REVIEW

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』ベネディクト・カンバーバッチ

本作はいろいろ共有したくなる話題が豊富で観ながら興奮してしまう内容ですが、ネタバレを避けるためにここに書くのは我慢します(笑)。マルチバースを舞台にしたストーリーなので壮大な世界観になっていることは皆さん想像されていると思いますが、戦闘シーンも迫力満点です。本作で繰り広げられるさまざまなキャラクターの戦いぶりには、地球、いや宇宙全体で誰が1番最強なのか考えながら観るおもしろさがあります。そして、クライマックスでマルチバースならではの夢の対決が実現しますが、お互いの戦い方がとてもユニークで何だかオシャレです。どんな戦い方なのかはぜひ本編でご覧ください。
そして、本作は本シリーズの前作以外にも他のマーベル作品との繋がりが複数あります。少しでも関連するものをあげるとすごく多くなってしまいますが、その中でも事前に観ておいたほうが良い主な作品は、『ワンダヴィジョン』『ホワット・イフ…?』です。まず、本作には、アベンジャーズのメンバーの1人ワンダがメインキャラクターとして登場します。本作でドクター・ストレンジがワンダに再会するまでにワンダがどんな日々を送ってきたのかを『ワンダヴィジョン』で観ておくと、ワンダの心情をよく理解した上で本作を観られます。次に『ホワット・イフ…?』はまさにマルチバースについて描いたストーリーなので、繋がりが多く含まれています。MCUを楽しむためには全話観ておくのが良いですが、とりあえず『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を観る迄に時間がなければ、『ホワット・イフ…?』4話目のドクター・ストレンジにまつわるストーリーだけでも観ておくか、あとちょっと時間があるなら1話目も観ておくと良いでしょう。あとは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の終わりで本作への橋渡しがあったので、気になる方は観ておくと良いと思います。
他にもこれまで交わりがあまり見られなかったマーベル作品との繋がりもあり、そのシリーズを象徴するキャラクターが登場するところでかなりテンションが上がるはずですが、それは本編を観てのお楽しみに。あと、本作はサム・ライミが監督を務めており、「このシーン、サム・ライミは特に楽しんで作ったんだろうな」と思える部分もありますよ。テンポも良く、約2時間があっという間の充実した内容となっています。このスケールはぜひ大きなスクリーンで味わってください。

デート向き映画判定
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』エリザベス・オルセン

本作は、切ないけれどロマンチックなストーリーが含まれるので、デートで観るとお互いの存在が愛おしく思えて、気持ちが盛り上がりそうです。他に繋がりのある作品も観たくなる仕掛けがあるので、次のデートで一緒に観る約束もしやすいでしょう。2人ともマーベル作品が好きなら同じテンションで盛り上がれますが、一方は詳しく、もう一方はビギナーという場合は、熱量のギャップで一方だけ冷めないようにだけ気をつけましょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』ベネディクト・カンバーバッチ/ベネディクト・ウォン/ソーチー・ゴメス

ドクター・ストレンジがいろいろな魔術を使って戦うシーンはとても優雅でカッコいいので、観る方の年齢を問わず見入ってしまうと思います。映像の迫力も大きいので、最後まで飽きずに観られるでしよう。ちょっと不気味なシーンも出てくるので、小学生低学年以下のキッズの皆さんは怖いと思うかもしれませんが、見方によっては笑える部分でもあり、小学生中学年以上なら興味がある方には楽しめるはずです。

映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』ベネディクト・カンバーバッチ

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
2022年5月4日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト

©Marvel Studios 2022

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』アルテュス/アルノー・トゥパンス/ルドヴィク・ブール サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行【レビュー】

パラリンピックやハンディキャップ・インターナショナルのアンバサダーを務めるアルテュスが…

映画『消滅世界』蒔田彩珠/眞島秀和 眞島秀和【ギャラリー/出演作一覧】

1976年11月13日生まれ、山形県出身。

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン Fox Hunt フォックス・ハント【レビュー】

“狐狩り隊(=フォックス・ハント)”と呼ばれる経済犯罪捜査のエリートチームが、国を跨いだ巨額の金融詐欺事件の真犯人を追い詰めるスリリングな攻防戦が描かれた本作は…

Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック フランケンシュタイン【レビュー】

メアリー・シェリー著「フランケンシュタイン」はこれまで何度も映像化されてきました。そして、遂にギレルモ・デル・トロ監督が映画化したということで…

映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』リュ・スンリョン/チン・ソンギュ/イゴール・ペドロゾ/ルアン・ブルム/JB・オリベイラ 大命中!MEは何しにアマゾンへ?【レビュー】

『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』という邦題がいい感じで「どういうこと?」と好奇心をそそります(笑)…

映画『君の顔では泣けない』芳根京子 芳根京子【ギャラリー/出演作一覧】

1997年2月28日生まれ。

映画『白の花実』美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんインタビュー 『白の花実』美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんインタビュー

今回は『白の花実』に出演する美絽さん、池端杏慈さん、蒼戸虹子さんにお話を伺いました。撮影前に準備されたことや、本編を観た感想を直撃!

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』オリジナルグッズ<チャージングパッド&チャージケーブルセット> 3名様プレゼント

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』オリジナルグッズ<チャージングパッド&チャージケーブルセット> 3名様プレゼント

映画『AFRAID アフレイド』ジョン・チョウ AFRAID アフレイド【レビュー】

『M3GAN/ミーガン』を手掛けたブラムハウスのチームが本作でも進化し過ぎたAIの脅威を描いています…

映画『楓』北島岬 北島岬【ギャラリー/出演作一覧】

2007年8月6日生まれ。千葉県出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  2. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  3. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ

REVIEW

  1. 映画『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』アルテュス/アルノー・トゥパンス/ルドヴィク・ブール
  2. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  3. Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック
  4. 映画『大命中!MEは何しにアマゾンへ?』リュ・スンリョン/チン・ソンギュ/イゴール・ペドロゾ/ルアン・ブルム/JB・オリベイラ
  5. 映画『AFRAID アフレイド』ジョン・チョウ

PRESENT

  1. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  2. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
PAGE TOP