REVIEW

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』ディーン・フジオカ/岩田剛典

ディーン・フジオカが演じる誉獅子雄(ほまれししお)と、岩田剛典が演じる若宮潤一(わかみやじゅんいち)の2人が難事件を解決する本作は、“シャーロック・ホームズ”シリーズの中でも最高傑作との呼び声が高い「バスカヴィル家の犬」をモチーフにしています。日本名に置きかえているとみられるところにいくつか語呂合わせがあり、ちょっとしたアレンジを見つける楽しさもあります。とはいえ、醍醐味はもちろん推理です。
事件はある誘拐事件に端を発します。資産家の蓮壁千鶴男(西村まさ彦)は、娘を誘拐され、身代金を渡すために1人で山奥の人気のない場所に向かいます。そこで怪我を負った蓮壁千鶴男は、帰宅したものの後に死亡。獅子雄と若宮は事件の真相を探るべく、蓮壁家のある離島を訪れます。例のごとく、怪しい人物は複数出てくるので、観ている側もいろいろな推理が頭を巡ります。ただ、真相が見えたかと思うと、どこか新たに引っかかる要素が出てきて、最後の最後まで推理を楽しめます。ぜひ皆さんも推理にチャレンジしてみてください。

デート向き映画判定
映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』岩田剛典/新木優子

純粋な推理もので、気まずいシーンはありません。友達以上恋人未満、初デートでも気楽に観られるでしょう。推理ものは観終わった後に、振り返って話せることが多いので、デートで何を話せば良いか緊わからず張してしまう方は、映画の感想から話してウォーミングアップしてはどうでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』ディーン・フジオカ/岩田剛典

小学校高学年以上なら、だんだんこういった推理ものにも興味が出てくるのではないでしょうか。良い頭の体操になるので、想像力をフル回転して観てください。人の表情やちょっとした反応もヒントになるので、自分の観察力も試せるでしょう。観終わった後に話す相手がいると、一層楽しいので、友達か家族を誘って観てください。

映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』ディーン・フジオカ/岩田剛典

『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』
2022年6月17日より全国公開
東宝
公式サイト

©2022「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

「Kodansha Studios 設立発表会見」野間省伸(株式会社講談社 代表取締役社長)、 クロエ・ジャオ(Kodansha Studios 最高クリエイティブ責任者)、 ニコラス・ゴンダ(Kodansha Studios COO) 映画業界に新風を吹かせられるか?2025新レーベル発足および官民の取組みまとめ

今回は近日発足された新レーベルと、官民の取組みについてまとめて紹介します。

映画『果てしなきスカーレット』 果てしなきスカーレット【レビュー】

細田守が原作、脚本、監督を担当した本作は、16世紀のデンマークの王女、スカーレットが主人公です。細田監督は…

映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ ブラックフォン2【レビュー】

2022年に作られたシリーズ1作目『ブラック・フォン』から4年後を描いた本作でも…

映画『金髪』白鳥玉季さんインタビュー 『金髪』白鳥玉季さんインタビュー

今回は『金髪』で生徒の板緑役を演じた白鳥玉季さんにインタビューさせていただきました。“金髪デモ”を起こすキーパーソンである板緑を演じた感想や、撮影裏でのエピソードを直撃しました。

映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉 TOKYOタクシー【レビュー】

クリスチャン・カリオン監督『パリタクシー』を原作とした本作は、東京にある柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設までの道のりを舞台に、山田洋次監督が映画化…

映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ 心理学から観る映画59:研究倫理に反する実験とその被害『エクスペリメント』『まったく同じ3人の他人』

『まったく同じ3人の他人』というドキュメンタリーを観ました。生き別れた三つ子が再会する感動のストーリーかと思いきや、驚愕の背景を知り、研究倫理について改めて考えさせられました。そこで今回は研究倫理をテーマとします。

映画『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』ヴァネッサ・パラディ ヴァネッサ・パラディ【ギャラリー/出演作一覧】

1972年12月22日生まれ。フランス出身。

映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮 ブルーボーイ事件【レビュー】

高度成長期にあった1965年の東京では、街の浄化のため、警察はセックスワーカー達を厳しく取り締まっていました。ただ、セックスワーカーの中には性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受けて女性的な体をした通称ブルーボーイが…

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人 君の顔では泣けない【レビュー】

高校1年生の夏、坂平陸(武市尚士)と水村まなみ(西川愛莉)はプールに一緒に落ちたことで体が入れ替わってしまいます。2人はすぐに元に戻ることができず15年を過ごし…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  2. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  3. 映画『おーい、応為』長澤まさみ

REVIEW

  1. 映画『果てしなきスカーレット』
  2. 映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ
  3. 映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉
  4. 映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮
  5. 映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP