REVIEW

ローズメイカー 奇跡のバラ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』カトリーヌ・フロ/マリー・プショー

主人公のエヴ(カトリーヌ・フロ)は、新種のバラを開発し、数々の賞に輝いたローズメイカー。でも、この物語は順風満帆なバラ開発の過程を描いたものではない点でユニークです。エヴは父が遺したバラ農園を経営していますが、数年前から巨大企業に顧客を奪われ、倒産寸前の窮地に立たされています。一方、助手のヴェラもこの危機を何とか乗り切ろうと、格安で雇えるワケありの3人を雇います。最初エヴはど素人の3人を相手にしようとしませんが、やがてある閃きを得て、彼等をある作戦に駆り出します。ここからは本編をご覧頂くとして、本作がおもしろいのは、まずエヴが本当に必死なところ。「それ、やっちゃっていいの!」ということをやろうとしますが、そこに意外性もありつつ、人間必死になると何でもやっちゃうというところでコミカルに描かれています。そして、細かいところに伏線があり、それがワケありの3人とエヴの再生に繋がっているところにも共感できます。家族って何だろうと考えさせられる展開もあり、ちょっと切ないシーンもありつつ、最後はホロッとさせられる作品です。バラの奥深さも知ることができるので、お花好きの方にもオススメですよ。

デート向き映画判定
映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』カトリーヌ・フロ

ラブストーリーの要素はありませんが、誰にでも観やすい作品なので、初デートで観ても大丈夫です。バラにはさまざまな種類があって、香りもそれぞれ特徴があり、「そんな香りの構成なの!」と驚くほどです。本作を観ると、バラに興味が湧く方もいると思うので、次のデートで植物園に行く約束をしても良さそうですね。もしくは、本作を観た後のデートでパートナーにバラをサプライズでプレゼントすると喜ばれるのではないでしょうか。その場合は花言葉も調べて花を選ぶと良いですよ。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』カトリーヌ・フロ/メラン・オメルタ/ファツァー・ブヤメッド/マリー・プショー

主人公はエヴですが、バラ農園に新しく雇われる青年フレッド(メラン・オメルタ)も物語の中心人物なので、キッズやティーンの皆さんは彼の目線で観られると思います。ネタバレになるので詳細は伏せますが、フレッドは不遇な環境で育った青年ですが、エヴのバラ農園で働くことになり、徐々に道が拓かれていきます。フレッドのストーリーもとても爽快で、人との出会いがいかに大切かを本作を観て知っていただけると思います。

映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』カトリーヌ・フロ/メラン・オメルタ/ファツァー・ブヤメッド/マリー・プショー

『ローズメイカー 奇跡のバラ』
2021年5月28日より全国公開
松竹
公式サイト

THE ROSE MAKER © 2020 ESTRELLA PRODUCTIONS – FRANCE 3 CINÉMA – AUVERGNE-RHÔNE-ALPES CINÉMA

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『鬼胎(クィテ) 黒い修道女』ソン・ヘギョ 悪魔退治のノウハウ—韓国映画にみる悪魔祓い

今回は韓国映画の悪魔祓いにスポットを当ててご紹介します。

映画『HELP/復讐島』レイチェル・マクアダムス HELP/復讐島【レビュー】

本作のストーリーと演出はぶっ飛んでいて…

Netflixドラマ『ザ・ポリティシャン シーズン1』ジェシカ・ラング ジェシカ・ラング【ギャラリー/出演作一覧】

1949年4月20日生まれ。アメリカ、ミネソタ州クロケット出身。

【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集! 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

2025年10月から始めた映画学ゼミは、皆様のおかげで第4回(全8コマ)を実施できました。本当にありがとうございます! 2026年に入り、プチリニューアルし、第5回を実施します。

映画『ランニング・マン』グレン・パウエル ランニング・マン【レビュー】

1982年、原作者のスティーヴン・キングはリチャード・バックマンというペンネームで、本作の原作小説「ランニング・マン」を出版し、1985年にキング本人の名前で…

映画『終点のあの子』當真あみ/中島セナ 終点のあの子【レビュー】

『伊藤くんA to E』『私にふさわしいホテル』『早乙女カナコの場合は』などの原作者としても知られる柚木麻子のデビュー作「終点のあの子」が映画化…

映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ローラ・カーマイケル ローラ・カーマイケル【ギャラリー/出演作一覧】

1986年7月16日生まれ。イギリス出身。

映画『MERCY/マーシー AI裁判』クリス・プラット/レベッカ・ファーガソン MERCY/マーシー AI裁判【レビュー】

人間 vs. AIという構図になっているかと思いきや…

映画『ヒグマ!!』鈴木福/円井わん ヒグマ!!【レビュー】

『先生を流産させる会』『ライチ☆光クラブ』『許された子どもたち』等を手がけた内藤瑛亮監督作ということで、社会問題を絡めた作品だろうと予想…

映画『エクストリーム・ジョブ』リュ・スンリョン/イ・ハニ/チン・ソンギュ/イ・ドンフィ/コンミョン(5urprise) エクストリーム・ジョブ【レビュー】

本作の主人公は麻薬班の刑事5人です。彼等の登場シーンからコミカルで、一瞬で…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集! 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

2025年10月から始めた映画学ゼミは、皆様のおかげで第4回(全8コマ)を実施できました。本当にありがとうございます! 2026年に入り、プチリニューアルし、第5回を実施します。

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!
  2. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  3. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集

REVIEW

  1. 映画『鬼胎(クィテ) 黒い修道女』ソン・ヘギョ
  2. 映画『HELP/復讐島』レイチェル・マクアダムス
  3. 映画『ランニング・マン』グレン・パウエル
  4. 映画『終点のあの子』當真あみ/中島セナ
  5. 映画『MERCY/マーシー AI裁判』クリス・プラット/レベッカ・ファーガソン

PRESENT

  1. 映画『アウトローズ』ジェラルド・バトラー
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP