REVIEW

赤羽骨子のボディガード【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『赤羽骨子のボディガード』ラウール

REVIEW

週刊少年マガジンに連載されている丹月正光の「赤羽骨子のボディガード」(講談社)を原作とする本作は、100億円の懸賞金をかけられた1人の女子高生、赤羽骨子(出口夏希)をクラスメイト全員で守るというユニークなストーリーです。原作を読んだことがなく、前情報を入れずに観ると、ラウールが演じる威吹荒邦(いぶきあらくに)がいかにすごいボディガードなのかを描いたストーリーかと想像してしまうものの、良い意味で予想を裏切る展開が繰り広げられます。

映画『赤羽骨子のボディガード』ラウール

皆高校生で、主人公だけではなくクラスメイト全員が活躍するチームプレイが描かれている点で、青春真っ盛りの爽やかさがあります。そこに土屋太鳳が演じる尽宮正親(じんぐうまさちか)が良いスパイスとなっている点も見ものです。この尽宮正親は凄腕の殺し屋で、いでたちや立ち回りがすごくカッコ良いのに、心はピュアで不器用なところがとても愛らしく、そのギャップが笑えます。それも、一段と美しく貫禄が増した土屋太鳳の魅力が存分に注がれているからでしょう。

映画『赤羽骨子のボディガード』ラウール/土屋太鳳

本作は、高校生のほのぼのとしたノリが魅力であると同時に、小、中、大と段階を経て描かれる意外な展開も魅力です。皆さんも最後にあっと驚かされることでしょう。映画公式サイトの相関図やプロフィールは事前に観ないほうが驚きを楽しめる部分もあるので、まだあまり情報を入れていない方はそのまま予習せずに観ることをオススメします。

デート向き映画判定

映画『赤羽骨子のボディガード』ラウール/出口夏希

ティーンの清々しいラブストーリーも描かれているので、中高生カップルの映画デートには特にオススメです。相手に好意が伝わるような態度や言葉を時に挟みつつ、グイグイいき過ぎない距離の詰め方はお手本になる部分もありそうです。友達以上恋人未満の2人は、良い意味で背中を押される感覚も味わえるのではないでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『赤羽骨子のボディガード』奥平大兼

クラス皆が各々に得意なことを活かしてチームで闘う姿を観ると、ワクワクすると思います。動揺するような場面が何度も出てきますが、最後は爽快です。仲間の存在の大きさに気付けるストーリーなので、仲の良いクラスメイトがいるなら皆で一緒に観ると、良い思い出になりそうです。

映画『赤羽骨子のボディガード』ラウール

『赤羽骨子のボディガード』
2024年8月2日より全国公開
松竹
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

©丹月正光/講談社 ©2024「赤羽骨子のボディガード」製作委員会

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年7月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『怪物』黒川想矢 黒川想矢【ギャラリー/出演作一覧】

2009年12月5日生まれ。埼玉県生まれ。

映画『スタントマン 武替道』トン・ワイ/テレンス・ラウ/フィリップ・ン スタントマン 武替道【レビュー】

香港映画に対する誇りと、香港映画や映画作りに関わる人達を守りたい気持ちが交錯する…

映画『スーパーマン』オリジナルトートバッグ 『スーパーマン』オリジナルトートバッグ 2名様プレゼント

映画『スーパーマン』オリジナルトートバッグ 2名様プレゼント

映画『We Live in Time この時を生きて』フローレンス・ピュー/アンドリュー・ガーフィールド 大切な人ができれば、譲れないことも変わる!?『We Live in Time この時を生きて』【映画でSEL(社会性と情動の学習)】

今回は運命的な出会いを果たし、ぶつかり合いながらもお互いに正直に生きるカップルの物語『We Live in Time この時を生きて』を取り上げます。

映画『雪風 YUKIKAZE』竹野内豊 『雪風 YUKIKAZE』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『雪風 YUKIKAZE』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『IMMACULATE 聖なる胎動』シドニー・スウィーニー IMMACULATE 聖なる胎動【レビュー】

敬虔な修道女のセシリア(シドニー・スウィーニー)は、イタリアの美しい田園都市にある修道院にやってきます…

映画『ストレンジ・ダーリン』ウィラ・フィッツジェラルド ストレンジ・ダーリン【レビュー】

6章からなる本作は、ユニークな構成となっています…

映画『DROP/ドロップ』メーガン・フェイヒー/ブランドン・スクレナー ブランドン・スクレナー【ギャラリー/出演作一覧】

1990年6月26日生まれ。アメリカ出身。

映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット スーパーマン【レビュー】

ジェームズ・ガン監督らしい表現によって、全く新しい“スーパーマン”が観られます。冒頭の演出からして…

映画『親友かよ』アンソニー・ブイサレート アンソニー・ブイサレート【ギャラリー/出演作一覧】

2004年9月27日生まれ。タイ、バンコク出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット 映画好きが選んだDCコミックス映画ランキング

今回は正式部員の皆さんに好きなDCコミックス映画について投票していただきました。“スーパーマン”や“バットマン”など人気シリーズが多くあるなか、上位にはどんな作品がランクインしたのでしょう?

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ 映画好きが選んだトム・クルーズ人気作品ランキング

毎度さまざまな挑戦を続け、人気を博すハリウッドの大スター、トム・クルーズ。今回は、トム・クルーズ出演作品(日本劇場未公開作品を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『シークレット・アイズ』キウェテル・イジョフォー/ジュリア・ロバーツ /ニコール・キッドマン 映画好きが推すとっておきの映画を紹介【名作掘り起こし隊】Vol.5

このコーナーでは、映画業界を応援する活動として、埋もれた名作に再び光を当てるべく、正式部員の皆さんから寄せられた名作をご紹介していきます。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『We Live in Time この時を生きて』フローレンス・ピュー/アンドリュー・ガーフィールド
  2. 映画『君がトクベツ』畑芽育/大橋和也
  3. 映画でSEL:告知1回目

REVIEW

  1. 映画『スタントマン 武替道』トン・ワイ/テレンス・ラウ/フィリップ・ン
  2. 映画『IMMACULATE 聖なる胎動』シドニー・スウィーニー
  3. 映画『ストレンジ・ダーリン』ウィラ・フィッツジェラルド
  4. 映画『スーパーマン』デイビッド・コレンスウェット
  5. 映画『逆火』北村有起哉

PRESENT

  1. 映画『スーパーマン』オリジナルトートバッグ
  2. 映画『雪風 YUKIKAZE』竹野内豊
  3. 特製『平成狸合戦ぽんぽこ』ふんわりキーホルダー正吉
PAGE TOP