REVIEW

ダンサー そして私たちは踊った

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ダンサー そして私たちは踊った』レヴァン・ゲルバヒアニ

国立舞踏団で活動するダンサーのメラブが、ある青年との出会いにより変化していく物語。国立舞踏団といっても、そこで生活が賄えるわけではなく、貧しい生活を送り、限られた選択肢の中から選んだ人生を送っている様子が印象的で、背景となっている社外情勢、文化にも興味が湧きます。そんなメラブの前に、優れたダンサーが現れ、彼はメラブのライバル心を燃やすだけでなく、いろんな面を引き出します。メラブの世界は一気に広がっていきますが、今までのようにはもう過ごせなくなってしまいます。メラブの変化は、大きな成長を表していて、怖い部分はあっても新しい世界に踏み込む勇気を与えてくれます。現実を受け入れることが大きな試練となりますが、そのことで自分が何者かを知り、彼は大きな一歩を踏み出します。綺麗事だけでなく、彼の葛藤、周囲の葛藤を描いている点で、いろいろな視点で鑑賞できます。メラブを演じるのは、実際にコンテンポラリーダンサーとして活躍し、本作が映画初出演となるレヴァン・ゲルバヒアニ。彼の美しい肢体、エネルギッシュなダンス、瑞々しい演技にもご注目ください。

デート向き映画判定
映画『ダンサー そして私たちは踊った』レヴァン・ゲルバヒアニ

カップルとしての葛藤も描かれていて、感情移入できる点があると同時に、悩ましい部分も描かれているので、デートのムードが盛り上がりそうなところと、現実に引き戻されるところと、カップルの状況により感想が変わってきそうです。2人の関係のほかに、それぞれの夢や将来の方向性についても考えさせられる内容が含まれているので、話し合うきっかけにするのはアリでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ダンサー そして私たちは踊った』レヴァン・ゲルバヒアニ

好きなことをやっているはずなのに、イマイチ身が入らないという時期もありますよね。そういう時は、何か刺激が必要なのかも知れません。新しい出会いが良い刺激になったり、活動の範囲や場所を変えてみたり、本作で何かヒントが見つかると良いですね。

映画『ダンサー そして私たちは踊った』レヴァン・ゲルバヒアニ

『ダンサー そして私たちは踊った』
2020年2月21日より全国公開
PG-12
ファインフィルムズ
公式サイト

© French Quarter Film / Takes Film / Ama Productions / RMV Film / Inland Film 2019 all rights reserved.

TEXT by Myson

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『次元を超える』窪塚洋介/松田龍平 次元を超える【レビュー】

キービジュアルとタイトル、「人はどこから来て、どこへ行くのか」という意味深なキャッチコピーだけで観たくなったのは…

映画『見はらし世代』黒崎煌代 黒崎煌代【ギャラリー/出演作一覧】

2002年4月19日生まれ。兵庫県出身。

映画『ヒポクラテスの盲点』 ヒポクラテスの盲点【レビュー】

新型コロナウイルスワクチンの被害が起こっている現実に着目した、中立した立場の取材に基づくドキュメンタリー…

映画『ファンファーレ!ふたつの音』ピエール・ロタン ピエール・ロタン【ギャラリー/出演作一覧】

1989年6月20日生まれ。フランス出身。

映画『トロン:アレス』ジャレッド・レト トロン:アレス【レビュー】

本シリーズ1作目『トロン』(=『トロン:オリジナル』)は1982年、『トロン:レガシー』は2010年に作られ、本作はシリーズ3作目となります…

映画『層間騒音』イ・ソンビン 層間騒音【レビュー】

冒頭から不可解な現象が映し出され、観る側はゾワゾワさせられながら騒音の原因を想像することになるわけですが…

映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』ミア・スレアプレトン ミア・スレアプレトン【ギャラリー/出演作一覧】

2000年10月12日生まれ。イギリス出身。

韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』マ・ドンソク/パク・ヒョンシク/ソ・イングク/ソン・ドンイル/イ・ジュビン/コ・ギュピル TWELVE トゥエルブ【レビュー】

マ・ドンソク、パク・ヒョンシク、ソ・イングクなど人気俳優が出演する本作は、十二支をモチーフにした守護神達…

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

映画『秒速5センチメートル』松村北斗/高畑充希 秒速5センチメートル【レビュー】

本作は、新海誠監督が33歳の時に作った同名アニメーション作品を、33歳(撮影当時)の奥山由之監督が実写化…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

AXA生命保険お金のセミナー20251106スイーツ画像あり スイーツを食べながらゆったり学ぶ【明るい未来のための将来設計とお金の基本講座】女性限定ご招待!

生きていく上でお金との関わりは不可欠です。困ってから慌てるのではなく、先に知っておくと気持ちが楽!だから、私達と一緒にファイナンシャルプランナーさんのお話を聞いてみませんか? 本イベントでは、商品の販売や勧誘はありません。スイーツを食べてホッコリしながら、お話を聞いて、明るい未来を思い描く機会にしましょう!

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

学び・メンタルヘルス

  1. AXA生命保険お金のセミナー20251106スイーツ画像あり
  2. 映画学ゼミ:アイキャッチ1/本の上の犬と少女
  3. 映画『ふつうの子ども』嶋田鉄太/瑠璃

REVIEW

  1. 映画『次元を超える』窪塚洋介/松田龍平
  2. 映画『ヒポクラテスの盲点』
  3. 映画『トロン:アレス』ジャレッド・レト
  4. 映画『層間騒音』イ・ソンビン
  5. 韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』マ・ドンソク/パク・ヒョンシク/ソ・イングク/ソン・ドンイル/イ・ジュビン/コ・ギュピル

PRESENT

  1. 映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ
  2. AXA生命保険お金のセミナー20251106スイーツ画像あり
  3. 映画『愚か者の身分』北村匠海/林裕太
PAGE TOP