REVIEW
Netflixオリジナルシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』(以下、『忍びの家』)で、主演、プロデューサーを務めた賀来賢人と、ショーランナー、脚本と監督を務めたデイヴ・ボイルは、映像製作会社“SIGNAL181”を共同で立ち上げました。『忍びの家』は、「Netflix週間グローバルトップ10(非英語シリーズ部門)第1位、世界92カ国でトップ10入りを果たすなど」の世界的大ヒットを飛ばしました(映画公式資料)。こうした大きな功績を残した2人が、自ら立ち上げた会社で制作する作品としてどんなジャンルを選ぶのか、気になっていた方も少なくないでしょう。“SIGNAL181”の第1弾作品となる本作は、ホラー映画です。本作制作に至る経緯について、賀来は、以下のように述べています。

2人で「本当に自分たちが作りたいものを誰にも邪魔されずに作るラボのような場所が欲しい」と話し合い、会社を設立して一発目の作品は劇場映画にしよう、と定めました。(中略)いきなりハイバジェット(高予算)で勝負するのはなかなか難しく、ローバジェット(低予算)の枠組みでどこまでクリエイティブ面を遊べるかと考えたときに、やっぱりホラーなんじゃないかとジャンル決めを行いました。(映画公式資料)

そして、ちょうどボイル監督が「ずっと温めていたゴーストストーリーのアイデア」があり、賀来は監督のアイデアを尊重しながら自分のアイデアも付け足していったそうです。こうした経緯で生まれた本作は、ハリウッドと日本のテイストが絶妙に融合した世界観を醸し出しています。

物語の舞台は人里離れた洋館で、登場人物はわずかです。主人公の設定すら知らずに観るほうが存分に楽しめるので、これ以上は書かずにおきます。前半を観ている間は、オーソドックスなストーリーと思われるかもしれません。でも、それで終わるはずはなく、後半になると本作のユニークなおもしろさが際立ってきます。

最初から「おや?」と思える伏線が張られていて、適度に先が読めるような描写をしている点が見事です。予想が次々と当たるので、観ていて心地が良いです。それなりに激しい描写もあるので、ホラー映画としての見応えもあります。賀来賢人とデイヴ・ボイルのさらなる飛躍を予感させる作品となっていて、国内外からどんな反応が出るのかも楽しみです。
デート向き映画判定

デートで観て気まずい展開はないものの、ホラー映画なので得手不得手はありそうです。一方、お互いにホラー映画に興味があれば、一緒に驚いたり、怖がったりして盛り上がれるでしょう。謎解きの要素もあるので、観終わった後の会話も弾みそうです。
キッズ&ティーン向き映画判定

PG-12ということで、大人が一緒なら小学生でも観られるものの、そこそこ過激な描写もあるので、ホラー映画に耐性がついていないと相当怖いと感じるのではないでしょうか。せめて中学生くらいになって、ホラー映画に耐性がついてきてから観るほうが、伏線などにも意識を向ける余裕が持てるでしょう。ティーンの皆さんは、友達と観るとお化け屋敷に入った感覚で楽しめそうです。

『Never After Dark/ネバーアフターダーク』
2026年6月5日より全国公開
PG-12
TOHO NEXT
公式サイト
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TEXT by Myson
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情報は2026年5月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

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