REVIEW
本シリーズは、映画1作目『ゴールデンカムイ』から始まり、WOWOWにて放送されたドラマ版を経て、本作へと繋がっています。映画公式資料によると、本作は野田サトル氏による原作コミック “第一部の総括”的ポジションにあたるといわれており、シリーズの中での位置付けは特別なようです。松橋真三プロデューサーは「網走監獄襲撃編にたどり着くために、これまでの『ゴールデンカムイ』はあったと言っても過言ではなく、間違いなく原作前半部分、第一部・完ともいえるクライマックスが今回の映画版になっています」と語っています。

映画の1作目で、「不死身の杉元」こと杉元佐一(山﨑賢人)は、アイヌの少女アシㇼパ(山田杏奈)と出会いました。一方、アイヌ民族から強奪されたといわれる莫大な金塊を巡り、元新撰組の副長、土方歳三(舘ひろし)や、陸軍最強といわれる第七師団の中尉、鶴見篤四郎(玉木宏)らが、金塊のありかを示す刺青を身体に彫った24人の囚人を捉えようとあの手この手を尽くしていました。

映画2作目となる本作では、網走刑務所に収監されているといわれる「のっぺら坊」に接触しようと、杉元とアシㇼパ、土方一派、第七師団が動きます。映画1作目だけを観ていれば物語についていけるものの、キャラクター同士の関係性に変化がみられるので、本作を観て気になったらドラマ版を観てみるのもアリでしょう。また、登場人物がとても多く、誰が味方で敵かがわからない状況も見どころです。予め、映画公式サイトで相関図をチェックしておくのもオススメです。

映画1作目の公開から2年経っているので、本作のノリを忘れていましたが、かなりコミカルなテンションも印象的です。特に序盤の“鍋”を囲むシーンは、ビジュアルも含めて笑えます。また、今回メインの舞台となる網走刑務所は、リアリティにとことんこだわって再現されました。

「日本で一番大きいと言われる東宝スタジオ№8にも網走監獄のセットはとても入りきらないことが分かったので、部分部分のディテールの追求を美術の磯見俊裕さんチームには徹底してやってもらい、逆に全体のスケール感が分かる広い画はVFXスーパーバイザーの小坂一順さんチームにお願いするというすみ分けを、全員の約束事としました」(監督)栃木県・那須にある某大学の広大な敷地に、約1か月かけて建て込まれた網走監獄のオープンセットは圧巻!(中略)さらに全景はフルCGで再現すべくVFXチームと制作チームがドローンを飛ばし、博物館網走監獄に移設された当時の建造物と、網走刑務所の地形を全てスキャニング。(映画公式資料)

こうして再現された網走監獄のシーンでは、スピード感と迫力満点のアクションが繰り広げられます。
緊張と緩和が絶妙なバランスで描かれたアクション大作といえる本作は、ぜひ大きなスクリーンでご覧ください。
デート向き映画判定

ラブストーリーの要素がありロマンチックな展開もありながら、気まずくなるようなシーンはないので、デートで観るのもアリでしょう。人気俳優がこれでもかというほど出演している群像劇で、アクションにもこだわりがみえるエンタテインメント大作なので、広い層が楽しめます。続編なので、映画1作目を一緒に振り返ってから観るとベターです。
キッズ&ティーン向き映画判定

莫大な金塊を巡って、複数の人物の策略が絡む内容なので、心理戦としても楽しめます。群像劇でありながら、それぞれのキャラクターの個性が光っているので、お気に入りのキャラクターを見つけて観るのも楽しいでしょう。可笑しなシーンも出てくるので、ユーモアも合わせて堪能してください。

『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』
2026年3月13日より全国公開
PG-12
東宝
公式サイト
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映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも
©野田サトル/集英社 ©2026映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
TEXT by Myson
関連作
『ゴールデンカムイ』
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
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情報は2026年3月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。





























