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地獄に堕ちるわよ【レビュー】

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ドラマ『地獄に堕ちるわよ』戸田恵梨香

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本作は、実在した占い師、細木数子の半生を描いています。細木数子の他にも島倉千代子など実在の人物が登場するものの、1話の冒頭では「この物語は事実に基づいた虚構である」という一文が表示されています。

ドラマ『地獄に堕ちるわよ』戸田恵梨香

この前提は、魚澄美乃里(伊藤沙莉)という作家を登場させることでうまく構成されています。劇中では、細木数子を主人公にした小説を美乃里が書くために、数子自身が美乃里に身の上話を語っていきます。終盤では、別の人物の視点が入ってくる点にも工夫を感じます。

ドラマ『地獄に堕ちるわよ』戸田恵梨香/伊藤沙莉

ただ、まだ記憶に新しく、印象が強い人物でだっただけに、先入観なしに観られる人はどれくらいいるのかは気になります。そして、実際に観てみると、いち個人のセンセーショナルなストーリーというよりも、戦争の陰を強く感じます。

ドラマ『地獄に堕ちるわよ』戸田恵梨香/三浦透子

細木数子がテレビ番組で活躍していた頃の記憶がある方なら、5話あたりまでで語られる生い立ちを知ると、少し印象が変わるかもしれません。第二次世界大戦後の日本であまりにも壮絶な日々を送ってきた数子の生い立ちを思うと、同情せずにはいられない部分もあるからです。

ドラマ『地獄に堕ちるわよ』戸田恵梨香/生田斗真

数子が許されない所業を行ったとされるエピソードも複数出てきます。だから、共感はできないものの、家族思いである一面を思うと、違う時代に生まれていたらどんな人生を送っていたのかと想像せずにはいられません。

ドラマ『地獄に堕ちるわよ』戸田恵梨香

一方で、7話あたりからガラッと様相が変わります。そして、本作でいう「虚構」、細木数子の「虚構」とは何なのかを問うストーリーとなっています。絶大な影響力を持っていた占い師の裏の顔を暴露する辛辣さもありつつ、理解をしようとする姿勢もうかがえます。このドラマをどう受け止めるのか、両極の反応がありそうです。本作は感想を交換したくなるドラマです。

ドラマ『地獄に堕ちるわよ』戸田恵梨香

『地獄に堕ちるわよ』
2026年4月27日よりNetflixにて配信中
16+
公式サイト Netflixで観る

TEXT by Myson

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