REVIEW

シノノメ色の週末

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『シノノメ色の週末』桜井玲香/岡崎紗絵/三戸なつめ

女子校を卒業して10 年が経ち、母校の廃校をきっかけに再会することになった美玲(桜井玲香)、まりりん(岡崎紗絵)、アンディ(三戸なつめ)の3人は、母校に忍び込み、当時隠したタイムカプセルを探します。しかし、結局タイムカプセルは見つからず、また週末に集まる約束をすることに…。3人が母校に行って、いろいろな場所を「懐かしい!」とはしゃぐ様子はとても可愛らしくて、観る側も一緒に学生時代を振り返り、友情物語として楽しむことができます。
また、久しぶりに再会した3人の立場が学生時代とは少しずつ変化している点もおもしろくて、“再会あるある”も詰まっています。例えば学生時代からモデルを始めて当時注目を浴びていた美玲が、今はモデルとしてなかなか上手くいかず悩んでいる様子や、地味キャラだったまりりんが垢抜けてバリバリ働いている姿など、久々に再会してお互いの変化を見て、良くも悪くも比べてしまうところなどは共感できる方も多いのではないでしょうか。
そんな3 人を演じた、桜井玲香、岡崎紗絵、三戸なつめはそれぞれハマり役で、悩みながらも一生懸命頑張る女性達を等身大で演じています。もし彼女達と同じように、壁にぶつかって悩んでいる方なら、少しずつ前進していく3人の姿に背中を押してもらうこともできると思います。

デート向き映画判定
映画『シノノメ色の週末』桜井玲香/岡崎紗絵/三戸なつめ

恋愛要素はありませんが、気まずくなるシーンがないのでデートで観ても問題ありません。本作では20代半ばの女性達が母校を訪れ、当時を思い返しながら楽しそうにしている様子が映し出されているので、これを機にお互いの学生時代の話をして盛り上がることもできそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『シノノメ色の週末』桜井玲香

上映時間が80分で舞台が学校という点では、皆さんにとっても観やすい作品だと思います。ティーンの場合は主人公達の心情に注目しつつ、「大人になるとこんな悩みも出てくるのか」と疑似体験しながら観るのも良いと思います。美玲達の場合は学生時代を懐かしく思っていますが、今まさに学生生活を過ごしている皆さんは、今の生活に悔いが残らないようおもいっきり楽しんでくださいね!

映画『シノノメ色の週末』桜井玲香/岡崎紗絵/三戸なつめ

『シノノメ色の週末』
2021年11月5日より全国公開
イオンエンターテイメント
公式サイト

© 2021映画「シノノメ色の週末」製作委員会

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン 心理学から観る映画60:記憶障害の診断「神経認知領域」と「病因」からみる『殺し屋のプロット』

今回は、急速に進行してしまう認知症、クロイツフェルト・ヤコブ病に冒された殺し屋の最後の“仕事”を描く『殺し屋のプロット』を取り上げます。

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ 『ただ、やるべきことを』鑑賞券 3名様プレゼント

映画『ただ、やるべきことを』鑑賞券 3名様プレゼント

映画『星と月は天の穴』綾野剛/咲耶 星と月は天の穴【レビュー】

映画に対してというよりも、本作で描かれる男女のやり取りについては、解釈の仕方および、その解釈に伴った好みが…

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』ウーナ・チャップリン アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ【レビュー】

REVIEWシリーズ3作目となる本作でも、まず映像美と迫力に圧倒されます。物理的に目の前で…

映画『新解釈・幕末伝』ムロツヨシ/佐藤二朗 新解釈・幕末伝【レビュー】

幕末を描いた本作は、“新解釈”とタイトルにあるように、ユニークな解釈で描かれて…

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』来日ジャパンプレミア、ジェームズ・キャメロン監督、山崎貴監督、宮世琉弥 お互いの才能を讃え合うジェームズ・キャメロン監督と山崎貴監督、若者代表、宮世琉弥も感動『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』来日ジャパンプレミア

最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』のワールドツアーの一環として、ジェームズ・キャメロン監督が3年ぶりに来日。山崎貴監督と宮世琉弥も会場に駆けつけました。

映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』八木莉可子 八木莉可子【ギャラリー/出演作一覧】

2001年7月7日生まれ。滋賀県出身。

映画『グッドワン』リリー・コリアス 『グッドワン』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『グッドワン』トーク付きプレミア試写会 10組20名様ご招待

映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』コリン・ファレル/マーゴット・ロビー ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行【レビュー】

「人生をやり直せるドア」が登場する点と、コリン・ファレルとマーゴット・ロビーが向かい合うキービジュアルから、恋愛をやり直すストーリーかと思いきや…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  2. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  3. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ

REVIEW

  1. 映画『星と月は天の穴』綾野剛/咲耶
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』ウーナ・チャップリン
  3. 映画『新解釈・幕末伝』ムロツヨシ/佐藤二朗
  4. 映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』コリン・ファレル/マーゴット・ロビー
  5. 映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン

PRESENT

  1. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  2. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  3. 映画『サリー』エスター・リウ
PAGE TOP