REVIEW

フォールガイ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『フォールガイ』ライアン・ゴズリング

REVIEW

最高過ぎた!豪快で爽快!アクション映画のスタントマンが主人公とあって、アクションシーンはこれでもかといわんばかりにド派手で超高度なアクションが満載です。そして、主人公があまりに強くて動きが超人的に機敏な点は「スタントマンだからこんな動きもお手のもの」とリアルに思えて、設定の妙を感じます。そもそもデヴィッド・リーチ監督自身がスタントマンでもあるので、スタントマンの腕の見せどころとなるシーンを知り尽くしているだけに、見どころがてんこ盛りで、随所にこだわりを感じます。やっぱり本物のスタントマンが作っているので間違いないですね!

映画『フォールガイ』ライアン・ゴズリング/エミリー・ブラント

そして、コミカルなシーンも満載で、アクションシーンの緊張感の合間にクスクス笑えます。本作は、ラブストーリーがベースにあって、そのラブストーリーの部分でかなり笑わせてきます。この緩急の絶妙なバランスは、脚本の巧さによるのはもちろんのこと、ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントの演技力の賜物であるといえるでしょう。さらにアーロン・テイラー=ジョンソンもハマり役を演じています。アーロンとデヴィッド・リーチ監督は、『ブレット・トレイン』でも共に仕事をしていて、公式資料には今回もお互いに絶大な信頼を持って仕事をしたとあります。アーロンがどんな役柄を演じているのかはお楽しみに。さらにウィンストン・デュークが演じるダンは癒しと安心感をもたらす存在で、テリーサ・パーマー演じるキャラクターは刺激的で印象に残ります。他にもとある人気俳優の笑えるサプライズ登場もあるので乞うご期待!

映画『フォールガイ』ライアン・ゴズリング/テリーサ・パーマー

最後にサプライズのオチがある上にエンドロールでは、本作のメイキングとして、実際のスタントシーンが披露されるので最後の最後までお見逃しなく!

デート向き映画判定

映画『フォールガイ』ライアン・ゴズリング/エミリー・ブラント

迫力満点のアクションシーンだけでなく、コメディシーンも満載なので、初デートはもちろん、どんな方を誘っても楽しめるでしょう。また、ラブストーリーがベースでロマンチックでありつつ、相思相愛の2人の掛け合いが笑いを誘うので、気持ちも和むと思います。娯楽性抜群で気まずくなるシーンもなく、まさにデートムービーです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『フォールガイ』エミリー・ブラント

主人公がスタントマンとあって、超人的なアクションシーンがテンポ良くたくさん繰り広げられるので、最後まで飽きることなく観られるでしょう。大ピンチに陥った主人公がどう切り抜けるのか予想をしながら観るのも楽しいですよ。本作は映画制作において裏方で命を賭けて仕事をしているスタントマンにスポットライトを当てています。見えないところで才能を発揮してくれる方達の存在の大きさを知ると、皆さんの将来の仕事観にも何かしら良い刺激が得られるかもしれません。

映画『フォールガイ』ライアン・ゴズリング/エミリー・ブラント/アーロン・テイラー=ジョンソン/ウィンストン・デューク/ハンナ・ワディンガム/ステファニー・スー

『フォールガイ』
2024年8月16日より全国公開
東宝東和
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

©2024 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年8月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『金髪』白鳥玉季さんインタビュー 『金髪』白鳥玉季さんインタビュー

今回は『金髪』で生徒の板緑役を演じた白鳥玉季さんにインタビューさせていただきました。“金髪デモ”を起こすキーパーソンである板緑を演じた感想や、撮影裏でのエピソードを直撃しました。

映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉 TOKYOタクシー【レビュー】

クリスチャン・カリオン監督『パリタクシー』を原作とした本作は、東京にある柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設までの道のりを舞台に、山田洋次監督が映画化…

映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ 心理学から観る映画59:研究倫理に反する実験とその被害『エクスペリメント』『まったく同じ3人の他人』

『まったく同じ3人の他人』というドキュメンタリーを観ました。生き別れた三つ子が再会する感動のストーリーかと思いきや、驚愕の背景を知り、研究倫理について改めて考えさせられました。そこで今回は研究倫理をテーマとします。

映画『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』ヴァネッサ・パラディ ヴァネッサ・パラディ【ギャラリー/出演作一覧】

1972年12月22日生まれ。フランス出身。

映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮 ブルーボーイ事件【レビュー】

高度成長期にあった1965年の東京では、街の浄化のため、警察はセックスワーカー達を厳しく取り締まっていました。ただ、セックスワーカーの中には性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受けて女性的な体をした通称ブルーボーイが…

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人 君の顔では泣けない【レビュー】

高校1年生の夏、坂平陸(武市尚士)と水村まなみ(西川愛莉)はプールに一緒に落ちたことで体が入れ替わってしまいます。2人はすぐに元に戻ることができず15年を過ごし…

映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト スプリングスティーン 孤独のハイウェイ

物語の舞台は1982年。ブルース・スプリングスティーン(ジェレミー・アレン・ホワイト)は、名声を手に入れながらも、葛藤を抱えて…

映画『2つ目の窓』松田美由紀 松田美由紀【ギャラリー/出演作一覧】

1961年10月6日生まれ。東京都出身。

「第38回東京国際映画祭」クロージングセレモニー:受賞者 東京グランプリは『パレスチナ36』!第38回東京国際映画祭ハイライト

2025年10月27日(月)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開幕したアジア最大級の映画の祭典である第38回東京国際映画祭が、11月5日(水)に閉幕。今年も個性豊かな作品が多数出品され、さまざまなイベントが実施されました。以下に、第38回東京国際映画祭ハイライトをお届けします。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  2. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  3. 映画『おーい、応為』長澤まさみ

REVIEW

  1. 映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉
  2. 映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮
  3. 映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人
  4. 映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト
  5. 映画『平場の月』堺雅人/井川遥

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP