REVIEW

影踏み

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『影踏み』山崎まさよし/北村匠海

本作は、『半落ち』『クライマーズ・ハイ』『64(ロクヨン)』などで知られるベストセラー作家、横山秀夫の原作を映画化。ある事情で盗みを働くようになった主人公の物語で、その”事情”にドラマが隠されています。主人公だけでなく、他のキャラクターもすごく謎めいていて、前半はそれぞれのキャラクターの背景がじわじわと明かされていくので、サスペンス的な要素に引き込まれるでしょう。後半は、主人公の謎が明かされたところで一度驚かされながらも納得し、最後にはさらなる謎が明かされ、もう一つの主要なテーマに気付かされたところで、この作品の色が変わる瞬間が味わえるはずです。主演の山崎まさよしをはじめ、尾野真千子、北村匠海、滝藤賢一、竹原ピストル、大竹しのぶなど、味のある演技を見せる俳優陣がずらり揃っている点でも見応えがあります。何となく男性が好きそうな作品に思えますが、女性キャラクターのドラマもさまざまなので、いろいろな視点で観られます。

デート向き映画判定
映画『影踏み』山崎まさよし/北村匠海/中尾明慶

ある意味でプラトニックな大人のラブストーリーでもあるので、カップルで観るのもアリでしょう。愛があるからこそ辛くなる展開は、観る側の雰囲気も盛り上げてくれるかも知れません。また、不器用さん同士のカップルも共感できる内容です。知り合ってから長いのに、自分達自身の問題以外で進展せずにいるカップルは、より本作に感情移入できると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『影踏み』尾野真千子/滝藤賢一

大人向けの作品で、テンションもシリアスなので、せめて中学生以上になってから観るほうが楽しめるように思います。難しいストーリーではありませんが、多少理解力がいる部分というか、カラクリがあります。そういった意味で、ティーンの皆さんが観るとしたら、小説をよく読む人や、映画を観慣れてきた人向けではないでしょうか。

映画『影踏み』山崎まさよし/尾野真千子/北村匠海/鶴見辰吾/滝藤賢一/中村ゆり/中尾明慶/下條アトム/根岸季衣/大竹しのぶ

『影踏み』
2019年11月8日群馬県先行公開、11月15日より全国公開
東京テアトル
公式サイト

©2019 「影踏み」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚 映画に隠された恋愛哲学とヒント集80:おしどり夫婦こそ油断禁物!夫婦関係の壊れ方

どんなに仲が良く、相性の良さそうな2人でも、夫婦関係が壊れていく理由がわかる3作品を取り上げます。

映画『マルドロール/腐敗』アントニー・バジョン マルドロール/腐敗【レビュー】

国民を守るためにあるはずの組織が腐敗し機能不全となった様を描いた本作は、ベルギーで起き、1996年に発覚したマルク・デュトルー事件を基に…

映画『消滅世界』蒔田彩珠 消滅世界【レビュー】

ジェンダー、セックスのどちらにおいてもこれまでの常識を覆す価値観が浸透した世界を描いた本作は、村田沙耶香著の同名小説を原作として…

映画『ナイトフラワー』森田望智 森田望智【ギャラリー/出演作一覧】

1996年9月13日生まれ。神奈川県出身。

映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚 佐藤さんと佐藤さん【レビュー】

同じ佐藤という苗字のサチ(岸井ゆきの)とタモツ(宮沢氷魚)は、セリフにも出てくるように「結婚しても離婚しても佐藤」です…

映画『楓』福士蒼汰/福原遥 『楓』カバーアーティスト、十明による“楓”生歌唱付き&サプライズゲスト登壇!特別試写会 9組18名様プレゼント

映画『楓』カバーアーティスト、十明による“楓”生歌唱付き&サプライズゲスト登壇!特別試写会 9組18名様プレゼント

映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大 兄を持ち運べるサイズに【レビュー】

原作は、村井理子が書いたノンフィクションエッセイ「兄の終い」…

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『見はらし世代』井川遥 井川遥【ギャラリー/出演作一覧】

1976年6月29日生まれ。東京都出身。

映画『WEAPONS/ウェポンズ』 WEAPONS/ウェポンズ【レビュー】

ある町から突然17人の子どもが同時に行方不明になるところから始まる本作は、“IT/イット”“死霊館”シリーズなど、傑作ホラーを多数世に送り出してきた…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『マルドロール/腐敗』アントニー・バジョン
  2. 映画『消滅世界』蒔田彩珠
  3. 映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚
  4. 映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大
  5. 映画『WEAPONS/ウェポンズ』

PRESENT

  1. 映画『楓』福士蒼汰/福原遥
  2. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
  3. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
PAGE TOP