ドラマ

前代未聞、京都のど真ん中で撮影! Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶にラシダ・ジョーンズ、西島秀俊らが登壇

  • follow us in feedly
  • RSS
Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:ラシダ・ジョーンズ(主演・製作総指揮)、西島秀俊、ジョアンナ・ソトムラ、annie the clumsy、ジュディ・オング、國村隼、ケイティ・ロビンス(ショーランナー)、ルーシー・チェルニアク(製作総指揮・1〜4&6話監督)

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:ラシダ・ジョーンズ(主演・製作総指揮)、西島秀俊、ジョアンナ・ソトムラ、annie the clumsy、ジュディ・オング、國村隼、ケイティ・ロビンス(ショーランナー)、ルーシー・チェルニアク(製作総指揮・1〜4&6話監督)

A24が製作し、Apple TV+にて2024年7月10日から配信開始される『サニー』の特別試写会が開かれ、キャスト、スタッフが登壇しました。

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:ラシダ・ジョーンズ

主演で製作総指揮も兼任するラシダ・ジョーンズは、「コンバンハ。キョウハ、キテクレテアリガトウゴザイマス」と日本語で挨拶。
本シリーズがコリン・オサリヴァンの“The Dark Manual”を原作としていること、そして、同作を映像化しようと考えた経緯、日本を題材にした作品になぜ参加しようと思ったのか聞かれたラシダは、「本当に私は恵まれていて、私のところにこの企画が来た時にはある程度固まっていました。素晴らしいエグゼクティブ・プロデューサー兼ショーランナーであるケイティ・ロビンスさん、監督兼脚本家のルーシー・チェルニアクさんの手によって、この世界が出来上がっていて、ビジュアルも脚本もありました。使われる音楽、参考となるプレイリストも用意されていたんです。それを見た時にとても惹かれましたし、そもそもスージー・サカモトという役柄もその時点で非常にクリアに描かれていました。だから、ぜひやりたいと思いました」と答えました。日本を題材にした作品に参加した理由については、「ニホンガスキデス」と日本語で返し、会場から拍手が湧きました。

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:ラシダ・ジョーンズ

ロボットのサニーとの共演についてラシダは「サニーには、皆さんもとても人間らしさを感じると思います。それもロボット周りの素晴らしいチームの皆さんのおかげです。幸運なことにここにいるジョアンナさんが演じてくださって、相手がしっかりそこにいるような形を作ってくださいました。ジョアンナさんが(撮影用の)ヘルメットを被って、サニーのエッセンスを演じてくださって、ジョアンナさんの表情を中継のような方法でロボット自体に映し出し、それに対して演じました。そして、ジョアンナさんの声をそのまま使って、演じることができました。そういう方法で命が吹き込まれたロボットと共演しました。時にはチャレンジもありましたが、ロボットとの共演というのはそういうことですからね」と撮影を振り返りました。さらにラシダは、日本人キャストやスタッフについても絶賛しました。

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:西島秀俊

本作でハリウッドデビューとなった西島秀俊は、本作の制作について感想を聞かれると、「ショーランナーのケイティ、ディレクターのルーシー、そしてラシダさんと最初はzoomでミーティングをして、そのなかで最初に本読みを始めて、それがとても楽しくて、2人で吹き出しながらセリフを読んでたんです。それがスタートで、(現場で)演技をする前に気持ちが通じ合ったというか、とても素晴らしい関係を築けていたというのが本当に幸運なデビューだったと思います。とにかくギリギリまで良いものにしようとする努力を惜しまないですね。だから、脚本もどんどんどんどんバージョンが変わって、新しいことがどんどんどんどん増えていくので、僕も(自分が演じた)マサ(マサヒコ・サカモト)はこういう役なんだな、良い夫で、良い父で素敵な役なんだなと思って始めていたら、台本が来る毎にどんどん「あれ?マサってどんな人なんだろう?」って、いろんなマサの面が表れてきて。きっとケイティが僕の中に何かこう邪悪な部分とか悪い部分を見たのかもしれないですけれど…、冗談ですよ、冗談(笑)。そうやって、キャラクターもストーリーも関係性も、常により良いものにしていこうとする力がものすごくあると、強く感じた現場でした」と話しました。

