REVIEW

Pure Japanese【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『Pure Japanese』ディーン・フジオカ/蒔田彩珠

映像、音楽、ファッションなどさまざまなジャンルで活躍するディーン・フジオカが企画、プロデュース、主演を務める本作。物語は、過去のトラウマを抱えながらアクション俳優として生きる主人公の立石が、両親のいない孤独な女子高生を救うアクション・ムービーとなっています。何と言ってもディーン・フジオカの肉体美や顔立ちの美しさが際立っていて、アップで映るシーンも多く、ついつい見とれてしまいます(笑)。今回はアクション俳優役ということもあり、トレーニングシーンも満載で、鍛え上げられた肉体がたくさん映ります。ディーン・フジオカのファンの方はもちろん、マッチョ好きにとってもたまらないのではないでしょうか。
物語としては、最初立石の優しい一面が映し出されますが、だんだんと彼の本性に迫る展開に見応えがあります。ヒロインのアユミ役として登場した蒔田彩珠の演技も印象的で、本作では祖父と暮らしている土地が中国人ブローカーと地元のヤクザに狙われ、執拗な嫌がらせを受けている女子高生役を好演しています。アユミが立石の優しさに惹かれる気持ちや、ヤクザ達への怒りの気持ちには共感できますし、次から次へと襲いかかってくる事態に彼女がどう向き合っていくのかにも注目です。
上映時間が88分と観やすく、王道アクション・ムービーとして楽しめるので、カッコ良いアクションを堪能したい方、日頃のストレスを発散したいという方にも向いている作品です。

デート向き映画判定
映画『Pure Japanese』ディーン・フジオカ/蒔田彩珠

恋愛要素はほとんどありませんが、アクション好きのカップルならデートで観ても良いと思います。本作では立石の過去のトラウマなども関連した物語となっているので、これを機にお互いの過去について話すきっかけになりそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『Pure Japanese』ディーン・フジオカ/坂口征夫(DDTプロレスリングプロレスラー・元総合格闘家)

キッズも大人と一緒なら観られますが、立石が心に抱えるトラウマについては中学生以上になってからのほうがより理解できると思います。本作では日光江戸村でのシーンがたくさん登場し、殺陣のシーンなどもあるので、興味を持ったら実際に行ってみるのも良いと思います。

映画『Pure Japanese』ディーン・フジオカ/蒔田彩珠

『Pure Japanese』
2022年1月28日より全国公開
PG-12
アミューズ
公式サイト

©2021「Pure Japanese」製作委員会

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル ぼくらの居場所【レビュー】

カナダのトロント東部に位置するスカボローを舞台に、さまざまな背景を抱えた3組の親子の姿を…

映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』ヨナス・ダスラー ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師【レビュー】

第二次世界大戦下のドイツに実在した牧師、ディートリヒ・ボンヘッファーは、ナチスに支配された教会やユダヤ人達を救おうと奮闘…

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』SUMIRE 佐藤菫【ギャラリー/出演作一覧】

1995年7月4日生まれ。東京都出身。

映画『プレデター:バッドランド』エル・ファニング プレデター:バッドランド【レビュー】

おもしろい!いろいろユニーク!“プレデター”シリーズは…

映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ モンテ・クリスト伯【レビュー】

アレクサンドル・デュマ・ペールの傑作小説「巌窟王」を映画化した本作は…

映画『秒速5センチメートル』松村北斗 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年10月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年10月】のアクセスランキングを発表!

映画『旅と日々』シム · ウンギョン/堤真一 旅と日々【レビュー】

つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を原作に、『ケイコ 目を澄ませて』『夜明けのすべて』などを手がけた三宅唱監督が映画化…

映画『風のマジム』肥後克広 肥後克広【ギャラリー/出演作一覧】

1963年3月15日生まれ。沖縄県出身。

【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】羽佐間道夫、山寺宏一ほか 人気声優達が真剣勝負!会場が終始笑いに包まれた【20周年記念ボイスシネマ声優口演ライブ2025】本番リポート

発起人である羽佐間道夫のもと、山寺宏一、林原めぐみほか錚々たる人気声優達がズラリと顔を揃えたライブは今年で20周年を迎えました…

映画『あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。』ホン・サビン/シン・ジュヒョブ あの時、愛を伝えられなかった僕の、3つの“もしも”の世界。【レビュー】

物語の始まりは、1995年の韓国、テグ。学校でいじめられていたドンジュン…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年11月募集用 AI時代における人間らしさの探求【映画学ゼミ第2回】参加者募集!

ネット化が進み、AIが普及しつつある現代社会で、人間らしさを実感できる映画鑑賞と人間にまつわる神秘を一緒に探求しませんか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  2. 映画『おーい、応為』長澤まさみ
  3. AXA生命保険お金のセミナー20251106ver3

REVIEW

  1. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル
  2. 映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』ヨナス・ダスラー
  3. 映画『プレデター:バッドランド』エル・ファニング
  4. 映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ
  5. 映画『秒速5センチメートル』松村北斗

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP