NEWS

ジョナ・ヒル監督&入江悠監督がオンラインでゲスト登壇!『mid90s ミッドナインティーズ』日本最速プレミア試写会

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『mid90s ミッドナインティーズ』日本最速プレミア試写会、ジョナ・ヒル監督

2度のオスカーノミネートを果たし『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『マネーボール』『21ジャンプストリート』などの出演でも人気の俳優ジョナ・ヒルが初監督を手掛けた『mid90s ミッドナインティーズ』が、9月4日より全国公開となります。そして、このたび日本公開に先駆けて日本最速のプレミア試写会が開催されました。
プレミア試写会には、本作のジョナ・ヒル監督、さらに聞き手役として“SR サイタマノラッパー”シリーズや『AI崩壊』などを手掛けてきた入江悠監督がオンラインで登壇しました。今回はその様子を会話形式でご紹介します。

映画『mid90s ミッドナインティーズ』日本最速プレミア試写会、入江悠監督

入江悠監督:ジョナ・ヒルさんはどういったヒップホップ文化を浴びて育ってきたのでしょうか?

ジョナ・ヒル監督:僕はヒップホップ音楽のみを聞いて育ったんです。他のタイプの音楽を聞き出したのは16、17歳頃です。『mid90s ミッドナインティーズ』の主人公と同じく僕にも兄がいるのですが、彼のラップの趣味がとても良くて、小さい頃から触れることができたんです。兄のいない間に主人公が兄の部屋に入って、レコードを聴きあさるというシーンがありまして、本作は僕の自伝映画ではないのですが、僕の少年時代は、まさにこのシーンのような感じでした。つまり、僕にとって“ア・トライブ・コールド・クエスト”が“ビートルズ”なんです。そういう感覚というのを僕は映画で切り取りたかったんです。

入江悠監督:映画の中の兄のような対応を僕も弟にしていたなと思い出しました。ジョナ・ヒルさんにとって兄弟というものには何か特別な意味があったのでしょうか?

ジョナ・ヒル監督:本作を観終わった後に、弟の立場の人達から「本当にこんな感じでした!」と電話がかかってくるんです(笑)。逆に兄だった人達からは、「弟には悪いことをしていたな」と言われます(笑)。僕が劇中で見せたかったのは、“男兄弟の自然な関係性”なんです。僕自身は兄も妹もいるのですが、それぞれに関係性が違いました。男同士だと複雑な力学が働いて、兄を好きだけど、なかなか好きだって気持ちを表現しなかったり。それと同時に、兄のようになりたいという気持ちも持っていたと思うんです。きっと入江監督の弟さんもそうだったのではないでしょうか。

映画『mid90s ミッドナインティーズ』日本最速プレミア試写会、ジョナ・ヒル監督メイキング
『mid90s ミッドナインティーズ』メイキング

入江悠監督:本作では、“家族”というコミュニティと、誰でも入れる“公共の公園”というコミュニティが存在していますよね。でも、ホームレスの人が寝ていてもいいし、家出してちょっと時間を潰すということが許されるような、そんな公園が日本では減っているんです。僕が本作で特に素晴らしいと感じたのが、こういった公共の公園というコミュニティをここまで描いた映画ってこれまでなかったなというところなんです。ジョナ・ヒルさんは、この公園というコミュニティに関して、何か特別な思い入れがあったのでしょうか?

ジョナ・ヒル監督:そう言って頂けることが、僕にとって本当に大きな意味を持っています。本作を観た方々にまだあまり気づかれていないのですが、実は、それは僕がこの映画を作りたかった大きな理由の1つでもあるんです。90年代というとホームレスの方達も、僕達スケーターも社会のはみ出し者のように扱われていました。そんな状況下で、この映画の中で僕が大好きなシーンでもあるのですが、メインのキャラクター2人が公園の中でホームレスと語り合っているシーンがあります。この2人は、そのホームレスの方の話をただ静かに聞いているんです。それが僕のとても好きなシーンです。僕の少年時代にあったとても美しい思い出でもあるのですが、これまで映画では観たことがなかったシーンなので、ぜひ描きたかったんです。

入江悠監督:僕がこの映画を観て、1番感動したところは、公園でみんなが集まって、何をするわけでもないのですが、喋ったり遊んだり、スケボーをしたりしているところでした。今は難しいと思うのですが、そうやって人が集まることによって友情や文化が生まれたりというのがあると思うんですよね。この状況下で映画館も一時期自主休業を強いられましたが、ジョナ・ヒルさんからスクリーンで映画を観ることを愛しているお客さんと映画館で働くスタッフの方に何かメッセージを頂けますか?

