REVIEW
めちゃんこおもしろくて、あっという間に全話鑑賞。“エイリアン”シリーズとしていえば、ぶっちゃけ序盤は“いつものとおり”でありつつ(笑)、だからこそ安定したおもしろさを感じます。本シリーズの製作総指揮には、もちろんリドリー・スコットも名を連ねています。
安定したおもしろさという点では、お馴染みのエイリアンとして、エッグチェンバー(卵状態)、フェイスハガー(宿主の顔に貼り付いて寄生する)、チェストバスター(ゼノモーフの小さい版)、ゼノモーフ(エイリアンの成体)が登場するほか、いろいろな意味で強烈なエイリアンが複数登場します。だから、制御不能感が増していて、これが地球にやってきたと想像すると本当にゾクゾクします。

映画版を含めた“エイリアン”シリーズでは、アンドロイドも物語の大きな鍵を握る存在として登場してきました。本シリーズでもテクノロジーの進化が観られる点が大きな魅力です。本シリーズでは、なんと人間の意識を注入されたヒューマノイドロボットが登場します。これは、人工知能搭載のヒューマノイド型ロボット“シンセティック”に人間の意識を注入した、人工知能と人間のハイブリッドです。誕生したそばから展開が読める部分はあるとはいえ、展開が読めるからこそハラハラドキドキが止まりません(笑)。

本作でキラリと光る演技で魅せるキャストにも要注目。まず、ハイブリッド第一号ウェンディを演じるのは、カイル・チャンドラーの実娘、シドニー・チャンドラーです。可愛らしさと凜とした雰囲気が、ウェンディ役にピッタリです。“中身”がピュアだからこそどう転ぶか読めないウェンディのキャラクターを見事に演じています。
そして、シンセティックのカーシュを演じるのは、ティモシー・オリファント。ティモシーは、シンセティックの無機質な面をリアルに演じています。また、アレックス・ローサーは、か弱いように見えて芯は強く妹思いのハーミットを好演。サミュエル・ブレンキンが演じる、世界のトップ5に入るプロディジー社を創立した天才少年カヴァリエは本当に嫌なヤツです(褒めてます)。

今シーズンはどえらい結末となっているので、早く続きが観たくて仕方がありません。映画館で一気観上映とかやってもおもしろそうと思えるくらい、スケールも映画版と同じく壮大で、刺激的な内容であり、これからくるかもしれない未来への警鐘としても見応えがあります。一方で、「しゃべってないで、アレ早く捕まえて!」など、ツッコミたくなるシーンも満載(笑)。さまざまなスタンスでお楽しみください。

『エイリアン:アース』
2025年8月13日よりディズニープラス スターにて配信中
ディズニープラスで観る
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TEXT by Myson
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※本シリーズには他にも複数作品がありますので、ぜひ制覇してください!→シリーズ公式サイト
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情報は2025年9月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。