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:國村隼

國村隼とジュディ・オングは、ラシダの演技について、どこから芝居でどこから本人なのかわからないくらい自然だったと称賛しました。

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:ジュディ・オング

サニー役を演じたジョアンナは、「私が演じるこのロボットは3フィートほどの身長の白いロボットで、スージーへお土産として託されたものなんです。とても明るくて、名前の通り太陽のようにサンサンと照っているようなキャラクターです。一方、スージーは壊れたダークなキャラクターなので、この対称的なでこぼこコンビを演じるのがすごく楽しかったです。こんなにすごく著名な方々と共演できて、ロボットを演じられるのは私にとっては夢のような経験でした。サニーの声をどうやって見つけていったのかというと、それはそれほど難しくはなかったです。というのは、ケイティとルーシーさんが本当に素晴らしいストーリーを紡いでくださったので、あとは自分の素で声を高めにしつつ演じました。物理的にはヘルメットを被って、カメラ、ライトと、いろいろな器具を装着しながら、自分は脇のどこかに隠れながら、壁の向こうのどこかにいるサニーをコントロールしながら、隠れて演じていました。サニーと繋がっていて、自分の表情がそのままサニーの顔として映るので、とても奇妙な体験ではあったのですが、とても楽しかったし、早く皆さんと共有したくて仕方がありません。ロボティクスチームを編成して取り組んだ大がかりな作業だったのですが、私の顔にカメラが向けられ、私の表情がリアルタイムにそのままサニーの表情になるんです。CGとかではなくて。口元、目元、全部サニーの顔になるんです。目が大きなロボットでまばたきすると目立つので、なるべくまばたきをしないように気を付けていました」と撮影の裏側を語りました。

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:ジョアンナ・ソトムラ

本作で俳優デビューとなったannie the clumsyは、学ぶことしかなかったと撮影を振り返りました。

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:annie the clumsy

最後にラシダ・ジョーンズは、「とにかく楽しんでいただきたい作品です。いろいろなものが入っている作品です。ダークコメディでもあり、スリラーでもあり、ミステリーでもあり、そして、非常に深遠なテーマをたくさん掘り下げている作品です。近未来の日本も非常に美しく描写しています。登場するキャラクターはおもしろいと同時に、大きな短所を持っています。そんなさまざまなキャラクターも含めて楽しんでいただけたら嬉しいです」と挨拶しました。

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:西島秀俊

西島秀俊は、「僕は日本の俳優で、日本でたくさんロケーションをしてますけど、本当に初めて京都のど真ん中で撮影をしました。これは本当に驚くべきことで、これからも恐らくないだろうと思います。だから、京都の古い文化も映っていますし、今の日本、近い未来の日本の文化、新しい世界みたいなものがミックスされた世界が映っています。それは日本人の僕らにとっては新鮮な体験になると思います。物語は人とロボットとの繋がりだったり、そこでどうやって生きていくかという話なんですけども、その先には突き詰めていくと人と人との繋がりであったり、人とは何か、魂とは何かという根源的なテーマに繋がっていく素晴らしいストーリーとなっています。スタートから本当に楽しいので、ぜひ最後まで、毎週楽しみに観ていただければとても嬉しいです」と締めました。

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:ラシダ・ジョーンズ(主演・製作総指揮)、西島秀俊

皆さんのお話を聞いていると、どんなストーリーなんだろうと気になりますね。本シリーズは全部で10話、2024年7月10日は最初の2話が配信、その後、毎週水曜日に1話ずつ配信開始となります。お楽しみに!

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:ラシダ・ジョーンズ(主演・製作総指揮)、西島秀俊、ジョアンナ・ソトムラ、annie the clumsy、ジュディ・オング、國村隼、ケイティ・ロビンス(ショーランナー)、ルーシー・チェルニアク(製作総指揮・1〜4&6話監督)
左からジョアンナ・ソトムラ、annie the clumsy、ラシダ・ジョーンズ、西島秀俊、ジュディ・オング、國村隼、ケイティ・ロビンス、ルーシー・チェルニアク

P.S.ラシダ・ジョーンズの過去の出演作『セレステ∞ジェシー』もオススメです!

