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28年後… 白骨の神殿【レビュー】

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映画『28年後... 白骨の神殿』ジャック・オコンネル/レイフ・ファインズ

REVIEW

おもしろすぎる!テーマが深い上に、遊び心もちゃんとあって、観賞中はテンション爆上がりで、鑑賞後の充実感も半端ありません。本シリーズを牽引してきたダニー・ボイルとアレックス・ガーランドは、2002年にシリーズ1作目となる『28日後…』(ボイルが監督、ガーランドが脚本)を作った時点でどこまで想定していたのか、改めて気になり、シリーズを最初から振り返りたくなります。
ちなみに本作では、ダニー・ボイルは製作、アレックス・ガーランドは脚本を担い、ニア・ダコスタが監督を務めています。ニア・ダコスタは、これまで『キャンディマン』(2021)、『マーベルズ』(2023)を手掛けていて、「マーベル・スタジオ作品を監督した初の黒人女性であり、同スタジオ史上最年少の監督となった」(映画公式資料)ことからもわかる通り、若手実力派として期待を集める監督です。

本作は、前作『28年後…』から直接繋がるストーリーです。前作で過酷な経験をした少年スパイク(アルフィー・ウィリアムズ)は、イギリス本土で1人で生きることを選びました。そして、危ない目に遭ったところを、全員金髪の怪しげな集団に救われます。その集団は、ジミー・クリスタル(ジャック・オコンネル)が率いている、“ジミーズ”と呼ばれるカルト集団で、スパイクは余儀なく仲間に入れられてしまいます。一方、ケルソン(レイフ・ファインズ)は、医師としてある実験に取り組んでいました。

映画『28年後... 白骨の神殿』レイフ・ファインズ

スパイクは、命を救われたのは良かったけれど、救ってくれた相手が悪かったとしかいいようがなく、“ジミーズ”の常軌を逸した悪行に付き合わされることになります。一方のケルソンにも目を見張る展開があり、この2軸がどう結びついていくのかが本作の見どころの1つとなっています。

驚きをもって観ていただくためにこれ以上のストーリーには触れないでおくとして、後半に出てくるケルソンとジミー・クリスタルの会話が何とも滑稽かつ深いです。さらに、本作では複数の場面で、さまざまなキャラクター同士の心理戦が繰り広げられます。特にクライマックスのケルソンの機転は、“演出”“話術”ともに見事です。
思わず笑ってしまうほど凝った見事な“エンタテインメントショー”に魅せられたと思えば、直後には涙腺を刺激する展開がくるのも憎い!本作を観ていると、恐怖、一筋の希望、落胆、恐怖、笑い、恐怖、感動、希望…と、それはもう、感情の動きが忙しくて仕方がありません(笑)。

さらには、ラストでシリーズ1作目『28日後…』にゆかりの深い人物も登場し感無量です。アルフィー・ウィリアムズ、ジャック・オコンネル、レイフ・ファインズ、エリン・ケリーマン、マンチ・ルイス=パリーの演技も素晴らしいです。多くの方が、観た後は早くこの興奮を誰かと分かち合いたいと思うはず。ぜひ皆さんもなるべく早く劇場でご覧ください!

デート向き映画判定

映画『28年後... 白骨の神殿』ジャック・オコンネル

ジミーズの残虐な行為が映されたシーンが複数出てくるので、この手の映画に免疫がないと、少々ストレスがかかりそうです。また、少なくとも前作『28年後…』は観ておくほうが良いので、自分自身も心おきなく楽しむには、1人でじっくり観るか、前作を観ていて、このシリーズが好きそうな友達と観るほうが、感動を共有して一層盛り上がれそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『28年後... 白骨の神殿』マンチ・ルイス・パリー

描写が過激なため、本作のようなジャンルを観慣れていないと、怖さばかりに気を取られてしまうかもしれません。なので、ある程度この手のジャンルを観慣れてから本作を観るほうが、ストーリーの深い部分にも注目する余裕を持って堪能できるでしょう。社会に恐怖心が蔓延る背景に何があるのか、現代社会の問題にも1つの答えを示すストーリーなので、社会を見る目も養えると思います。

映画『28年後... 白骨の神殿』アルフィー・ウィリアムズ/ジャック・オコンネル/レイフ・ファインズ

『28年後… 白骨の神殿』
2026年1月16日より全国公開
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト

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TEXT by Myson


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