REVIEW
約265年もの間、日本の政権を握ってきた江戸幕府を相手に、新しい日本を作ろうと倒幕に尽力した人物は、幕末のヒーローとして今でも人気を誇っています。本作では、坂本龍馬(ムロツヨシ)、西郷隆盛(佐藤二朗)を中心に、歴史上の著名人としても、キャストとしても、豪華な面々が揃って登場します。

幕末を描いた本作は、“新解釈”とタイトルにあるように、ユニークな解釈で描かれています。歴史ものは観る前から難しいと感じてしまう方もいるかもしれませんが、言葉使いはもちろん世界観も現代的な要素が多く含まれるので、どなたにとってもかなり観やすくなっています。

また、福田雄一監督作なので、ギャグ満載です。クドさで笑わせるパターンから、出オチまでさまざまなパターンでコミカルなシーンが出てくる一方、歴史上抑えどころといえそうなやり取りは落ち着いたトーンで描かれていて、実際はどういう風に語り継がれているのか、学術的な視点でも日本史を知りたくなります。

多くのキャラクターが登場するので、観る方によってお気に入りが見つかるかもしれません。私はおりょう(広瀬アリス)が印象に残りました。広瀬アリスはコメディエンヌの才能を活かして、思い切りの良い演技を披露しています。ぜひ気楽にお楽しみください。
デート向き映画判定

老若男女楽しめる時代劇コメディなので、デートで観るのもアリでしょう。ただし、福田雄一監督作独特のクセがあるので、好みは分かれそうです。交際するかどうかを悩んでいる方は、敢えて笑いのツボが合うか確認するきっかけに一緒に観てはどうでしょうか。
キッズ&ティーン向き映画判定

歴史の勉強は苦手だなと思う方はこういうエンタテインメントから入るのも一つの手です。本作に登場するキャラクター達は日本史ではよく名前を聞く人物ばかりです。人物相関図で予習・復習しつつ、学校で習う日本史にも照らし合わせてみると、記憶に残りやすくなるでしょう。

『新解釈・幕末伝』
2025年12月19日より全国公開
東宝
公式サイト
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©2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会
TEXT by Myson
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情報は2025年12月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。





























