REVIEW

イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社』ジョニー・ロイヤル

秘密結社として知られるイルミナティにはいろいろな噂があり、これまでさまざまな映画でも強烈なインパクトを残していて、謎のカルト集団というイメージを持っている人のほうが多いのではないでしょうか。本作では複数の研究者がイルミナティとフリーメイソンの関係、イルミナティの組織構造と歴史について語っており、多くの人が持つイルミナティのイメージを覆す内容となっています。本作を観ていると、イルミナティでは儀式がすごく重んじられ、メンバーが厳格に管理されていることがわかりますが、当時思想の違いがいかに人々の生活を左右していたかということ、宗教というものがすごくパワフルに機能していたことが伝わってきます。つまり、そんな儀式はばかばかしいと言い出したらそれで終わりなわけですが、ルールを忠実に守り、身を潜めて教えを広め、目指す社会の実現のために活動していたことを思うと、人が持つ信じる力の影響力の強さを実感します。
また、学問、哲学、思想、宗教は密接に絡んでいて、世界を作る上で大きな力を持つということが理解できます。そう考えると時代背景は異なるとしても、私達の時代も情報が蔓延しているという点で、知らず知らずのうちに何かの力に支配されているといえるかもしれません。イルミナティがどういう志で創られたのかというところから知ると、共感できるところもあり、本作で真相を知ってもなお、興味深い秘密結社だと感じます。

デート向き映画判定
映画『イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社』

映画の宣伝的にすごく怖さを煽っている感じなので(笑)、こういう話が好きな人は大いに興味を引かれると思いますが、一方で怖そうな映画だと敬遠する人もいるかもしれませんね。でも、内容的には当時のイルミナティの儀式のイメージを再現したシーンや、いろいろな研究者達が自分の知見を話すといった構成になっているので、怖い映画ではありません。ロマンチックなムードになる要素はありませんが、2人ともイルミナティに興味があれば、デートで観るのもアリではないでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社』

“秘密結社”という響きからして何だか興味が湧きますよね(笑)。キッズやティーンの皆さんがイルミナティやフリーメイソンをどこまで知ってるかに寄りますが、この2つの組織にまつわる都市伝説は多くあるので、それをいくつか調べた上で、それは本当なのかと疑いながら観るほうが興味が増すと思います。世界史に関わる部分もあるので、社会の勉強に興味を持つきっかけにもできそうです。

映画『イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社』

『イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社』
2021年2月5日より全国公開
TOCANA
公式サイト

© Praetorian Motion Pictures LLC. In association with Entertainment Inc.

TEXT by Myson

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚 映画に隠された恋愛哲学とヒント集80:おしどり夫婦こそ油断禁物!夫婦関係の壊れ方

どんなに仲が良く、相性の良さそうな2人でも、夫婦関係が壊れていく理由がわかる3作品を取り上げます。

映画『マルドロール/腐敗』アントニー・バジョン マルドロール/腐敗【レビュー】

国民を守るためにあるはずの組織が腐敗し機能不全となった様を描いた本作は、ベルギーで起き、1996年に発覚したマルク・デュトルー事件を基に…

映画『消滅世界』蒔田彩珠 消滅世界【レビュー】

ジェンダー、セックスのどちらにおいてもこれまでの常識を覆す価値観が浸透した世界を描いた本作は、村田沙耶香著の同名小説を原作として…

映画『ナイトフラワー』森田望智 森田望智【ギャラリー/出演作一覧】

1996年9月13日生まれ。神奈川県出身。

映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚 佐藤さんと佐藤さん【レビュー】

同じ佐藤という苗字のサチ(岸井ゆきの)とタモツ(宮沢氷魚)は、セリフにも出てくるように「結婚しても離婚しても佐藤」です…

映画『楓』福士蒼汰/福原遥 『楓』カバーアーティスト、十明による“楓”生歌唱付き&サプライズゲスト登壇!特別試写会 9組18名様プレゼント

映画『楓』カバーアーティスト、十明による“楓”生歌唱付き&サプライズゲスト登壇!特別試写会 9組18名様プレゼント

映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大 兄を持ち運べるサイズに【レビュー】

原作は、村井理子が書いたノンフィクションエッセイ「兄の終い」…

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『見はらし世代』井川遥 井川遥【ギャラリー/出演作一覧】

1976年6月29日生まれ。東京都出身。

映画『WEAPONS/ウェポンズ』 WEAPONS/ウェポンズ【レビュー】

ある町から突然17人の子どもが同時に行方不明になるところから始まる本作は、“IT/イット”“死霊館”シリーズなど、傑作ホラーを多数世に送り出してきた…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『マルドロール/腐敗』アントニー・バジョン
  2. 映画『消滅世界』蒔田彩珠
  3. 映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚
  4. 映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大
  5. 映画『WEAPONS/ウェポンズ』

PRESENT

  1. 映画『楓』福士蒼汰/福原遥
  2. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
  3. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
PAGE TOP