REVIEW

エイリアン:ロムルス【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『エイリアン:ロムルス』

REVIEW

無音で表現される宇宙の静けさが印象的な冒頭シーンから、不気味さと緊張感でワクワクドキドキさせられます。メインキャラクターは宇宙飛行士でも科学者でもない、生活苦に陥った若者達という点でも新鮮味があります。彼等は自分達の手で苦境から抜け出そうとするものの、どえらい事態に巻き込まれてしまいます。彼等が普通の人である点で私達観客も一層自分事のように観られます。
物語の鍵を握るアンドロイドのアンディ(デヴィッド・ジョンソン)と主人公のレイン(ケイリー・スピーニー)との関係も、本シリーズで描かれてきた人間とアンドロイドの設定と異なる点でユニークです。アンドロイドの存在を通して、人間とは何かを鋭く問うストーリーとなっていると同時に、AIが身近になってきた現代で、AIとどう共存すべきなのかを考えさせられます。
本作は、本シリーズの時系列でいうと、1979年のシリーズ1作目『エイリアン』の続編となります。私はプレデターとの合作を含めて、“エイリアン”シリーズは全作観ていたものの、だいぶ前に観たきりだったので、本作を観終えてから2作目の内容を観てみると、結構忘れている要素がありました(苦笑)。ただ、それはそれで新鮮な気持ちで本作を観られるので、復習してから本作を観ても良いし、本作を観てから過去作を振り返るのも良いと思います。
そして、本作ではシリーズ1キモイやつが登場します(笑)。「遂に出たか!」とテンションが上がりますよ。映画としては良い意味でトラウマになりそうなキモさです。個人的には本作はいろいろな意味で、本シリーズの中で上位のおもしろさを感じました。ぜひこの強烈さは一度大きなスクリーンで味わってください。

デート向き映画判定

映画『エイリアン:ロムルス』ケイリー・スピーニー

シリーズものとして楽しめるのはもちろん、本作から観ても充分に楽しめます。ロマンチックなムードになっている場合ではないものの、吊り橋効果はありそうだし、一緒にアトラクションを楽しむ感覚で観られるので、心の距離が縮まりそうです。改めてシリーズ過去作を一緒に観るのも良いですね。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『エイリアン:ロムルス』ケイリー・スピーニー

小学生高学年で好奇心旺盛なら大人と一緒にトライしてみるのもありかもしれません。さまざまなタイプのキモいクリーチャーが登場するし、知恵を働かせて生き延びようとする若者達の闘いぶりも見応えがあるので、約2時間はあっという間だと思います。次の展開を予想しながら観ると、皆さんのサバイバル能力を測れるかもしれません。

映画『エイリアン:ロムルス』ケイリー・スピーニー

『エイリアン:ロムルス』
2024年9月6日より全国公開
PG-12
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト

© 2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

TEXT by Myson


関連作:“エイリアン”シリーズ

『エイリアン』(1作目)
映画史を物語るクリーチャー映画特集
Amazonでブルーレイを購入する Amazonプライムビデオで観る

『エイリアン2』(2作目)
Amazonでブルーレイを購入  Amazonプライムビデオで観る

『プロメテウス』(2012)
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
Amazonでブルーレイを購入  Amazonプライムビデオで観る

『エイリアン:コヴェナント』(2017)
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定 人知を越えたオトモダチ特集
Amazonでブルーレイを購入  Amazonプライムビデオで観る

※本シリーズには他にも複数作品がありますので、ぜひ制覇してください!→シリーズ公式サイト

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年8月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

「宮﨑駿のパノラマボックス」メディア取材会、宮崎吾朗監督、鈴木敏夫プロデューサー スタジオジブリの新作映画は!?宮崎吾朗監督&鈴木敏夫プロデューサーが本音で語る宮﨑駿監督の近況【宮﨑駿のパノラマボックス】メディア取材会

スタジオジブリにて、このパノラマボックスに関する記者会見が開かれました。和やかな雰囲気のなか、パノラマボックスのお話、最近の宮﨑駿監督の様子など、貴重なお話をたくさんお聞きしました。以下、ほぼフルバージョンで掲載します。

映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』峯田和伸/若葉竜也/吉岡里帆 ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。【レビュー】

写真家、地引雄一の自伝的エッセイ「ストリート・キングダム」を、田口トモロヲ監督が映画化した本作は…

映画『決断するとき』キリアン・マーフィー/エミリー・ワトソン 決断するとき【レビュー】

主演はキリアン・マーフィー、監督はベルギー出身のティム・ミーランツが務め、製作総指揮はベン・アフレック、製作にはマット・デイモンも名を連ねています…

映画『カミング・ホーム』ベン・キングズレー/ハリエット・サンソム・ハリス/ジェーン・カーティン カミング・ホーム【レビュー】

シニア世代の静かな日常を描いたホッコリかわいいストーリーでありながら、意外にも大きなスケールで、ある意味ぶっ飛んでいる奇想天外な…

韓国ドラマ『愛の不時着』ソン・イェジン ソン・イェジン【ギャラリー/出演作一覧】

1982年1月11日生まれ。韓国、ソウル出身。

映画『グッバイ・クリストファー・ロビン』ドーナル・グリーソン 未公開映画活性課カ行

未公開作品のなかから、当部が気になる作品、オススメしたい作品をご紹介。

映画『全知的な読者の視点から』イ・ミンホ/アン・ヒョソプ/チェ・スビン/シン・スンホ/ナナ/ジス/クォン・ウンソン 全知的な読者の視点から【レビュー】

原作を知らず、タイトルのみ見ると、現実世界の日常を描いた作品だと思う方もいるでしょう。でも、本作はファンタジー・アクション映画で…

映画『君が最後に遺した歌』道枝駿佑/生見愛瑠 君が最後に遺した歌【レビュー】

タイトルに「遺した」とあるので、悲しい展開を予想される方もいるでしょう。ただ、それだけではなく…

Amazon Prime Video映画『ムーンフォール』ハル・ベリー ハル・ベリー【ギャラリー/出演作一覧】

1966年8月14日生まれ。アメリカ、オハイオ州クリーブランド生まれ。

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』 私ならこうする!『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』を観た女子の本音

ショートドラマ『復讐同盟 —サレ妻と愛人はクズ旦那を制裁する—』をトーキョー女子映画部正式部員の皆さんに観ていただき、感想や「私ならこうする!」を聞いてみました。

映画『ユージュアル・サスペクツ』ガブリエル・バーン/スティーヴン・ボールドウィン/ケヴィン・スペイシー/ケヴィン・ポラック あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『ユージュアル・サスペクツ』

今回の「勝手にキャスティング企画!」では、『ユージュアル・サスペクツ』のリメイクを作るとしたら?と…

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス

REVIEW

  1. 映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』峯田和伸/若葉竜也/吉岡里帆
  2. 映画『決断するとき』キリアン・マーフィー/エミリー・ワトソン
  3. 映画『カミング・ホーム』ベン・キングズレー/ハリエット・サンソム・ハリス/ジェーン・カーティン
  4. 映画『全知的な読者の視点から』イ・ミンホ/アン・ヒョソプ/チェ・スビン/シン・スンホ/ナナ/ジス/クォン・ウンソン
  5. 映画『君が最後に遺した歌』道枝駿佑/生見愛瑠

PRESENT

  1. 映画『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』イ・レ
  2. 映画『キング・オブ・キングス』
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP