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スーパーマン【レビュー】

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映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット

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ジェームズ・ガン監督らしい表現によって、全く新しい“スーパーマン”が観られます。冒頭の演出からして個性的で一気に惹きつけられます。また、冒頭から存在感を発揮しているのが、スーパードッグのクリプトです。クリプトは犬らしさ全開で制御が効かないところがなんともキュート!クリプトはドラマチックな展開を呼ぶ大きな役目も果たしていて、もしかしたら本作で1番美味しいキャラクターなのではと思います。

映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット

スーパーマンはもちろん、脇を固めるキャラクターも魅力的です。まず、デイビッド・コレンスウェット(デヴィッド・コレンスウェット)はスーパーマン役にピッタリです。海外ドラマ『ザ・ポリティシャン』や『ハリウッド』から注目してきた者としては彼が大役を得て嬉しい限りです。そして、レイチェル・ブロズナハンが演じるロイス・レインは知性とお転婆な要素のバランスが絶妙です。クラーク・ケント(スーパーマン)やロイスが働くデイリープラネットの同僚ジミー・オルセン(スカイラー・ギソンド)も良い味を出しています。あと忘れてはいけない、レックス・ルーサーをニコラス・ホルトが見事に演じています。他にもDCコミックスのスーパーヒーローが複数登場するのでお楽しみに。

映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット/ニコラス・ホルト

本作のスーパーマンは、とても人間臭くて、完璧ではないところが魅力です。強さよりも弱さが浮き彫りにされるからこそ、本当の強さの源とは何かを示すストーリーとなっています。同時に、レックス・ルーサーが悪用する革新的な技術が圧倒的な強さを持っているからこそ、人間の強みを問うているように映ります。あと、レックス・ルーサーが率いるチームが遠隔でオペレーションをしている様子がユニークで、生身の人間同士で対峙しない現代を象徴しているようにも思えて印象的です。

映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット

ド迫力のアクションと壮大なスケールのSF、クスクス笑えるコメディ、爽やかでロマンチックなラブストーリーと、一粒で何度も楽しめる本作はぜひ一度は大きなスクリーンでご覧ください。

デート向き映画判定

映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット/レイチェル・ブロズナハン

これぞハリウッド超大作という要素が満載で、広い層が楽しめるのでデートにもピッタリです。緊張と緩和が絶妙なバランスで、ハラハラドキドキするシーンでは吊り橋効果があり、笑えるシーンではデートのムードが和むでしょう。クラーク・ケントとロイス・レインの恋模様もちょうど良い描写で気まずくなることもなく、ロマンチックなムードに浸れます。初デートでも安心して観られますよ。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット

とても親近感が湧くスーパーマンだし、彼の相棒のスーパードッグのクリプトにもメロメロになると思います。さまざまな個性的なキャラクターが登場するし、展開も早いので、2時間を超える上映時間もあっという間です。これぞ映画館で観るべき作品なので、映画館で映画を観る醍醐味を味わってください。

映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット

『スーパーマン』
2025年7月11日より日米同時公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

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© & TM DC © 2025 WBEI
IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation.

TEXT by Myson

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