REVIEW

天才ヴァイオリニストと消えた旋律【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』ルーク・ドイル/ミシャ・ハンドリー

9歳で出会い、共に育ったマーティンとドヴィドル。やがて将来有望なヴァイオリニストとして成長したドヴィドルは、デビューコンサートの日に突然姿を消してしまいます。本作ではそんなドヴィドルの失踪の秘密や、過去のマーティンとドヴィドルの関係性、彼らを取り囲む人間関係などが明かされていきます。ヴァイオリンの演奏シーンが随所で登場しますが、がっつり音楽映画というよりは人間ドラマが中心なので、どんな人でも親しみやすい作品だと思います。
キャストは、大人になったマーティンとドヴィドルをティム・ロスとクライヴ・オーウェンが演じる他、少年期をルーク・ドイルとミシャ・ハンドリー、青年期をジョナ・ハウアー=キング、ジェラン・ハウエルが演じ、それぞれ印象に残る演技を披露しています。第二次世界大戦下という時代性も深く関係している物語で、時には繊細で緊張感あふれるシーンもあるのですが、ベテラン俳優勢に負けないくらい若手キャスト陣も見事に演じきっているのでぜひご注目ください。
ドヴィドルが失踪した理由は何なのかが少しずつ明かされていく展開はとても引き込まれますし、最後まで飽きることなく観られます。ぜひマーティンとドヴィドルに感情移入しながらご覧ください。

デート向き映画判定
映画『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』ティム・ロス

恋愛要素はほぼありませんが、気まずくなるシーンなどもなく、人間ドラマとして楽しめるのでデートで観るのもアリです。また、マーティンとドヴィドルの兄弟のような友情関係も映し出されているので、鑑賞後はお互いの友人について話したり、これを機に紹介するのも良いと思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』ルーク・ドイル/ミシャ・ハンドリー

少年期と青年期のマーティンとドヴィドルの友情関係に皆さんも共感しながら観られると思います。特に少年期の彼らの出会いや、秘密基地のような場所でのやり取りはとても親近感を感じるのではないでしょうか。ティーンの場合は、時代背景や2人を取り囲む人間関係にも注目しながら観ると、より登場人物の心情を理解することができ、自分の人間関係を振り返るきっかけにもなりそうです。

映画『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』ミシャ・ハンドリー

『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』
2021年12月3日より全国公開
キノフィルムズ
公式サイト

© 2019 SPF (Songs) Productions Inc., LF (Songs) Productions Inc., and Proton Cinema Kft

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『YADANG/ヤダン』カン・ハヌル YADANG/ヤダン【レビュー】

タイトルについている“ヤダン”とは、「麻薬犯罪者から情報を引き出し、検察や警察に提供して報酬を得る司法取引のブローカー」…

映画『スワイプ:マッチングの法則』リリー・ジェームズ リリー・ジェームズ【ギャラリー/出演作一覧】

1989年4月5日生まれ。イギリス出身。

映画『架空の犬と嘘をつく猫』高杉真宙/伊藤万理華/安藤裕子/向里祐香/安田顕 架空の犬と嘘をつく猫【レビュー】

家族の絆というより、家族の呪縛を描いているようでいて…

映画『おくびょう鳥が歌うほうへ』シアーシャ・ローナン おくびょう鳥が歌うほうへ【レビュー】

世界各国で翻訳され、ベストセラーとなったエイミー・リプトロットの回想録「THE OUTRUN」を原作とした本作は、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『システム・クラッシャー』のノラ・フィングシャイトが監督を務め、若くして数々の名作に出演してきた実力派シアーシャ・ローナンが主演を務めています…

ABEMAオリジナル連続ドラマ『スキャンダルイブ』柴咲コウ/川口春奈 スキャンダルイブ【レビュー】

昨今、問題が複数取り沙汰されている、芸能界の性加害をテーマにしたドラマということもあり、再現ドラマにすら感じる生々しさがあります…

Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年12月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年12月】のアクセスランキングを発表!

映画『コート・スティーリング』オースティン・バトラー コート・スティーリング【レビュー】

ダーレン・アロノフスキー監督とオースティン・バトラーがタッグを組んだ本作は…

Netflix映画『10DANCE』竹内涼真/町田啓太 10DANCE【レビュー】

井上佐藤による漫画「10DANCE」を原作とする本作は、鈴木信也(竹内涼真)と杉木信也(町田啓太)という1文字違いの名を持つ正反対の2人の天才ダンサーが主人公…

Netflix映画『ジェイ・ケリー』ジョージ・クルーニー/アダム・サンドラー ジェイ・ケリー【レビュー】

ジョージ・クルーニー、アダム・サンドラー、ローラ・ダーン、ビリー・クラダップ、ライリー・キーオ、ジム・ブロードベント、パトリック・ウィルソン、グレタ・ガーウィグ、エミリー・モーティマー、アルバ・ロルバケル、アイラ・フィッシャーなど、これでもかといわんばかりの豪華キャストが…

映画『ロストランズ 闇を狩る者』ミラ・ジョヴォヴィッチ ロストランズ 闇を狩る者【レビュー】

“バイオハザード”シリーズでお馴染みの2人、ミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソン夫妻が再びタッグを組み、“ゲーム・オブ・スローンズ”の原作者、ジョージ・R・R・マーティンの短編小説を7年の歳月をかけて映画化…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集!

ネットの普及によりオンラインで大抵のことができ、AIが人間の代役を担う社会になったからこそ、逆に人間らしさ、人間として生きる醍醐味とは何かを映画学の観点から一緒に探ってみませんか?

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集
  2. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  3. 映画学ゼミ2025年12月募集用

REVIEW

  1. 映画『YADANG/ヤダン』カン・ハヌル
  2. 映画『架空の犬と嘘をつく猫』高杉真宙/伊藤万理華/安藤裕子/向里祐香/安田顕
  3. 映画『おくびょう鳥が歌うほうへ』シアーシャ・ローナン
  4. ABEMAオリジナル連続ドラマ『スキャンダルイブ』柴咲コウ/川口春奈
  5. Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一

PRESENT

  1. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  2. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  3. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
PAGE TOP