REVIEW

ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから

  • follow us in feedly
  • RSS
Netflix映画『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』リーア・ルイス

主人公のエリーはアメリカの田舎町に住む中国人で、母を早くに亡くし、父と2人で暮らしています。エリーは成績優秀で、影で学校の提出物の代筆業をやっていますが、友達はおらずいつも独りぼっち。そんな彼女に、アメフト部のポールが、アスターという人気女子へのラブレターの代筆を頼みます。そこからエリー、ポール、アスターの奇妙な関係が出来上がっていくのですが、ラブストーリーというよりは、友情の物語であり、将来や恋愛関係に悩む高校生の等身大の青春物語で、とても親近感が湧く物語になっています。1人を好み同級生との接触をなるべく避けているように見えるエリーが、天真爛漫なポールの優しさに触れて変化していくところや、学校では人気者のアスターが実は自分の本当の居場所をまだ見つけられていないところ、そして自分の目標にまっしぐらだったポールがエリーとの交流の中で人間の多様性に気付いていくところなど、誰もが何かしら共感できる要素があり、淡々と物語が進んでいきつつも見入ってしまうでしょう。さらに哲学的な言葉がいくつも語られていくので、テーマの深さも感じます。とても可愛らしい、ほっこりしたストーリーで、ウルッとしてしまうシーンもあり、観ると温かい気持ちになれますよ。

デート向き映画判定
Netflix映画『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』リーア・ルイス/ダニエル・ディーマー

世の中的なものさしで良いとされる相手を選んでしまっていながら、心の奥底で「この人で良いのか?」と薄々気付いている人は、何かしらの刺激を受ける可能性があるので、1人でじっくり観るほうが良いかも知れません。そんな心配がないカップルは、気楽に観てください。

キッズ&ティーン向き映画判定
Netflix映画『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』リーア・ルイス

友達の恋愛を手助けしているうちに、自分の中の複雑な気持ちに気付いてしまう…なんて展開は、学生にはよくあること。好きな人との関係も大事だけど、友達との関係も大事だから、どうしたら良いかわからなくなると思いますが、本当の友情が築けていたらきっと大丈夫ということを、本作は教えてくれます。そして、皆さんの世代独特の孤独感など、ドンピシャで共感できるストーリーとなっているので、ぜひ観てみてください。

Netflix映画『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』リーア・ルイス/ダニエル・ディーマー

『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』
2020年5月1日よりNetflixにて配信
公式サイト

TEXT by Myson

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『HELP/復讐島』レイチェル・マクアダムス HELP/復讐島【レビュー】

本作のストーリーと演出はぶっ飛んでいて…

Netflixドラマ『ザ・ポリティシャン シーズン1』ジェシカ・ラング ジェシカ・ラング【ギャラリー/出演作一覧】

1949年4月20日生まれ。アメリカ、ミネソタ州クロケット出身。

【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集! 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

2025年10月から始めた映画学ゼミは、皆様のおかげで第4回(全8コマ)を実施できました。本当にありがとうございます! 2026年に入り、プチリニューアルし、第5回を実施します。

映画『ランニング・マン』グレン・パウエル ランニング・マン【レビュー】

1982年、原作者のスティーヴン・キングはリチャード・バックマンというペンネームで、本作の原作小説「ランニング・マン」を出版し、1985年にキング本人の名前で…

映画『終点のあの子』當真あみ/中島セナ 終点のあの子【レビュー】

『伊藤くんA to E』『私にふさわしいホテル』『早乙女カナコの場合は』などの原作者としても知られる柚木麻子のデビュー作「終点のあの子」が映画化…

映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ローラ・カーマイケル ローラ・カーマイケル【ギャラリー/出演作一覧】

1986年7月16日生まれ。イギリス出身。

映画『MERCY/マーシー AI裁判』クリス・プラット/レベッカ・ファーガソン MERCY/マーシー AI裁判【レビュー】

人間 vs. AIという構図になっているかと思いきや…

映画『ヒグマ!!』鈴木福/円井わん ヒグマ!!【レビュー】

『先生を流産させる会』『ライチ☆光クラブ』『許された子どもたち』等を手がけた内藤瑛亮監督作ということで、社会問題を絡めた作品だろうと予想…

映画『エクストリーム・ジョブ』リュ・スンリョン/イ・ハニ/チン・ソンギュ/イ・ドンフィ/コンミョン(5urprise) エクストリーム・ジョブ【レビュー】

本作の主人公は麻薬班の刑事5人です。彼等の登場シーンからコミカルで、一瞬で…

映画『パンダプラン』ジャッキー・チェン/フーフー パンダプラン【レビュー】

スター並みに大人気の稀少なパンダが、何者かに狙われ、パンダの里親になったばかりのジャッキー・チェン本人がパンダを守る…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集! 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

2025年10月から始めた映画学ゼミは、皆様のおかげで第4回(全8コマ)を実施できました。本当にありがとうございます! 2026年に入り、プチリニューアルし、第5回を実施します。

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!
  2. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  3. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集

REVIEW

  1. 映画『HELP/復讐島』レイチェル・マクアダムス
  2. 映画『ランニング・マン』グレン・パウエル
  3. 映画『終点のあの子』當真あみ/中島セナ
  4. 映画『MERCY/マーシー AI裁判』クリス・プラット/レベッカ・ファーガソン
  5. 映画『ヒグマ!!』鈴木福/円井わん

PRESENT

  1. 映画『アウトローズ』ジェラルド・バトラー
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP