REVIEW

ヴェノム:ザ・ラストダンス【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』トム・ハーディ

REVIEW

“ヴェノム”シリーズが遂に最終章を迎えます。本シリーズでは、ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)と、彼に寄生した地球外生物シンビオートのヴェノムの奇妙で絶妙なコンビネーションが描かれてきました。3作目となる本作では、2人のあうんのやり取りを観るのが楽しくて、絆の強さにはエモさを感じます。ちなみにエディを演じるトム・ハーディは、原案、プロデューサーを務めているところから考えても、このシリーズへの愛を感じます。

映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』

そして本作では、今まで観たことがないようなロードムービーが描かれています。そうか、ヴェノムと旅をすると、こんな風に移動するのかと納得しながらも、ぶっ飛んだ移動手段にワクワクします。そして、旅の途中には出会いが付きものです。エディとヴェノムが出会う、リス・エヴァンスが演じる男性とその家族の存在にはホッコリさせられます。彼等は私達観客の目線に近いので、もしも自分もこの世界に入ったら、こんな風にリアクションするんだろうなという感覚で笑えます。そして、この一家の小さな男の子が超かわいいんです。クライマックスでは、名演技を披露していて、キュンとなりますよ。
スピーディーで迫力のあるアクションが見どころなのはもちろんのこと、クライマックスは“ラストダンス”にふさわしい展開が満載です。一体どうやって究極の危機に立ち向かうのか、頭脳戦ともいえる結末にもジーンときます。ぜひ、初回は劇場で体感してください。

デート向き映画判定

映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』トム・ハーディ

前半はクスクス笑える展開も多くあり、楽しく観られます。後半はハラハラドキドキが高まり、エモい展開が多めなので、スクリーンに釘付けになりつつも、観終わった後は誰かと話したくなる内容です。デートで観るのもオススメの王道ハリウッド超大作です。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』

皆さんと同世代のキャラクターも登場するので、同じ目線で観られると思います。「宇宙人って本当にいるの?」というテンションで観ると、より「そりゃ、そういうリアクションになるわ(笑)!」と思えて共感できます。地球のあらゆるお楽しみを味わうヴェノムのはしゃぎぶりも観ていて楽しいです。

映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』トム・ハーディ

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』
2024年10月25日、26日、27日先行上映/2024年11月1日より全国公開
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

TEXT by Myson


関連作:

『ヴェノム』
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
Amazonでブルーレイを購入する Amazonプライムビデオで観る

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
Amazonでブルーレイを購入する Amazonプライムビデオで観る

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年10月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『レイブンズ』瀧内公美さんインタビュー 『レイブンズ』瀧内公美さんインタビュー

写真家、深瀬昌久の78年に渡る波瀾万丈の人生を、実話とフィクションを織り交ぜて描いた映画『レイブンズ』。今回は本作で、深瀬昌久の最愛の妻であり被写体でもあった洋子役を演じた瀧内公美さんにインタビューさせていただきました。

映画『ミッキー17』ロバート・パティンソン ミッキー17【レビュー】

『パラサイト 半地下の家族』で第92回アカデミー賞(作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞)を受賞したポン・ジュノ監督(脚本、製作を兼務)が、この度制作したハリウッド映画は…

映画『ANORA アノーラ』マイキー・マディソン マイキー・マディソン【ギャラリー/出演作一覧】

1999年3月25日生まれ。アメリカ出身。

映画『BAUS 映画から船出した映画館』染谷将太 BAUS 映画から船出した映画館【レビュー】

2014年、東京都、吉祥寺の映画館“バウスシアター”が閉館となりました。本作は、この映画館を親の代から運営してきた本田拓夫著…

映画『白雪姫』レイチェル・ゼグラー 白雪姫【レビュー】

1937年に製作されたディズニーの『白雪姫』は、世界初のカラー長編アニメーションであり、ウォルト・ディズニー・スタジオの原点とされています…

映画『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』 ニンジャバットマン対ヤクザリーグ【レビュー】

バットマン・ファミリーが戦国時代の歴史改変を食い止めた『ニンジャバットマン』の続編…

【映画でSEL】森林の中で穏やかな表情で立つ女性 自分を知ることからすべてが始まる【映画でSEL】

SEL(社会性と情動の学習)で伸ばそうとする社会的能力の一つに「自己への気づき」があります。他者を知るにも、共感するにも、自己をコントロールするにも、そもそも自分のことを全く理解していなければ始まりません。

映画『悪い夏』北村匠海 悪い夏【レビュー】

REVIEW染井為人著の原作小説は、「クズとワルしか出てこない」と話題を呼び、第37回横溝…

映画『女神降臨 Before 高校デビュー編』Kōki,/渡邊圭祐/綱啓永 女神降臨 Before 高校デビュー編【レビュー】

本作は、縦スクロール形式のデジタルコミック“webtoon”で人気を博したyaongyi(ヤオンイ)作の同名コミックを原作としています…

映画『教皇選挙』レイフ・ファインズ 教皇選挙【レビュー】

圧倒されっぱなしの120分でした。教皇に“ふさわしい”人間の境界線をテーマに、神に仕える聖職者達の言動、ひいては人格を通して…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『キングダム 大将軍の帰還』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/吉川晃司/小栗旬/大沢たかお 映画好きが選んだ2024邦画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の邦画ベストを選んでいただきました。2024年の邦画ベストはどの作品になったのでしょうか?

映画『セトウツミ』池松壮亮/菅田将暉 映画好きが推すとっておきの映画を紹介【名作掘り起こし隊】Vol.4

このコーナーでは、映画業界を応援する活動として、埋もれた名作に再び光を当てるべく、正式部員の皆さんから寄せられた名作をご紹介していきます。

映画『オッペンハイマー』キリアン・マーフィー 映画好きが選んだ2024洋画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の洋画ベストを選んでいただきました。2024年の洋画ベストに輝いたのはどの作品でしょうか!?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画でSEL】森林の中で穏やかな表情で立つ女性
  2. 映画『風たちの学校』
  3. 【映画でSEL】海辺の朝日に向かって手を広げる女性の後ろ姿

REVIEW

  1. 映画『ミッキー17』ロバート・パティンソン
  2. 映画『BAUS 映画から船出した映画館』染谷将太
  3. 映画『白雪姫』レイチェル・ゼグラー
  4. 映画『ニンジャバットマン対ヤクザリーグ』
  5. 映画『悪い夏』北村匠海

PRESENT

  1. 映画『ガール・ウィズ・ニードル』ヴィク・カーメン
  2. 映画『私の親愛なるフーバオ』
  3. 映画『デュオ 1/2のピアニスト』カミーユ・ラザ/メラニー・ロベール
PAGE TOP