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パワー【レビュー】

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海外ドラマ『パワー』トニ・コレット/アウリイ・クラヴァーリョ/ズリンカ・ツヴィテシッチ

このドラマはナオミ・オルダーマンの小説を映像化したものです。物語の舞台は、ロンドン、シアトル、ナイジェリアなど世界中の国々。ある頃から不審な事故や事件が相次ぎ、原因を調べていくと10代の少女達の異変に繋がっていきます。すべての発端は、ごく普通の少女達が自然発生的に持つようになる、体内から強力な電流を生み出す能力です。少女達は時に身を守るためにこの能力を使い、時に人を操るためにこの能力を使います。そして、各地でさまざまな事件や事故が起こるなか、この能力の是非を巡り世界は混乱し始めます。

海外ドラマ『パワー』トニ・コレット

昨今これまで以上にフェミニズムが叫ばれ、性被害やセクハラ問題にも声が挙がっています。そういった状況のなかで、もし女性がパワーを持ち、男性の暴力やこれまでの社会通念に妥協する必要がなかったらこの世界はどう変わるのか、そんなことをリアルに想像させられるストーリーとなっています。この物語が秀逸なのは、単純に女性がパワーを持てばそれで良いという話ではなく、性別に関係なくパワーを持つことの意味、パワーを持たない者が恐怖を抱いた時に出てくる別の問題など、広い視野で描いている点です。

海外ドラマ『パワー』

物語の進行は前半ややゆっくりなので、展開が早いドラマを観慣れている方にとってはじれったいと感じるかもしれません。ただ、4、5話くらいからかなりドラマチックになっていきます。テーマそのものが意義深いので、逆にじっくり思考を巡らせながら観て欲しいドラマです。ぜひシーズン2が作られると良いなと期待します。

海外ドラマ『パワー』ズリンカ・ツヴィテシッチ

『パワー』
2023年3月31日よりPrime Videoにて配信中
Amazonプライムビデオで観る

© Amazon Studios

TEXT by Myson

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