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ケナは韓国が嫌いで【レビュー】

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映画『ケナは韓国が嫌いで』コ・アソン

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自分の現状に違和感を持っていても、打破しようと行動を起こすのは簡単ではありません。でも、本作の主人公ケナ(コ・アソン)は韓国を飛び出します。本作の原作者は、『コメント部隊』と同じチャン・ガンミョン氏です。ガンミョン氏は、元新聞記者とのことで、社会情勢を題材とした作品を書いている点に納得です。

映画『ケナは韓国が嫌いで』コ・アソン

序盤ではケナの日常が描かれ、彼女が将来に抱く漠然とした不安がリアルです。生活できないほど貧しいわけではなくとも、切り詰めて生活しているケナの家庭の様子からは、日本社会にも近いものを感じます。だから、こうした不安を若者は日本にも少なくないのではないでしょうか。

映画『ケナは韓国が嫌いで』チュ・ジョンヒョク

一方で、女性の生き方として、型にはめられたような道を安易に選ばず、自立して生きることを選ぶケナに共感を覚えます。そして、海外経験を積んだ後のケナの変化にも希望が見えます。本作を観ると、一度外に出て、外から内側を見ることで、それまで気づかなかった良さに気づくという疑似体験ができます。そうした日々を経たケナの選択には清々しさを感じるでしょう。

映画『ケナは韓国が嫌いで』コ・アソン

タイトルだけ見るとネガティブに思える動機は、実際は行動的で前向きなものであることがわかります。現状維持はある意味楽だけれど、それが妥協の上に成り立っていて一生続くとなるとゾッとする。もし、ケナと同じようにどこかで感じている方は、自分の気持ちに正直に向き合うきっかけに観てください。

デート向き映画判定

映画『ケナは韓国が嫌いで』キム・ウギョム

カップルとしての分かれ道と捉えられる展開もあり、近い状況にあるカップルが観ると、かなりシリアスな空気が漂いそうです(苦笑)。将来について同じ方向を向いていないと感じていて、決めかねているなら、1人でじっくり観ると、自分の本音に気づけるかもしれません。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ケナは韓国が嫌いで』

皆さんにとっては、近い未来のお話に思えるでしょう。大学生なら既にケナとかなり近い感覚を持っている方もいそうです。社会人になるとしがらみが増えていき、思い切った行動をしづらくなります。今なら一時的に留学したり、選択肢は豊富です。本作を参考にして、自由にできる年齢のうちに、一度は海外に出てみるのも良いのではないでしょうか。

映画『ケナは韓国が嫌いで』コ・アソン

『ケナは韓国が嫌いで』
2025年3月7日より全国公開
アニモプロデュース
公式サイト

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TEXT by Myson

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1966年8月14日生まれ。アメリカ、オハイオ州クリーブランド生まれ。

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