REVIEW

積むさおり

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『積むさおり』黒沢あすか

上映時間40分という短い時間の中に、夫婦のドラマが詰まっています。“夫婦あるある”的なシーンを客観的に観ていると、「この夫婦はすぐに別れるな」と思ってしまいますが(笑)、家庭内の平和を何とか保とうとするちょっとした行為にも生々しい現実が見えて、こういうところが“夫婦”なんだなという視点も与えてくれます。それにしても、夫の日常の行為一つとっても、愛おしく見えるか、うっとうしく見えるかって、紙一重だなと思えてきます。既婚者が観るのと、未婚者が観るのとで、感じ方も違いそうですが、この夫婦のことはこの夫婦にしかわからないという部分も実感できる内容です。クライマックスではインパクトのある意外な描写も出てくるし、音もすごく効果的に使われています。濃厚な40分です。

デート向き映画判定
映画『積むさおり』黒沢あすか/木村圭作

夫婦でなくても男女間で起こりうるやり取りや、言葉には出さないけど心にフツフツと抱えているものが描かれていて、男女で一緒に観ると、観終わった後にどういう空気になるのか想像できません(笑)。特に男性に対する女性のイライラを描いていますが、彼氏、夫が本作を観て素直に自省する反応を示せば良いですが、全く他人事としているような反応をすると、イラッとする気持ちも倍増しそうです。1人でじっくり観るか、女子同士で観るほうが良いのではないでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『積むさおり』黒沢あすか

大人向けのドラマで、子どもはまだ知らなくても良い、大人の素顔が描かれています。皆さんが観ると、「うちの両親もこんななのかな?」とちょっと不安になるかも知れません。また、途中ちょっとグロいシーンも出てくるので、キッズにはいろいろな意味で怖いでしょう。だいぶ大人になってから観たほうが共感しながら観られると思います。

映画『積むさおり』黒沢あすか/木村圭作

『積むさおり』
2019年11月2日より全国順次公開
「積むさおり」製作委員会
公式サイト

©「積むさおり」製作委員会

TEXT by Myson

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か?映画の場合で考える」参加者募集! 【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か?映画の場合で考える」参加者募集!

今回は、感情の有用性と有害性の観点から、映画鑑賞ではどのような反応と結びつくのかを一緒に考えたいと思います。この反応次第によって、映画が気に入るか、気に入らないかが変わってきそうだなと…

映画『プラダを着た悪魔2』メリル・ストリープ/アン・ハサウェイ プラダを着た悪魔2【レビュー】

まず驚くのは、20年間、アンディとして、ミランダとして、エミリーとして、ナイジェルとして生き続けてきたんじゃないかと思うほど…

映画『ゆずり葉の頃』仲代達矢 仲代達矢【ギャラリー/出演作一覧】

1932年12月13日生まれ。東京都出身。2025年11月8日逝去。

映画『サンキュー、チャック』トム・ヒドルストン サンキュー、チャック【レビュー】

REVIEW数々の小説が映画化され、2024年に作家生活50周年を迎えたスティーヴン・キン…

映画『アダムの原罪』レア・ドリュッケール/アナマリア・ヴァルトロメイ 『アダムの原罪』トークイベント付き特別試写会 10名様ご招待

映画『アダムの原罪』トークイベント付き特別試写会 10名様ご招待

映画『40歳からの家族ケーカク』ポール・ラッド/レスリー・マン 未公開映画活性課ヤ行

未公開作品のなかから、当部が気になる作品、オススメしたい作品をご紹介。

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

映画『ゼイ・ウィル・キル・ユー』ザジー・ビーツ ゼイ・ウィル・キル・ユー【レビュー】

勢いがあってよろしい(笑)!序盤からフルスロットルでカオスな展開が繰り広げられます…

映画『ラプソディ・ラプソディ』高橋一生 ラプソディ・ラプソディ【レビュー】

良い意味で、「え?そういう話だったのか!」という意外な展開が散りばめられている作品…

映画『花様年華』トニー・レオン/マギー・チャン マギー・チャン【ギャラリー/出演作一覧】

1964年9月20日生まれ。香港出身。

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か?映画の場合で考える」参加者募集! 【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か?映画の場合で考える」参加者募集!

今回は、感情の有用性と有害性の観点から、映画鑑賞ではどのような反応と結びつくのかを一緒に考えたいと思います。この反応次第によって、映画が気に入るか、気に入らないかが変わってきそうだなと…

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

【映画でSEL】イメージイラストドアの奥に草原 セルフ・モニタリングとモデリングの機会となる映画鑑賞(論文紹介)&映画でSELラボOPEN!

株式会社TSトーキョーは、映画でSELラボをオープンしました!

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か?映画の場合で考える」参加者募集!
  2. 【映画でSEL】イメージイラストドアの奥に草原
  3. 【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『プラダを着た悪魔2』メリル・ストリープ/アン・ハサウェイ
  2. 映画『サンキュー、チャック』トム・ヒドルストン
  3. 映画『ゼイ・ウィル・キル・ユー』ザジー・ビーツ
  4. 映画『ラプソディ・ラプソディ』高橋一生
  5. 映画『オールド・オーク』デイヴ・ターナー/エブラ・マリ

PRESENT

  1. 映画『アダムの原罪』レア・ドリュッケール/アナマリア・ヴァルトロメイ
  2. 映画『霧のごとく』ケイトリン・ファン/ウィル・オー
  3. 映画『君と僕の5分』シム・ヒョンソ/ヒョン・ウソク
PAGE TOP