REVIEW

女神降臨 Before 高校デビュー編【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』Kōki,/渡邊圭祐/綱啓永

REVIEW

本作は、縦スクロール形式のデジタルコミック“webtoon”で人気を博したyaongyi(ヤオンイ)作の同名コミックを原作としています。映画公式サイトによると、原作者のヤオンイは1991年4月24日生まれで韓国在住、「韓国では”美しすぎるマンガ家”として話題となり、インフルエンサーとしても活躍。マンガ家としてデビューする前には、フィッティングモデルとして活動をしていた経歴があり、その経験が本作を作る大きな助けとなり連載に結びつけることができたと語っている」そうです。また同作は2020年に韓国でドラマ化されヒットを飛ばし、この度、日本ではKōkiが主演で映画化されました。

映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』Kōki,

主人公の谷川麗奈(Kōki)は、おとなしい性格と地味な容姿でいじめに遭い、不登校になります。そんななか、メイクをするとなりたい自分になれると信じて大変身を遂げ、転校先で華やかな高校デビューを果たします。麗奈はそうして誰もが振り向くほどの美しさで女神と呼ばれるようになったものの、“氷の王子”と呼ばれる学年一の秀才、神田俊(渡邊圭祐)に思わぬ場所で遭遇し弱味を握られます。ただ、共通の趣味を持つことを知った2人は徐々に距離を詰めていきます。でも、それをよく思わぬ者達によって、麗奈はピンチに陥ります。

映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』Kōki,/渡邊圭祐

メイクにファッションと、キラキラ女子感たっぷりな楽しさもありながら、B級ホラー好きというキャラ設定もあり、どこかしら共感しやすい面があるストーリーとなっています。また、対極する魅力を持つ神田俊と、五十嵐悠(綱啓永)の2人から思いを寄せられる主人公の物語ということで、当然ながら「自分ならどっちにするか」という妄想で盛り上がれます(笑)。

映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』Kōki,

麗奈の性格がピュアな点で、観ていて応援したくなるのも本作の良いところです。後編の展開を観ずには終われないラストになっているので、続編も楽しみにしてください。

デート向き映画判定

映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』Kōki,/渡邊圭祐/綱啓永

ロマンチックな展開は多いものの、主人公を巡る三角関係が描かれている点で、カップルで観るよりも友達と観るほうが、鑑賞後にキャッキャ言いながら盛り上がれそうです。でも、自分達の関係を白黒はっきりさせたい、友達以上恋人未満の2人は、本作を一緒に観ると何らかの刺激を受けられるでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』Kōki,/渡邊圭祐

学校での友達関係や恋愛、進学や就職を見据えた進路について描かれているので、ティーンの皆さんは特に等身大で観られそうです。麗奈が辛い目に遭うシーンは観ていて心苦しいものの、真っ直ぐで前向きな性格の麗奈が、自分なりの方法で問題に向き合う姿には勇気をもらえると思います。基本的にはラブコメで明るいテンションなので、気分転換したい時、元気が欲しい時に特にオススメです。

映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』Kōki,/渡邊圭祐/綱啓永

『女神降臨 Before 高校デビュー編』
2025年3月20日より全国公開
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

©映画「女神降臨」製作委員会

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2025年3月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ モンテ・クリスト伯【レビュー】

アレクサンドル・デュマ・ペールの傑作小説「巌窟王」を映画化した本作は…

映画『秒速5センチメートル』松村北斗 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年10月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年10月】のアクセスランキングを発表!

映画『旅と日々』シム · ウンギョン/堤真一 旅と日々【レビュー】

つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を原作に、『ケイコ 目を澄ませて』『夜明けのすべて』などを手がけた三宅唱監督が映画化…

映画『風のマジム』肥後克広 肥後克広【ギャラリー/出演作一覧】

1963年3月15日生まれ。沖縄県出身。

【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】羽佐間道夫、山寺宏一ほか 人気声優達が真剣勝負!会場が終始笑いに包まれた【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】本番リポート

発起人である羽佐間道夫のもと、山寺宏一、林原めぐみほか錚々たる人気声優達がズラリと顔を揃えたライブは今年で20周年を迎えました…

映画『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』ホン・サビン/シン・ジュヒョブ あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。【レビュー】

物語の始まりは、1995年の韓国、テグ。学校でいじめられていたドンジュン…

映画『8番出口』河内大和 河内大和【ギャラリー/出演作一覧】

1978年12月3日生まれ。山口県出身。

映画『キル・ビル Vol.2』ユマ・サーマン 俳優ファミリー特集Vol.2

親子、兄弟姉妹、親戚揃って活躍する俳優達をご紹介するシリーズ第2弾をお届けします。

映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ 『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ 3名様プレゼント

映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ 3名様プレゼント

映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』吉永小百合 てっぺんの向こうにあなたがいる【レビュー】

女性初、エベレスト登頂に成功した、登山家の田部井淳子氏による著書「人生、山あり“時々”谷あり」を原案として映画化された本作は、実話を基にしたフィクション…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年11月募集用 AI時代における人間らしさの探求【映画学ゼミ第2回】参加者募集!

ネット化が進み、AIが普及しつつある現代社会で、人間らしさを実感できる映画鑑賞と人間にまつわる神秘を一緒に探求しませんか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

AXA生命保険お金のセミナー20251106ver3 11月6日開催:トーキョー女子映画部マイソンと学ぶ【明るい未来のための将来設計とお金の基本講座】(スイーツとお飲み物付)女性限定ご招待!

本セミナーでは、「NISA・iDeCoなどの資産形成」「子どもの教育資金」「将来受け取る年金」「住宅購入・住宅ローン」「保険」など、将来に役立つお金の知識や情報、仕組みやルールについて、ファイナンシャルプランナーの先生が初めての方でもわかりやすく優しく教えてくれます。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  2. 映画『おーい、応為』長澤まさみ
  3. AXA生命保険お金のセミナー20251106ver3

REVIEW

  1. 映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ
  2. 映画『秒速5センチメートル』松村北斗
  3. 映画『旅と日々』シム · ウンギョン/堤真一
  4. 映画『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』ホン・サビン/シン・ジュヒョブ
  5. 映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』吉永小百合

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP