REVIEW

チア男子!!

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『チア男子!!』横浜流星/中尾暢樹

まずチアリーディングのパフォーマンスそのものが観ていてワクワクするし、華がありますよね。劇中ではもちろん、“チア男子”によるパフォーマンスシーンがあるのですが、俳優達が3ヶ月の特訓を経て、吹き替えなしで自ら演じているということでビックリ。俳優って演技力だけでなく、ホンモノの身体能力が必要とされることもあって、本当にスゴい職業ですよね。もともとそうなのか、この特訓でさらにパワーアップしたのか、マッチョ好きの目の保養となるシーンもチラホラあるので、マッチョ好き女子も要注目です。特にスポーツ万能な役柄を演じている菅原健の肉体美はアスリート系で、見事な腹筋に目が釘付けになりました(笑)。
ストーリーとしては、男同士の友情や男性特有の心情がカッコ良いなと思うと同時に、自分自身で選択することの大切さ、青春時代にしかできない体験など、普遍的なテーマが描かれている点で、誰もが何かしら通じる部分があると思います。また大人が観ても、学生時代に部活をやっていた人は特に、チームメイトとのやり取りや、辛い練習を乗り越えた時の達成感、試合や発表会など本番の緊張感などがリアルに蘇り、当時の自分にタイムスリップしたような感覚も味わえると思います。そして、キャラクター一人ひとりについても丁寧に描かれていて、いろいろなタイプの劣等感や孤独、将来への迷いなどがとてもリアルです。タイトルからキャピキャピした作品というイメージを持つ方もいるかも知れませんが、それだけではない、悲しみも苦しみもあるからこそエモーショナルな作品になっています。

デート向き映画判定
映画『チア男子!!』横浜流星/中尾暢樹/瀬戸利樹/岩谷翔吾/菅原健/小平大智/浅香航大

イケメン俳優が揃っていながら、ラブストーリーの要素を入れていないのが潔く、カップルで観て気まずいシーンはありません。主人公は男性ですが、男女問わず共感できるストーリーで、世代を問わず通じるものが描かれている青春映画です。後半は結構涙腺を刺激されるので、女性はハンカチとメイク直し道具をお忘れなく。男性が泣いてしまっても、こういう映画で泣く男性に悪い印象を抱く人はいないと思いますので(笑)、心のままに観てください。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『チア男子!!』横浜流星/中尾暢樹/瀬戸利樹/岩谷翔吾/菅原健/小平大智/浅香航大

家族のことや、友達のこと、将来のことで迷いながら、必死に今できることに一生懸命な主人公達の姿に、勇気や元気をもらえるはず。周囲には「こうしたほうが良い」「こうするのが普通」というような風潮が流れていて、自分の本意とは別の道を進められるようなことがあるかも知れませんが、自分が夢中になれること、自分らしくいられる場所への糸口が見つかったら、ぜひ一歩踏み込んで欲しいと思います。皆さんの世代はいくらでもやり直しが利きます。今はやりたいことを存分にやっても良い時期なんです。そうすることで輝いている人達をぜひ本作で観てください。

映画『チア男子!!』横浜流星/中尾暢樹/瀬戸利樹/岩谷翔吾/菅原健/小平大智/浅香航大

『チア男子!!』
2019年5月10日より全国公開
バンダイナムコアーツ、ポニーキャニオン
公式サイト

© 朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ヒグマ!!』鈴木福/円井わん ヒグマ!!【レビュー】

『先生を流産させる会』『ライチ☆光クラブ』『許された子どもたち』等を手がけた内藤瑛亮監督作ということで、社会問題を絡めた作品だろうと予想…

映画『パンダプラン』ジャッキー・チェン/フーフー パンダプラン【レビュー】

スター並みに大人気の稀少なパンダが、何者かに狙われ、パンダの里親になったばかりのジャッキー・チェン本人がパンダを守る…

映画『喝采』キャシー・ベイツ キャシー・ベイツ【ギャラリー/出演作一覧】

1948年6月28日生まれ。アメリカ、テネシー州メンフィス出身。

映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2【レビュー】

かつて子ども達に人気だったピザレストラン“フレディ・ファズベアーズ・ピザ”で恐ろしい体験をしたマイク(ジョシュ・ハッチャーソン)と妹のアビー(パイパー・ルビオ)、警察官のヴァネッサ(エリザベス・レイル)は、あれから1年半経ち、平穏な日々を取り戻しつつあり…

映画『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』ロムニック・サルメンタ/イライジャ・カンラス アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス【レビュー】

怖い!巧い!物語の舞台はレストランの一席、ほぼ2人の登場人物で展開される会話劇で、ここまでスリリングな作品に仕立て上げるとは…

映画『恋愛裁判』唐田えりか 唐田えりか【ギャラリー/出演作一覧】

1997年9月19日生まれ。千葉県出身。

映画『グッドワン』リリー・コリアス 利口な子どもに甘える大人『グッドワン』【映画でSEL(社会性と情動の学習)】

今回は、父と娘、父の友人の3人で出かけたキャンプでの様子を描く『グッドワン』を取り上げ、娘サム、父クリスと、その友人マットそれぞれの視点でどんな思考が働いていたかを想像してみます。

映画『モディリアーニ!』リッカルド・スカマルチョ モディリアーニ!【レビュー】

35歳の若さで亡くなったイタリア人の芸術家アメデオ・モディリアーニの人生を変えた3日間を描く本作では、ジョニー・デップが『ブレイブ』(1997)以来約30年ぶりに監督を務めました…

映画『28年後... 白骨の神殿』ジャック・オコンネル/レイフ・ファインズ 28年後… 白骨の神殿【レビュー】

おもしろすぎる!テーマが深い上に、遊び心もちゃんとあって、観賞中はテンション爆上がり…

映画『AFRAID アフレイド』ジョン・チョウ ジョン・チョウ【ギャラリー/出演作一覧】

1972年6月16日生まれ。韓国出身。アメリカ、ロサンゼルス育ち。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集 昨日よりちょっと賢く生きるための【映画学ゼミ第4回】参加者募集!

ネットの普及によりオンラインで大抵のことができ、AIが人間の代役を担う社会になったからこそ、逆に人間らしさ、人間として生きる醍醐味とは何かを映画学の観点から一緒に探ってみませんか?

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  2. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集
  3. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン

REVIEW

  1. 映画『ヒグマ!!』鈴木福/円井わん
  2. 映画『パンダプラン』ジャッキー・チェン/フーフー
  3. 映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』
  4. 映画『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』ロムニック・サルメンタ/イライジャ・カンラス
  5. 映画『モディリアーニ!』リッカルド・スカマルチョ

PRESENT

  1. 映画『アウトローズ』ジェラルド・バトラー
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  3. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
PAGE TOP