REVIEW

サンキュー、チャック【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『サンキュー、チャック』トム・ヒドルストン

REVIEW

数々の小説が映画化され、2024年に作家生活50周年を迎えたスティーヴン・キングが2020年に発表した小説“The Life of Chuck”が原作です。監督および脚本は『ドクター・スリープ』でもスティーヴン・キングの小説を映画化したマイク・フラナガンが務めています。ちなみに、フラナガン監督の実の息子コーディが、主人公の幼少期を演じています。とっても可愛いですよ。

映画『サンキュー、チャック』トム・ヒドルストン

キャストには、トム・ヒドルストン、キウェテル・イジョフォー、カレン・ギラン、マーク・ハミル、ジェイコブ・トレンブレイ、デヴィッド・ダストマルチャン、と豪華な面々が揃っています。名子役として第一線で活躍してきたジェイコブ・トレンブレイもすっかり大人になっていてビックリ!2006年生まれなので、今年で20歳です。主人公の子ども時代を演じたベンジャミン・パジャックも名演を見せていて、今後の活躍を期待させます。

映画『サンキュー、チャック』ジェイコブ・トレンブレイ

スティーヴン・キングの小説が原作であることから想像できるとおり、本作にもある種の恐怖が描かれています。本作を観ると、これまでスティーヴン・キングが数々の小説で描いてきた“恐怖”は、種類は違えど、どの“恐怖”も誰もが経験するものだとわかります。そして、どんな“恐怖”もどこかエモーショナルに描く手法こそ、スティーヴン・キングの真骨頂だとわかります。

映画『サンキュー、チャック』マーク・ハミル

構成もユニークで、第三章と付けられたエピソードから始まります。前半と後半もガラッとトーンが変わります。どんな仕掛けがあるのか楽しみにして、なるべく前情報を入れずに観ることをおすすめします。

映画『サンキュー、チャック』ミア・サラ

伏線が回収されながら真相が明かされるのに合わせて、ダークな世界観がハートフルな世界観に転換されるストーリーも秀逸です。それでも、ミステリアスな部分が残されたまま、結末に向かうので、胸がキュンとする要素が最初から最後まであります。こうしたストーリーは、さすがスティーヴン・キングだなと実感します。人間とは何か、人生とは何かという哲学を描いているともいえる本作は、年齢問わず多くの方にオススメです。

デート向き映画判定

映画『サンキュー、チャック』キウェテル・イジョフォー

ラブストーリーがメインではないものの、人生観を問うストーリーである点で、恋愛においても何かしら気づきを得られる可能性があります。特に、長い間一緒にいるカップルは、初心に戻れる機会になるかもしれません。スティーヴン・キングの小説が原作でありつつ、ホラー要素はないタイプなので、初デートで観るのもアリでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『サンキュー、チャック』ベンジャミン・パジャック

スティーヴン・キングの小説の映画化作品には、『スタンド・バイ・ミー』『キャリー』『IT』など、子ども達の目線で描かれた作品があるように、本作にも主人公チャックの子どもの頃から思春期にかけての物語も描かれています。なので、皆さんの世代でも等身大で観られると思います。
ダンスシーンも多く登場して、ショーを観ている感覚も味わえます。ちなみに振り付けは、歌手、俳優として活躍し、『ラ・ラ・ランド』でも振付を手掛けたマンディ・ムーアが担当しています。さまざまな角度で楽しんでください。

映画『サンキュー、チャック』トム・ヒドルストン

『サンキュー、チャック』
2026年5月1日より全国公開
ギャガ、松竹
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

© 2024 DANCE ANYWAY, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2026年4月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『男ともだち』原作者:千早茜先生インタビュー 『男ともだち』原作者:千早茜さんインタビュー

直木賞作家、千早茜のロングセラー小説を、主演に松岡茉優、共演に成田凌を迎えて映画化した『男ともだち』。今回は原作者の千早茜先生にインタビューをさせていただきました。

映画『ヴェリティ/真実』アン・ハサウェイ ヴェリティ/真実【レビュー】

本作の原作者でありプロデューサーも務めるコリーン・フーヴァーは、2023年にTIME誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた人物…

映画『見上げてごらん』森田剛 見上げてごらん【レビュー】

夢を追いかける主人公が夢を叶えたり、夢に破れたりするストーリーはこれまで複数映画化されてきました。でも、本作は…

映画『ワンオペレーション』クリスチャン・スレーター クリスチャン・スレーター【ギャラリー/出演作一覧】

1969年8月18日生まれ。アメリカ、ニューヨーク州出身。

映画『RYUJI 竜二』柳楽優弥/萩原利久/JUNON(BE:FIRST) RYUJI 竜二【レビュー】

1983年、俳優の金子正次自らが考案し初主演を飾った『竜二』は、映画史に残る1作となりました…

映画『バイオハザード』ザック・クレッガー監督版:オースティン・エイブラムス ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】あの映画がおもしろいと思う本当の理由『DIGGER/ディガー』『バイオハザード』『わたしの知らない子どもたち』など

今回もなるべくネタバレせずにお話していますが、何も知らずに観たい方は映画をご覧になってからお聞きく…

映画『クレイフェイス』トム・リス・ハリス クレイフェイス【レビュー】

DCコミックスのヴィランを主人公とした、強烈な描写による本気のホラーです…

映画『ザ・ハウスメAIド 』ミーガン・フォックス ザ・ハウスメAIド <服従>【レビュー】

性能の高いフィジカルAIが続々と誕生している昨今、本作のストーリーは一層現実性を帯びてみえます…

映画『BOSS/ボス』チョ・ウジン/チョン・ギョンホ/パク・ジファン BOSS/ボス【レビュー】

ボスの座を争う話は数あれど、本作はどうしたらボスにならずに済むかというストーリーで…

映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムー・セン(牧森) 進行曲 マーチングボーイズ【レビュー】

台湾屈指の進学校でマーチングバンド部に所属する男子高校生を主人公とした本作は、実話に基づいています…

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』トム・クルーズ/ブラッド・ピット あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』

世界的な超トップスター、トム・クルーズとブラッド・ピットが共演した奇跡の作品『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のパッケージリリースを機に、当部恒例企画「勝手にキャスティング企画!」を実施。

【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集! 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!

Season2では、比喩的思考、批判的思考、論理的思考を軸として、「思考力を鍛える映画鑑賞の仕組み」を探求するスタンスで一連の流れを意識して構成しています。 とはいえ、毎回冒頭で前回までの振り返りを簡単にしますので、好きな回だけ単発で参加いただいてもOKです。映画に関する雑談も含めて一緒に楽しみましょう!

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ 映画好きが選んだアン・ハサウェイ人気作品ランキング

今回は、アン・ハサウェイ出演作品(日本劇場未公開作品と直近の劇場公開作品を除く)を対象に、正式部員…

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集!
  3. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『ヴェリティ/真実』アン・ハサウェイ
  2. 映画『見上げてごらん』森田剛
  3. 映画『RYUJI 竜二』柳楽優弥/萩原利久/JUNON(BE:FIRST)
  4. 映画『クレイフェイス』トム・リス・ハリス
  5. 映画『ザ・ハウスメAIド 』ミーガン・フォックス

PRESENT

  1. 映画『55 FIFTY FIVE/番号で呼ばれた少年』リズワーン・シェイク
  2. 映画『ムクドリと人生とレモンパスタ』アルバ・ロルヴァケル/エリオ・ジェルマーノ
  3. 映画『君の話』北村匠海/出口夏希
PAGE TOP