REVIEW

ザ・ウォッチャーズ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ザ・ウォッチャーズ』ダコタ・ファニング/ジョージナ・キャンベル

REVIEW

M・ナイト・シャマランの娘、イシャナ・ナイト・シャマランが長編監督デビューを果たした本作は、一度入ったら出られない森を舞台に物語が展開します。映画公式資料によると、本作はアイルランドの作家A・M・シャインの小説を原作としており、物語の世界観を最大限に活かすため、撮影はアイルランドで行われたそうです。また、イシャナはスリラー、ホラーが最も好きなジャンルと述べていると同時に、ラース・フォン・トリアー監督の『アンチクライスト』の「あの魔女のようで、ダークで、質感を感じられるような色合いやフィーリングにも刺激を受けた。しかも、深く自然とつながって描かれている。その感覚が本作への最良のアプローチだと思ったわ」と語っています。父M・ナイト・シャマランのスリラーのセンスを受け継ぎながら、イシャナ独自の世界観がどう映像化されているのか期待してください。

映画『ザ・ウォッチャーズ』ダコタ・ファニング

そして、主人公のミナを演じるのは、ダコタ・ファニング。ペットショップで働くミナは、ある日、贈り物の鳥を届けるように頼まれて遠出します。その道中で予期せず森に迷い込んでしまいます。その森でミナは不可解な出来事に遭遇します。ストーリー展開としては、大きな山場と思える出来事があった後にこそ、本当の山場が待ち受けていて、クライマックスで一気に真相が明かされます。最後まで気を抜かずにご覧ください。

デート向き映画判定

映画『ザ・ウォッチャーズ』ダコタ・ファニング/ジョージナ・キャンベル

露骨な描写よりもチラ見せでスリルを煽るタイプの映画なので、比較的観やすいと思います。2人とも興味があれば一緒に観るのも良いでしょう。鑑賞後は、結末をどこまで予測できたかなど会話のネタも見つかりそうです。映画公式資料によると、本作はアイルランドの言い伝えに基づくストーリーなので、文化的な視点で映画を観るのが好きな相手とも楽しめそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ザ・ウォッチャーズ』ダコタ・ファニング/ジョージナ・キャンベル

怖いストーリーがすごく苦手なキッズには不向きですが、好奇心のあるキッズにはちょうど良い描写なので、本作でスリラー鑑賞デビューするのも良さそうです。もし、自分がこの森に閉じ込められたら、どんな対策を取るかシミュレーションしながら、サバイバルを楽しんでください。

映画『ザ・ウォッチャーズ』ダコタ・ファニング/ジョージナ・キャンベル

『ザ・ウォッチャーズ』
2024年6月21日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

©2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年6月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮 ブルーボーイ事件【レビュー】

高度成長期にあった1965年の東京では、街の浄化のため、警察はセックスワーカー達を厳しく取り締まっていました。ただ、セックスワーカーの中には性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受けて女性的な体をした通称ブルーボーイが…

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人 君の顔では泣けない【レビュー】

高校1年生の夏、坂平陸(武市尚士)と水村まなみ(西川愛莉)はプールに一緒に落ちたことで体が入れ替わってしまいます。2人はすぐに元に戻ることができず15年を過ごし…

映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト スプリングスティーン 孤独のハイウェイ

物語の舞台は1982年。ブルース・スプリングスティーン(ジェレミー・アレン・ホワイト)は、名声を手に入れながらも、葛藤を抱えて…

映画『2つ目の窓』松田美由紀 松田美由紀【ギャラリー/出演作一覧】

1961年10月6日生まれ。東京都出身。

「第38回東京国際映画祭」クロージングセレモニー:受賞者 東京グランプリは『パレスチナ36』!第38回東京国際映画祭ハイライト

2025年10月27日(月)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開幕したアジア最大級の映画の祭典である第38回東京国際映画祭が、11月5日(水)に閉幕。今年も個性豊かな作品が多数出品され、さまざまなイベントが実施されました。以下に、第38回東京国際映画祭ハイライトをお届けします。

映画『平場の月』堺雅人/井川遥 平場の月【レビュー】

朝倉かすみ著の同名小説を実写化した本作は、『ハナミズキ』『花束みたいな恋をした』(2021年)などを手がけた土井裕泰が監督を務めて…

映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル ぼくらの居場所【レビュー】

カナダのトロント東部に位置するスカボローを舞台に、さまざまな背景を抱えた3組の親子の姿を…

映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』ヨナス・ダスラー ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師【レビュー】

第二次世界大戦下のドイツに実在した牧師、ディートリヒ・ボンヘッファーは、ナチスに支配された教会やユダヤ人達を救おうと奮闘…

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』SUMIRE 佐藤菫【ギャラリー/出演作一覧】

1995年7月4日生まれ。東京都出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画学ゼミ2025年11月募集用 AI時代における人間らしさの探求【映画学ゼミ第2回】参加者募集!

ネット化が進み、AIが普及しつつある現代社会で、人間らしさを実感できる映画鑑賞と人間にまつわる神秘を一緒に探求しませんか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  2. 映画『おーい、応為』長澤まさみ
  3. AXA生命保険お金のセミナー20251106ver3

REVIEW

  1. 映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮
  2. 映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人
  3. 映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト
  4. 映画『平場の月』堺雅人/井川遥
  5. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP