REVIEW

ターミネーター:ニュー・フェイト

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』アーノルド・シュワルツェネッガー/リンダ・ハミルトン/マッケンジー・デイヴィス/ナタリア・レイエス

“ターミネーター”シリーズの中でも人気の高い『ターミネーター2』に登場したターミネーターは本当に手強かったですが、同作の正統な続編と言われる本作には、もっとすごい新型ターミネーターが登場します。それは REV-9(レヴ・ナイン)といわれるタイプで、どうやって倒したら良いのかわからない強敵です。でもそれに立ち向かう側も最強。まず何と言っても今作の目玉は、60代になってもなお締まったボディでマッチョなリンダ・ハミルトンが演じるサラ・コナーです。今作で登場するサラは、ターミネーター・ハンターとしての戦略にも長けていて、新たな危機を救うべく登場します。そして何より、アーノルド・シュワルツェネッガーが再びターミネーターとして登場し、サラとT-800が揃うことに感動を覚えます。また、今作で人類の運命を握る人物を護衛する新キャラクターも魅力的。マッケンジー・デイヴィスが演じるグレースの生い立ちや彼女の正体についても、設定がユニークです。マッケンジー・デイヴィスも身体をしっかり鍛えているのがわかり、美しい筋肉についつい目がいってしまうはずです。ストーリーはオーソドックスな部分もありつつ、映画制作の技術が進歩している分スケールアップしていて、あらゆる設定が現代に合わせられています。今作でも、もしかしたらこんな未来がくるかも知れないという想像を掻き立ててくれる意味で、改めて本シリーズって影響力のある作品だなと思います。

デート向き映画判定
映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』アーノルド・シュワルツェネッガー/ガブリエル・ルナ

王道のハリウッド超大作で、アクションのスケール、革新的なSF描写は誰が観ても楽しめるものになっています。銃を撃ちまくり、肉弾戦もかなり激しいですが、戦っているのはターミネーターなので、痛々しさに目をつむるような抵抗感はなく観られます。『ターミネーター2』の正統な続編と言われているので、せめて『ターミネーター2』だけでも一緒に復習しておくとなお楽しめますが、今作からいきなり観てもついていけるので、今作を観てから気になったら前作を観るというのでもオーケーです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』マッケンジー・デイヴィス/ナタリア・レイエス

子どもの頃に本シリーズの1作目や2作目を観ていた世代が興奮するポイントとは違うかも知れませんが、逆に今の子ども達やティーンの皆さんは、今の大人が子どもの頃に本シリーズを観た時の興奮を今作で味わえるのではないでしょうか。強すぎるターミネーターも観ていておもしろいし、それに対抗するメンバーのカッコ良さにも憧れるはず。親子で観ても盛り上がりそうだし、友達と観るのも良いですよね。

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』アーノルド・シュワルツェネッガー/リンダ・ハミルトン/マッケンジー・デイヴィス/ナタリア・レイエス/ガブリエル・ルナ/ディエゴ・ボネータ

『ターミネーター:ニュー・フェイト』
2019年11月8日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト

© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『新解釈・幕末伝』ムロツヨシ/佐藤二朗 新解釈・幕末伝【レビュー】

幕末を描いた本作は、“新解釈”とタイトルにあるように、ユニークな解釈で描かれて…

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』来日ジャパンプレミア、ジェームズ・キャメロン監督、山崎貴監督、宮世琉弥 お互いの才能を讃え合うジェームズ・キャメロン監督と山崎貴監督、若者代表、宮世琉弥も感動『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』来日ジャパンプレミア

最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』のワールドツアーの一環として、ジェームズ・キャメロン監督が3年ぶりに来日。山崎貴監督と宮世琉弥も会場に駆けつけました。

映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』八木莉可子 八木莉可子【ギャラリー/出演作一覧】

2001年7月7日生まれ。滋賀県出身。

映画『グッドワン』リリー・コリアス 『グッドワン』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『グッドワン』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』コリン・ファレル/マーゴット・ロビー ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行【レビュー】

「人生をやり直せるドア」が登場する点と、コリン・ファレルとマーゴット・ロビーが向かい合うキービジュアルから、恋愛をやり直すストーリーかと思いきや…

映画『サリー』エスター・リウ 『サリー』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『サリー』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン THE END(ジ・エンド)【レビュー】

REVIEWいつも通り観賞前にほぼ何も情報を入れず、登場人物はいつの時代にどこに住んでいる…

映画『シェルビー・オークス』 シェルビー・オークス【レビュー】

かつて繁栄しながらも今は廃墟と化しているシェルビー・オークスという町で…

映画『ナイトフラワー』渋谷龍太 渋谷龍太【ギャラリー/出演作一覧】

1987年5月27日生まれ。東京都出身。

映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド 悪魔祓い株式会社【レビュー】

本作は、『悪人伝』や“犯罪都市”シリーズ、ハリウッド映画『エターナルズ』などでお馴染みのマ・ドンソクが…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『新解釈・幕末伝』ムロツヨシ/佐藤二朗
  2. 映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』コリン・ファレル/マーゴット・ロビー
  3. 映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン
  4. 映画『シェルビー・オークス』
  5. 映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド

PRESENT

  1. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  2. 映画『サリー』エスター・リウ
  3. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
PAGE TOP