REVIEW

マーベルズ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『マーベルズ』ブリー・ラーソン

REVIEW

孤高のヒーローとして、宇宙の数々のピンチを救ってきたキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン)が、本作では仲間を得て、宇宙の大ピンチを救うべく戦います。ひょんなことから仲間となるのは、キャロルの亡き親友マリアの娘モニカ・ランボー(テヨナ・パリス)と、キャプテン・マーベルの大ファンでミズ・マーベルと名乗るティーンエイジャーのカマラ・カーン(イマン・ヴェラーニ)。3人のパワーが奇妙な“混線”を起こし、運命的に集結します。
本作はガールズムービーのようなテンションが楽しいだけでなく、ボリウッド映画のテンションといおうかディズニーアニメのテンションといおうか、独特なムードのコメディシーンが挟まれているのも魅力です。本作ではカマラがキーパーソンとなっていて、彼女の家族も総出演し朗らかなムードも漂っています。ティーンエイジャーのカマラの反応も可愛くて、良い意味でテンポを崩す役割を果たしており、緩急がバランスよく効いています。さらに、猫のグースが意外な形で存在感を発揮します。この展開もなかなか工夫があってニンマリしてしまいますよ。一方でキャロル、モニカ、カマラが特殊な状況に陥っている分、手の込んだアクションシーンが楽しめます。
そして、魅力的なキャストが複数登場。ダー・ベン役を務めるゾウイ・アシュトンは、ロキを演じるトム・ヒドルストンのプライベートのパートナーで昨年2人の間に第一子が生まれたことでもニュースになりましたね。また、ヤン王子役は『梨泰院クラス』でお馴染みパク・ソジュンが務めています。独特なシーンで美味しい役なので、かなりインパクトがありますよ。他にも突然の登場にテンションが上がるキャストが複数いますので、お楽しみに。お約束のエンドロール内のシーンにも気になる展開が盛り込まれているので、最後の最後まで席を立たないようにしてください。

※このページの下部に関連作を載せています。本作との繋がりが深いものと、直接的には絡まないまでも観ておくと世界観が掴めて一層楽しめる作品をピックアップしています。

デート向き映画判定
映画『マーベルズ』ブリー・ラーソン/イマン・ヴェラーニ/テヨナ・パリス

デートで観て気まずい要素は全くなく、アクションは激しさがありながら残虐なシーンはないので、デート向きです。クスッと笑えるシーンやホッコリするシーンも散りばめられているので、緊張感も和むでしょう。そういう意味では初デートで観るのもアリです。映画過去作やドラマも複数絡んでいるので、気に入ったら一緒に復習すると共通の趣味が1つ持てますね。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『マーベルズ』

カマラがいることで、キッズやティーンの皆さんも彼女の目線で感情移入しやすいと思います。急にトーンが変わるコミカルなシーンもぶっ込まれているので、一粒で何度も美味しい内容になっています。カマラと家族が良い味を出しているので親子で観ても共感しやすいでしょうし、マーベルズ3人が結束する姿は友達同士で観ても共感できそうです。

映画『マーベルズ』ブリー・ラーソン/イマン・ヴェラーニ/テヨナ・パリス

『マーベルズ』
2023年11月10日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト

©Marvel Studios 2023

TEXT by Myson


関連作

『キャプテン・マーベル』
Amazon Prime Videoで観る REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定

『ワンダヴィジョン』

ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』エリザベス・オルセン/ポール・ベタニー/キャスリン・ハーン/テヨナ・パリス/カット・デニングス/エヴァン・ピーターズ

ディズニープラスにて配信中
ドラマ批評

『ミズ・マーベル』

海外ドラマ『ミズ・マーベル』イマン・ヴェラーニ

ディズニープラスにて配信中
ドラマ批評

『シークレット・インベージョン』

海外ドラマ『シークレット・インベージョン』サミュエル・L・ジャクソン/ベン・メンデルソーン/コビー・スマルダーズ/エミリア・クラーク/ドン・チードル/マーティン・フリーマン/キングズリー・ベン=アディル/オリヴィア・コールマン

