(マイケル・ウォード)の目線でいろいろ感じるところがありそうです。タイミングは皆さん次第ですが、1度は観て欲しい作品です。

映画『エンパイア・オブ・ライト』オリヴィア・コールマン/マイケル・ウォード

『エンパイア・オブ・ライト』
2023年2月23日より全国公開
PG-12
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト

©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『サリー』エスター・リウ 『サリー』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『サリー』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン THE END(ジ・エンド)【レビュー】

REVIEWいつも通り観賞前にほぼ何も情報を入れず、登場人物はいつの時代にどこに住んでいる…

映画『シェルビー・オークス』 シェルビー・オークス【レビュー】

かつて繁栄しながらも今は廃墟と化しているシェルビー・オークスという町で…

映画『ナイトフラワー』渋谷龍太 渋谷龍太【ギャラリー/出演作一覧】

1987年5月27日生まれ。東京都出身。

映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド 悪魔祓い株式会社【レビュー】

本作は、『悪人伝』や“犯罪都市”シリーズ、ハリウッド映画『エターナルズ』などでお馴染みのマ・ドンソクが…

映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ 『ツーリストファミリー』特別試写会 10組20名様ご招待

映画『ツーリストファミリー』特別試写会 10組20名様ご招待

Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一 イクサガミ【レビュー】

今村翔吾著のベストセラー「イクサガミ」シリーズを原作とする本シリーズでは、岡田准一が主演、プロデューサー、アクションプランナー、藤井道人、山口健人、山本透が監督と脚本を担当…

映画『TOKYOタクシー』蒼井優 蒼井優【ギャラリー/出演作一覧】

1985年8月17日生まれ。福岡県出身。

映画『バーフバリ エピック4K』来日舞台挨拶イベント、プラバース、ショーブ・ヤーララガッダ(プロデューサー) プラバース、ショーブ・ヤーララガッダ来日!『バーフバリ エピック4K』には追加シーンも

2025年に劇場公開10周年を迎える大ヒット作『バーフバリ 伝説誕生』と『バーフバリ2 王の凱旋』を一つの作品として再編集し、壮大な物語を4K映像で体験できる『バーフバリ エピック4K』の日本公開を目前にして、バーフバリ役のプラバースと、プロデューサーのショーブ・ヤーララガッダが来日しました。

映画『楓』福士蒼汰/福原遥 楓【レビュー】

残酷過ぎて、切な過ぎて、優し過ぎて、どうしましょ(笑)。ネタバレを避けると、ほぼ何も書けませんが…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン
  2. 映画『シェルビー・オークス』
  3. 映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド
  4. Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一
  5. 映画『楓』福士蒼汰/福原遥

PRESENT

  1. 映画『サリー』エスター・リウ
  2. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
  3. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
PAGE TOP