ディズニー・ロシアが製作というフレーズに惹かれて観てみました。本国ロシアでは大ヒットした作品です。主人公は、人気テレビ番組で魔術師として注目を集めるイワン。でも実は彼、魔術は使えません。彼は言葉を巧みに使ってインチキでお金を稼いでいます。そんなある日、彼はひょんなことから異世界に舞い込んでしまいます。孤児として生きてきた彼は、突然この異世界ベロゴリアで戦士だったイリアという人物の息子だと告げられ、あれよあれよとベロゴリアで起きている戦いに巻き込まれていきます。
ディズニーお得意のファンタジー・アドベンチャーということで、ロシア製といえどもディズニーらしさは健在。魔法使いのシーンやアクションもあり、王道のディズニー作品という感じです。スケールやアクションはちょっとこじんまりしている印象もありますが、イワンのキャラクターがベロゴリアで発揮される設定という意味ではピッタリなのだとも解釈できます。万国共通のギャグは予想以上に多く、おバカな展開に笑えるシーンも豊富です。キャラクターもそれぞれ灰汁が強くて魅力的。主人公の仲間になるヴァシリーサが誰かに似ているなと思ったら、クリスティーナ・リッチとデイジー・リドリーを足して割ったようで、とても可愛いです。
本作はテンポよく展開していくのでとても観やすいです。2章で構成になっていますが、1章の終わりでも大きな節目を迎えて区切りよく作られています。でも、最後の最後で「え!」となるので、第2章もきっと観たくなりますよ。
![デート向き映画判定](https://www.tst-movie.jp/wp-asset/wp-content/uploads/2019/03/bar_date.png)
![映画『ベロゴリア戦記 第1章:異世界の王国と魔法の剣』ヴィクトル・ホリニャック/ミラ・シヴァツカヤ/コンスタンチン・ラヴロネンコ/エレナ・ヤコブレワ](https://www.tst-movie.jp/wp-asset/wp-content/uploads/2021/11/202111belogoriesenki1-photo600.png)
気まずいシーンはなく、とても気楽に観られて、ちらっとロマンチックなシーンもあるので、デートで観るのにも良いでしょう。クスッと笑えるわかりやすいギャグも多く、和やかなムードで観られると思います。第2章もあるので、2回分合わせてデートの約束をできますね。
![キッズ&ティーン向き映画判定](https://www.tst-movie.jp/wp-asset/wp-content/uploads/2019/03/bar_kidsteen.png)
![映画『ベロゴリア戦記 第1章:異世界の王国と魔法の剣』](https://www.tst-movie.jp/wp-asset/wp-content/uploads/2021/11/202111belogoriesenki1-walkinghouse600.png)
歩いたり走ったりする家など人間以外のキャラクターもユニークで、キッズやティーンの皆さんが好きな世界観だと思います。ディズニー作品ということでも安心して観られますね。ロシア語になると独特な雰囲気にも見えるので、いつもと違ったディズニー作品としても楽しんでください。友達と観ても、家族と観ても良いでしょう。
![映画『ベロゴリア戦記 第1章:異世界の王国と魔法の剣』ヴィクトル・ホリニャック/ミラ・シヴァツカヤ/エカテリーナ・ヴィルコワ/コンスタンチン・ラヴロネンコ/エレナ・ヤコブレワ/セルゲイ・ブルノフ](https://www.tst-movie.jp/wp-asset/wp-content/uploads/2021/11/202111belogoriesenki1-poster400.png)
『ベロゴリア戦記 第1章:異世界の王国と魔法の剣』
2021年11月26日より全国公開
アルバトロス・フィルム
公式サイト
ⒸDisney 2017 ⒸYBW Group 2017
TEXT by Myson
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