ディズニープラスにて配信中
ドラマ批評

『ホークアイ』

海外ドラマ『ホークアイ』ジェレミー・レナー/ヘイリー・スタインフェルド

ディズニープラスにて配信中
ドラマ批評

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2023年11月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『システム・クラッシャー』ヘレナ・ツェンゲル システム・クラッシャー【レビュー】

母と離れて施設で暮らす9歳の女の子ベニーが主人公の本作は、各国の映画祭で多数の…

映画『猿の惑星/キングダム』オリジナルTシャツ 『猿の惑星/キングダム』オリジナルTシャツ 3名様プレゼント

映画『猿の惑星/キングダム』オリジナルTシャツ 3名様プレゼント

映画『リバウンド』アン・ジェホン ポッドキャスト【だからワタシ達は映画が好き】7〜2024年4月の「気になる映画とオススメ映画」

2024年4月下旬、気になる映画、オススメ映画はコレとアレと…

映画『恋するプリテンダー』シドニー・スウィーニー/グレン・パウエル 恋するプリテンダー【レビュー】

久々にハリウッドの王道ラブコメを観たという感覚をもたらす楽しい作品です。ひょんなことがきっかけで…

映画『九十歳。何がめでたい』草笛光子 『九十歳。何がめでたい』特別試写会 20組40名様ご招待

映画『九十歳。何がめでたい』特別試写会 20組40名様ご招待

映画『アバウト・ライフ 幸せの選択肢』エマ・ロバーツ エマ・ロバーツ【プロフィールと出演作一覧】

1991年2月10日アメリカ、ニューヨーク生まれ。ロサンゼルス育ち。父は俳優のエリック・ロバーツ。子どもの頃から…

映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』 ゴジラxコング 新たなる帝国【レビュー】

こりゃもう、見どころてんこ盛りで約2時間の上映時間も…

映画『キラー・ナマケモノ』 キラー・ナマケモノ【レビュー】

女子大生の寮で、ナマケモノ(動物)が人を殺しまくるって、どういうことやねんと…

海外ドラマ『エクスパッツ ~異国でのリアルな日常~』ニコール・キッドマン エクスパッツ ~異国でのリアルな日常~【レビュー】

ニコール・キッドマン(主演兼製作総指揮)と『フェアウェル』のルル・ワンがタッグを組んだ本シリーズは…

映画『ハクソー・リッジ』ルーク・ブレイシー ルーク・ブレイシー【プロフィールと出演作一覧】

1989年4月26日生まれ。オーストラリア、シドニー出身。ベルビュー・ヒルにあるスコッツ・カレッジで学び…

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『MIRRORLIAR FILMS Season5』横浜流星 映画好きが推すイイ俳優ランキング【国内20代編】

今回は、国内で活躍する20代(1995年から2004年生まれ)のイイ俳優の中から、昨今活躍が目覚ましい方を編集部の独断で70名選抜し、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ティモシー・シャラメ 映画好きが選んだ2023洋画ベスト

正式部員の皆さんに2023年の洋画ベストを選んでいただきました。どの作品が2023年の洋画ベストに輝いたのでしょうか?

映画『テルマ&ルイーズ 4K』スーザン・サランドン/ジーナ・デイヴィス あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『テルマ&ルイーズ』

今回は『テルマ&ルイーズ』のリメイクを作るとしたら…ということで、テルマ役のジーナ・デイヴィスとルイーズ役のスーザン・サランドンをそれぞれ誰が演じるのが良いか、正式部員の皆さんに聞いてみました。

REVIEW

  1. 映画『システム・クラッシャー』ヘレナ・ツェンゲル
  2. 映画『恋するプリテンダー』シドニー・スウィーニー/グレン・パウエル
  3. 映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』
  4. 映画『キラー・ナマケモノ』
  5. 海外ドラマ『エクスパッツ ~異国でのリアルな日常~』ニコール・キッドマン

PRESENT

  1. 映画『猿の惑星/キングダム』オリジナルTシャツ
  2. 映画『九十歳。何がめでたい』草笛光子
  3. 中国ドラマ『花の告発~煙雨に仇打つ九義人~』QUOカード
PAGE TOP