REVIEW

わたしの叔父さん

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『わたしの叔父さん』イェデ・スナゴー

のどかで美しいデンマークの農場が舞台の本作。主人公は、27歳の女性クリスで、彼女は足の不自由な叔父さんと共に農場の世話をしながら暮らしています。朝起きて、叔父さんの着替えを手伝い、朝食を食べて、牛の世話をし…と、最初は2人のルーティン化した静かな生活が映し出されていますが、だんだんとクリス自身に転機が訪れ、物語が展開していきます。クリスは、叔父さん思いで、農場の世話も完璧にこなす良い子ですが、まだまだ若い彼女を周囲が放っておくわけがありません。農場での仕事ぶりを見て獣医から助手としてスカウトされたり、ある場所で素敵な男性と出会って食事に誘われるなど、彼女の前に新たな道が切り拓かれていきます。そうした変化により、今の叔父さんとの生活や将来に悩む彼女の姿に共感できる部分がありますし、叔父さんがクリスに特別助言するわけでもなく、静かに見守る様子から叔父と姪の深い絆も感じられます。ちなみに本作で姪と叔父を演じたイェデ・スナゴーとペーダ・ハンセン・テューセンは、実の姪と叔父だそうです。クリスがどんな選択をするのか、そして、姪と叔父の自然なやり取りにも注目して観てみてください。

デート向き映画判定
映画『わたしの叔父さん』イェデ・スナゴー/ペーダ・ハンセン・テューセン

恋愛要素が少しあるものの、メインは主人公の人生の岐路についての物語となっているので、付き合いの長いカップルや映画好きのカップル向けの作品です。クリスが恋愛に踏み出そうか悩む様子に共感できる人も多いと思いますし、これを機にお互いの家族について話してみるのも良いと思います。また、クリスと同じように何か問題があって恋愛になかなか踏み出せない方の場合は、素直に相手に伝えてみるか、周囲に一度相談するのもアリかもしれません。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『わたしの叔父さん』イェデ・スナゴー/ペーダ・ハンセン・テューセン

大人の女性が年老いた叔父さんの介助をしながら生活していて、自分のキャリアや恋愛に悩む様子が描かれた作品なので、キッズの場合は中学生以上になってから観たほうがより理解できそうです。ティーンの皆さんは、自分の家族や将来を想像しながら観てください。クリスのように家族の心配をしながら、自分の将来を考えることはとても大変なことですが、彼女の決断も参考にしつつ、ご自身の考えと照らし合わせてみてください。

映画『わたしの叔父さん』イェデ・スナゴー

『わたしの叔父さん』
2021年1月29日より全国順次公開
マジックアワー
公式サイト

© 2019 88miles

TEXT by Shamy

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

Netflix映画『10DANCE』竹内涼真/町田啓太 10DANCE【レビュー】

井上佐藤による漫画「10DANCE」を原作とする本作は、鈴木信也(竹内涼真)と杉木信也(町田啓太)という1文字違いの名を持つ正反対の2人の天才ダンサーが主人公…

Netflix映画『ジェイ・ケリー』ジョージ・クルーニー/アダム・サンドラー ジェイ・ケリー【レビュー】

ジョージ・クルーニー、アダム・サンドラー、ローラ・ダーン、ビリー・クラダップ、ライリー・キーオ、ジム・ブロードベント、パトリック・ウィルソン、グレタ・ガーウィグ、エミリー・モーティマー、アルバ・ロルバケル、アイラ・フィッシャーなど、これでもかといわんばかりの豪華キャストが…

映画『ロストランズ 闇を狩る者』ミラ・ジョヴォヴィッチ ロストランズ 闇を狩る者【レビュー】

“バイオハザード”シリーズでお馴染みの2人、ミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソン夫妻が再びタッグを組み、“ゲーム・オブ・スローンズ”の原作者、ジョージ・R・R・マーティンの短編小説を7年の歳月をかけて映画化…

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集!

ネットの普及によりオンラインで大抵のことができ、AIが人間の代役を担う社会になったからこそ、逆に人間らしさ、人間として生きる醍醐味とは何かを映画学の観点から一緒に探ってみませんか?

映画『スワイプ:マッチングの法則』リリー・ジェームズ スワイプ:マッチングの法則【レビュー】

リリー・ジェームズが主演とプロデューサーを兼任する本作は…

映画『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』アルテュス/アルノー・トゥパンス/ルドヴィク・ブール サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行【レビュー】

パラリンピックやハンディキャップ・インターナショナルのアンバサダーを務めるアルテュスが…

映画『消滅世界』蒔田彩珠/眞島秀和 眞島秀和【ギャラリー/出演作一覧】

1976年11月13日生まれ、山形県出身。

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン Fox Hunt フォックス・ハント【レビュー】

“狐狩り隊(=フォックス・ハント)”と呼ばれる経済犯罪捜査のエリートチームが、国を跨いだ巨額の金融詐欺事件の真犯人を追い詰めるスリリングな攻防戦が描かれた本作は…

Netflix映画『フランケンシュタイン』オスカー・アイザック フランケンシュタイン【レビュー】

メアリー・シェリー著「フランケンシュタイン」はこれまで何度も映像化されてきました。そして、遂にギレルモ・デル・トロ監督が映画化したということで…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集!

ネットの普及によりオンラインで大抵のことができ、AIが人間の代役を担う社会になったからこそ、逆に人間らしさ、人間として生きる醍醐味とは何かを映画学の観点から一緒に探ってみませんか?

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集
  2. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  3. 映画学ゼミ2025年12月募集用

REVIEW

  1. Netflix映画『10DANCE』竹内涼真/町田啓太
  2. Netflix映画『ジェイ・ケリー』ジョージ・クルーニー/アダム・サンドラー
  3. 映画『ロストランズ 闇を狩る者』ミラ・ジョヴォヴィッチ
  4. 映画『スワイプ:マッチングの法則』リリー・ジェームズ
  5. 映画『サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行』アルテュス/アルノー・トゥパンス/ルドヴィク・ブール

PRESENT

  1. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  2. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
PAGE TOP