映画『mid90s ミッド ナインティーズ』サニー・スリッチ

ジョナ・ヒル監督:こんな状況下でも映画館に足を運んでくださることに感動しています。本当にありがとうございます。映画館で映画を観るという体験は、僕の人生にとってとても重要な瞬間です。自分が「こうやって生きたいんだ」と人生の方向性を見つけさせてくれたものでもあります。映画に携わる僕らは皆1つです。それぞれやるべきことを果たさないといけないと思います。僕は映画が大好きですし、僕から生まれたこの作品がこうやって、僕が暮らす世界の反対側で観られていることが本当に嬉しいです!皆さんが来てくださることで、本当に僕のハートは嬉しさでいっぱいです。「ありがとう」と心から言いたいです。このいろいろと難しい状況下で、僕達フィルムメーカーが1番嬉しいことは、自分達の作品が皆さんに楽しい時間を提供できることです。ぜひ楽しんでください!

貴重なお話が満載でしたね!ジョナ・ヒル監督の本作への思いや、観客への感謝がすごく伝わってきました。ぜひ皆さんも劇場へ足を運び、本作をご覧ください!

映画『mid90s ミッド ナインティーズ』サニー・スリッチ

『mid90s ミッド ナインティーズ』
2020年9月4日より全国公開
PG-12
トランスフォーマー
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定

© 2018 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『わたしの知らない子どもたち』小八重葵美/二階堂ふみ わたしの知らない子どもたち【レビュー】

戦後の厳しい時代を生き抜く子ども達の姿を描く本作は、広島に生まれた西川美和監督によって作られました…

映画『君の話』北村匠海/出口夏希 『君の話』キャスト&監督登壇!完成披露試写会20名様ご招待

『君の話』キャスト&監督登壇!完成披露試写会20名様ご招待

映画『さとこはいつも』石田ひかり 石田ひかり【ギャラリー/出演作一覧】

1972年5月25日生まれ。東京都出身。

映画『mentor』磯村勇斗/末澤誠也 mentor【レビュー】

メンターとは、指導者、師匠のような存在を指します。でも、𠮷田恵輔監督作となると、字義通りのメンターの話なのかどうか、というより、そのまま描くはずはない、と勘ぐってしまう方もいるでしょう(笑)…

映画『八つ墓村』堀田真由 堀田真由【ギャラリー/出演作一覧】

1998年4月2日生まれ。滋賀県出身。

映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムー・セン(牧森) 『進行曲 マーチングボーイズ』ムビチケ前売券(カード) 3名様ご招待

映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムビチケ前売券(カード) 3名様ご招待

映画『DIGGER/ディガー』来日記者会見、トム・クルーズ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督 脚本を執筆中に想像上の出来事が現実となり私達を追い越していく恐ろしさを感じた『DIGGER/ディガー』トム・クルーズ&アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督来日記者会見

映画『DIGGER/ディガー』の公開を目前に来日記者会見が開催され、主演のトム・クルーズとアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が登壇しました。

映画『バイオハザード』ザック・クレッガー監督版:オースティン・エイブラムス バイオハザード【レビュー】

監督を務めたのは、『WEAPONS/ウェポンズ』(2025)を手掛けたザック・クレッガー…

映画『汝、星のごとく』横浜流星/広瀬すず 汝、星のごとく【レビュー】

凪良ゆうの同名ベストセラーを原作とする本作は、横浜流星の熱い想いが企画の発端だったといいます…

映画『ダビデ ~王になった少年~』 『ダビデ ~王になった少年~』特別試写会 5組10名様ご招待

映画『ダビデ ~王になった少年~』特別試写会 5組10名様ご招待

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集! 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!

Season2では、比喩的思考、批判的思考、論理的思考を軸として、「思考力を鍛える映画鑑賞の仕組み」を探求するスタンスで一連の流れを意識して構成しています。 とはいえ、毎回冒頭で前回までの振り返りを簡単にしますので、好きな回だけ単発で参加いただいてもOKです。映画に関する雑談も含めて一緒に楽しみましょう!

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ 映画好きが選んだアン・ハサウェイ人気作品ランキング

今回は、アン・ハサウェイ出演作品(日本劇場未公開作品と直近の劇場公開作品を除く)を対象に、正式部員…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミSeason2】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求(2)言葉とイメージの関係」参加者募集!
  2. 【映画学ゼミSeason2 第1回】「思考力を鍛える映画鑑賞—その仕組みの探求①オリエンテーション」参加者募集!
  3. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『わたしの知らない子どもたち』小八重葵美/二階堂ふみ
  2. 映画『mentor』磯村勇斗/末澤誠也
  3. 映画『バイオハザード』ザック・クレッガー監督版:オースティン・エイブラムス
  4. 映画『汝、星のごとく』横浜流星/広瀬すず
  5. Netflixシリーズ『ダウンタイム』松岡茉優/仲里依紗

PRESENT

  1. 映画『君の話』北村匠海/出口夏希
  2. 映画『進行曲 マーチングボーイズ』ムー・セン(牧森)
  3. 映画『ダビデ ~王になった少年~』
PAGE TOP