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his

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映画『his』宮沢氷魚 /藤原季節

主人公の2人は、始め同性愛者であることを偽って生きていましたが、徐々に本当の自分をさらけ出して生きる道を模索していきます。そのアプローチの仕方は2人とも違っていますが、単純に2人だけの問題ではないテーマを盛り込んでいる点で、誰にでも当てはまる内容になっています。いろいろな事情が絡んでくるなかで、主なポイントとなるのは子どもの存在。子どもを持ちたいという思いは当然のことで、生きる上でぶつかる問題が想像以上にあることも伝わってきます。本作では、ある親子が登場し、その母親である1人の女性キャラクターも物語の展開に大きな影響を与える人物として描かれています。仕事と子育てを両立する難しさと同時に自分のキャリアを伸ばしたいという部分をどう叶えるかといった悩みも出てきて、女性にとって身近な問題も取り上げられているので、共感する部分も多いです。メインのキャラクターが苦労するストーリーではありますが、全体的に温かさに包まれていて、悪人という悪人が出てこない点でとても救われます。LGBTQという括りを取っ払って観るのもアリだと思います。

デート向き映画判定
映画『his』宮沢氷魚

とてもムーディなシーンから始まり、ロマンチックな展開も多いので、デートの雰囲気にも合うと思います。いろいろな葛藤が描かれており、同性愛ゆえにという部分があるのはもちろん、どんなカップルにも通じるテーマもあり、鑑賞後に価値観を語るきっかけとして観るのも良いと思います。カップルとしてだけでなく、夫婦としても考えさせられる部分があるので、結婚を意識しているカップル、夫婦で一緒に観るのも良さそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『his』宮沢氷魚/藤原季節

キッズの皆さんの純粋な視点が、大人に大きな影響を与える場面が何度かあります。世の中的に少数派といわれる人達はまだまだ理解されていない状況があり、肩身の狭い思いをして生きていますが、周囲が理解することで、どんな人も生きやすい社会になると思います。大人は頭が堅くなっている人が多いですが、皆さんの世代は、将来に向けていろいろ変えていけるはずです。いろいろな価値観があっていいという視点を持つきっかけとして観てみてください。

映画『his』宮沢氷魚 /藤原季節/松本若菜/松本穂香

『his』
2020年1月24日より全国公開
ファントム・フィルム
公式サイト

TEXT by Myson

©2020映画「his」製作委員会

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