REVIEW

チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』赤楚衛二/町田啓太

ドラマ放送時から人気沸騰という噂を聞いていたので観てみました。ドラマは200以上の国や地域で観られるほどにワールドワイドな人気を誇っています。そんな本作で強く残った印象としては、とにかく爽やかでピースフルなところ。観ていてすごく癒されるので、多くの方に人気なのもわかります。
30歳を迎えても童貞のままでいたサラリーマンの安達(赤楚衛二)は、触れると相手の心の声が聞こえるという魔法を手に入れます。そして、秘かに想いを寄せていた同期の黒沢(町田啓太)が自分に好意を持っていることを知り、2人はやがて恋人になります。映画版では、既に恋人同士の2人が次のステップに進もうと悪戦苦闘する姿を描いています。私はドラマ版は1話だけ観て本作を観ましたが、もし1話も観ていなくても大丈夫です。本作の冒頭にこれまでのあらすじを簡単に短くまとめて付けてくれているので、映画版から観る方も問題なくついていけます。
本作は同性愛がテーマの1つとなっており、そのことで2人は一層高い壁を越えなければいけない状況も描かれていますが、同時に安達が魔法を使えることのメリットとデメリットが描かれています。一見魔法は便利に思えますが、魔法が使えてしまうことによって別の悩みが出てくる展開にとても惹きつけられます。これは恋愛はもちろん人間関係全般に通じるテーマだからこそ、多くの方が親近感を持てる内容になっていると言えるのではないでしょうか。
安達を演じる赤楚衛二がピュアで不器用なキャラクターをリアルに演じ、黒沢を演じる町田啓太も眩しいばかりに爽やかです(笑)。ホッコリしたいなという時にオススメの1作です。

デート向き映画判定
映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』赤楚衛二/町田啓太

一つひとつ問題にぶつかる度にきちんと2人で話合いながら前に進んでいく姿は、多くのカップルにとって良い見本になるでしょう。言いたいことを自分の中で呑み込んでしまうこともありますが、やっぱりわかり合うには本音をぶつけることも必要です。悶々としている方は特にパートナーを誘って本作を一緒に観て本音をぶつけ合い、距離を縮めるきっかけにしてください。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』浅香航大/ゆうたろう

タイトルにあるように本作には魔法が登場しますが、キャラクターがその魔法を大いに使うというストーリーではなく、魔法が使えたほうが良いのかどうかということを考えさせられるストーリーとなっています。表面的には魔法が使えたらスゴいしカッコ良いし便利だなと思えますが、実際の生活に落とし込むとどうなるのかを本作で観ることで、魔法なんてなくても今のままで幸せだと思えるのではないでしょうか。

映画『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』赤楚衛二/町田啓太

『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』
2022年4月8日より全国公開
アスミック・エース
公式サイト

©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』織田裕二 踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!【レビュー】

『踊る大捜査線』は1997年に連続ドラマとして放送が開始され、「これまでに公開された映画シリーズ8作品の累計動員数は3863万人、累計興行収入は524.1億円.。映画第2弾『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)は、興行収入173.5億円を記録」した…

映画『私たちは、ちょうどいい。』バービー・フェレイラ/ジョン・レグイザモ 私たちは、ちょうどいい。【レビュー】

普段極力前情報を入れずに観るので、本作の背景も知りませんでした。だから、とてもイイ話だなとウルウルしてたら、最後に…

映画『ナイトボーン -夜哭-』セイディ・ハーラ セイディ・ハーラ【ギャラリー/出演作一覧】

1984年1月1日生まれ。フィンランド・キルッコヌンミ出身。

映画『さとこはいつも』有村架純/石田ひかり/姫野花春 さとこはいつも【レビュー】

沖田修一監督作特有の甘塩っぱい世界観がたまらない1作…

映画『ブルーロック』高橋文哉 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2026年8月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2026年8月】のアクセスランキングを発表!

映画『ワンオペレーション』ローズ・バーン ワンオペレーション【レビュー】

観ているだけで、主人公リンダ(ローズ・バーン)の半端ない疲労感が生々しく伝わってくる作品です…

映画『白鳥とコウモリ』風吹ジュン 風吹ジュン【ギャラリー/出演作一覧】

1952年5月12日生まれ。富山県出身。

映画『八つ墓村』尾上松也 八つ墓村【レビュー】

シリーズ累計発行部数5500万部を超える、横溝正史のベストセラー「八つ墓村」は…

映画『顔 -かお-』シン・ヒョンビン ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】あの映画がおもしろいと思う本当の理由『ドラマなふたり』『顔 -かお-』『ナイトボーン -夜哭-』など

今回取り上げた映画は、『5秒で完全犯罪を生成する方法』『ドラマなふたり』『オークストリートの異変』『顔 -かお-』『ナイトボーン -夜哭-』です。

映画『ヒンド・ラジャブの声』 ヒンド・ラジャブの声【レビュー】

2024年1月29日、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区ラマッラーにある人道支援組織「赤新月社」の緊急通報センターでは、スタッフ達が6歳の少女ヒンド・ラジャブを救出するために力を尽くしました…

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!
  2. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  3. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』織田裕二
  2. 映画『私たちは、ちょうどいい。』バービー・フェレイラ/ジョン・レグイザモ
  3. 映画『さとこはいつも』有村架純/石田ひかり/姫野花春
  4. 映画『ブルーロック』高橋文哉
  5. 映画『ワンオペレーション』ローズ・バーン

PRESENT

  1. ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活2』のん/藤ヶ谷太輔
  2. 実写映画『ルックバック』出口夏希/蒔田彩珠
  3. 映画『私たちは、ちょうどいい。』バービー・フェレイラ/ジョン・レグイザモ
PAGE TOP