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全知的な読者の視点から【レビュー】

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映画『全知的な読者の視点から』イ・ミンホ/アン・ヒョソプ/チェ・スビン/シン・スンホ/ナナ/ジス/クォン・ウンソン

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原作を知らず、タイトルのみ見ると、現実世界の日常を描いた作品だと思う方もいるでしょう。でも、本作はファンタジー・アクション映画で、良い意味で意外性を楽しめます。本作のストーリーは、タイトル通りの設定になっていて、まさにストーリーをすべて知っている読者の視点で展開されます。主人公の名前はキム・ドクシャで、日本語の「読者」と同じ読みとなっている点で親近感が増します。ちなみに韓国語で「読者」は「トクチャ」というそうですよ。

映画『全知的な読者の視点から』アン・ヒョソプ/チェ・スビン/シン・スンホ/ナナ/ジス/クォン・ウンソン

映画公式資料によると、原作は韓国のweb小説サイト“Mupia(ムンピア)”の連載で人気を得て、“NAVER WEBTOON”にて漫画化され全世界へと広がり、全世界累計25億回以上も読まれています。web小説は2020年2月に完結しており、web漫画版は現在も連載中で、英語、日本語、フランス語を含む10言語で世界中に配信されているとのことです。日本ではTVアニメ化も発表されています。

映画『全知的な読者の視点から』アン・ヒョソプ

キム・ドクシャ(アン・ヒョソプ)は10年間、あるweb小説を読んでいました。結末まで読み終えたヒョソブは、結末に対する苦言を投稿。すると、作者と思われるアカウントからあるメッセージが届き、ドクシャの周囲で突如異変が起こります。
ドクシャは、小説の結末だけではなく、何が起こるのかという過程も熟知しています。ドクシャ自身が小説の世界に取り込まれた時、彼の読者としての知識はどこまで役に立つのかが、1つの見どころです。そして、“全知的な読者”であるドクシャは、唯一の読者である点もミソとなっています。彼だけが知る小説の世界の知識を武器に、結末を変えられるのか、最後までスリリングな展開が続きます。

映画『全知的な読者の視点から』イ・ミンホ

ユニークなキャラクターはドクシャだけではありません。まず、もともと小説の世界のヒーローであるユ・ジョンヒョク(イ・ミンホ)は、重要な鍵を握っている一方で、一筋縄ではいかない相手としてドクシャを翻弄します。そして、ドクシャと同じく現実世界から小説の世界に取り込まれたキャラクター達も戦闘力を上げていきます。中でも注目して欲しいのは、昆虫が大好きな少年イ・ギリョン(クォン・ウンソン)です。彼は子どもらしい可愛さと憎らしさがあり、ユーモアと癒やしをもたらしてくれるだけではなく、後半で大活躍します。
本作は、人気の絶えない頭脳戦を伴うサバイバルものなので、“カイジ”“イカゲーム”“今際の国のアリス”などが好きな方に特にオススメです。

デート向き映画判定

映画『全知的な読者の視点から』イ・ミンホ/アン・ヒョソプ

ファンタジー・アクション大作で、エンタテインメント性もたっぷりなので、どんな関係のカップルでも観やすいでしょう。『全知的な読者の視点から』というタイトルを見て、少し堅いイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、心配無用です。気楽にふらっと映画を観たい気分になったら観るという流れにも合う作品です。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『全知的な読者の視点から』クォン・ウンソン

見た目はRPGのような世界観で描かれていて、ストーリーもわかりやすいです。ただし、クリーチャーが登場するので、その点だけで大丈夫なら、キッズから大人まで幅広い層で楽しめるでしょう。それぞれに強みを持った個性的なキャラクターが複数登場します。キッズの皆さんは特に、クォン・ウンソンが演じる少年イ・ギリョンの活躍を観て、等身大で本作の世界を疑似体験できるでしょう。友達と観ても親子で観ても楽しめますよ。

映画『全知的な読者の視点から』イ・ミンホ/アン・ヒョソプ/チェ・スビン/シン・スンホ/ナナ/ジス/クォン・ウンソン

『全知的な読者の視点から』
2026年3月20日より全国公開
ツイン
公式サイト

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TEXT by Myson

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