REVIEW

ONE PIECE【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
Netflixドラマ『ONE PIECE』イニャキ・ゴドイ

REVIEW:シーズン1

世界中で人気の日本発アニメーションが、ハリウッドで実写になったらどうなるのか、これは見逃さずにはいられません。私は原作漫画を読んだことも、アニメ版を観たこともないからこそ、実写化のタイミングで観てみようと思いました。ストーリーのおもしろさはこれまでの原作人気で証明されているので、おもしろくないわけがないとは期待していながら、やっぱりまんまとハマり、一気に観賞。原作の人気ぶりにも納得できます。

Netflixドラマ『ONE PIECE』イニャキ・ゴドイ/新田真剣佑/エミリー・ラッド/ジェイコブ・ロメロ・ギブソン/タズ・スカイラー

今シーズンでは、ルフィをはじめメインキャラクターの背景が順番に紹介されていき、まずキャラクターの魅力を感じます。一緒にいながらも各々の夢を尊重する姿勢が印象的。ひたすら夢を追いかけるというとてもシンプルで強いテーマがあると同時に、それを阻む要因や人物が丁寧にリアルに描かれている点も本作の吸引力となっています。

Netflixドラマ『ONE PIECE』新田真剣佑

そして、何といってもアクションの迫力がさすがハリウッド級。アニメの表現を実写化するには難しいと思われる部分も上手く表現しています。また、キャラクター達の戦いぶりにも個性が出ていて見応えがあります。日本から参加している新田真剣佑が、剣豪ロロノア・ゾロ役で高度なアクションを披露しているのも嬉しいですね。サンジ(タズ・スカイラー)やナミ(エミリー・ラッド)も凄腕なので、アクションシーンは特に観ていて爽快です。

Netflixドラマ『ONE PIECE』エミリー・ラッド

原作者の尾田栄一郎がエグゼクティブ・プロデューサーとして参加している点でもクオリティや原作の良さが保たれているのは大きいと感じます。原作をご存じの方は比較するのもおもしろそうですね。シーズン2の制作も決定し、続きがとても楽しみです。私のように漫画やアニメに今さら手を付けるには遅すぎると感じている方もぜひ実写からトライするのもアリではないでしょうか。

Netflixドラマ『ONE PIECE』イニャキ・ゴドイ/新田真剣佑/エミリー・ラッド/ジェイコブ・ロメロ・ギブソン/タズ・スカイラー/モーガン・デイヴィスほか

『ONE PIECE』(ワンピース)
2023年8月31日よりNetflixにて配信中
公式サイト

©尾田栄一郎/集英社

TEXT by Myson

上記の情報は2023年9月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智 ナイトフラワー【レビュー】

『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督が、“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は…

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン 『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『新解釈・幕末伝』山下美月 山下美月【ギャラリー/出演作一覧】

1999年7月26日生まれ。東京都出身。

映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作 もういちどみつめる【レビュー】

「18・19歳の厳罰化を目的とした、2022年の少年法改正に対して抱いた疑問から制作を始めました」(映画公式サイト、佐藤慶紀監督)とあるように…

映画『喝采』ジェシカ・ラング 『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ メイソン・テムズ【ギャラリー/出演作一覧】

2007年7月10日生まれ。アメリカ生まれ。

「Kodansha Studios 設立発表会見」野間省伸(株式会社講談社 代表取締役社長)、 クロエ・ジャオ(Kodansha Studios 最高クリエイティブ責任者)、 ニコラス・ゴンダ(Kodansha Studios COO) 映画業界に新風を吹かせられるか?2025新レーベル発足および官民の取組みまとめ

今回は近日発足された新レーベルと、官民の取組みについてまとめて紹介します。

映画『果てしなきスカーレット』 果てしなきスカーレット【レビュー】

細田守が原作、脚本、監督を担当した本作は、16世紀のデンマークの王女、スカーレットが主人公です。細田監督は…

映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ ブラックフォン2【レビュー】

2022年に作られたシリーズ1作目『ブラック・フォン』から4年後を描いた本作でも…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智
  2. 映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作
  3. 映画『果てしなきスカーレット』
  4. 映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ
  5. 映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉

PRESENT

  1. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  2. 映画『喝采』ジェシカ・ラング
  3. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
PAGE TOP