Apple TV+『サニー』来日舞台挨拶:
2024年6月25日取材 PHOTO&TEXT by Myson

Apple TV+『サニー』ラシダ・ジョーンズ

Apple TV+『サニー』
2024年7月10日よりApple TV+にて全世界同時配信開始
公式サイト 

画像提供 Apple TV+

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『おいしくて泣くとき』美村里江 美村里江【ギャラリー/出演作一覧】

1984年6月15日生まれ。埼玉県出身。

映画『ババンババンバンバンパイア』吉沢亮/板垣李光人 ババンババンバンバンパイア【レビュー】

運命的な出会いから、銭湯に住み込みで働いている450歳のバンパイア森蘭丸(吉沢亮)は、銭湯の一人息子、李仁(板垣李光人)が童貞のまま18歳になるのを…

映画『君がトクベツ』畑芽育/大橋和也 心理学から観る映画55:推し活がもたらす幸福感『君がトクベツ』

今や「推し活」「推し」という言葉はすっかり浸透しました。なぜ、人が推し活にハマるのかといえば、きっと幸福感があるからでしょう。そこで、今回は推し活が与える幸福感について、『君がトクベツ』のストーリーをもとに考えます。

映画『メガロポリス』アダム・ドライバー/ナタリー・エマニュエル メガロポリス【レビュー】

“ゴッドファーザー”シリーズ、『地獄の黙示録』など、映画史を語る上で欠かせない巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、私財を投じて製作した本作は、40年もの構想を経て完成…

特製『平成狸合戦ぽんぽこ』ふんわりキーホルダー正吉 高畑勲展 特製『平成狸合戦ぽんぽこ』ふんわりキーホルダー正吉 1名様 プレゼント

映画『ツイスターズ』オリジナルハンディファン 2名様プレゼント

映画『F1®/エフワン』ブラッド・ピット/ダムソン・イドリス 映画『F1®/エフワン』【レビュー】

“地上版〈トップガン〉”という宣伝文句を謳っている本作は、『トップガン マーヴェリック』と同じく、ジョセフ・コシンスキーが監督を務め、ジェリー・ブラッカイマーが製作を…

映画『#真相をお話しします』桜井ユキ 桜井ユキ【ギャラリー/出演作一覧】

1987年2月10日生まれ。福岡県出身。

映画『秘顔-ひがん-』チョ・ヨジョン/パク・ジヒョン 秘顔-ひがん-【レビュー】

タイトルを見ただけでいろいろな想像が掻き立てられるので…

映画『28年後...』アーロン・テイラー=ジョンソン/レイフ・ファインズ/ジョディ・カマー 28年後…【レビュー】

ダニー・ボイル監督×アレックス・ガーランド(脚本)の最強タッグで制作されてきた“28”シリーズは、2002年『28日後…』、2007年『28週後…』と続き、本作で3作目…

映画『バック・イン・アクション』キャメロン・ディアス キャメロン・ディアス【ギャラリー/出演作一覧】

1972年8月30日生まれ。アメリカ出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ 映画好きが選んだトム・クルーズ人気作品ランキング

毎度さまざまな挑戦を続け、人気を博すハリウッドの大スター、トム・クルーズ。今回は、トム・クルーズ出演作品(日本劇場未公開作品を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ/メリル・ストリープ 元気が出るガールズムービーランキング【洋画編】

正式部員の皆さんに“元気が出るガールズムービー【洋画編】”をテーマに、好きな作品を選んでいただきました。果たしてどんな結果になったのでしょうか?

映画『キングダム 大将軍の帰還』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/吉川晃司/小栗旬/大沢たかお 映画好きが選んだ2024邦画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の邦画ベストを選んでいただきました。2024年の邦画ベストはどの作品になったのでしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『君がトクベツ』畑芽育/大橋和也
  2. 映画でSEL:告知1回目
  3. 映画『親友かよ』アンソニー・ブイサレートピシットポン・エークポンピシット

REVIEW

  1. 映画『ババンババンバンバンパイア』吉沢亮/板垣李光人
  2. 映画『メガロポリス』アダム・ドライバー/ナタリー・エマニュエル
  3. 映画『F1®/エフワン』ブラッド・ピット/ダムソン・イドリス
  4. 映画『秘顔-ひがん-』チョ・ヨジョン/パク・ジヒョン
  5. 映画『28年後...』アーロン・テイラー=ジョンソン/レイフ・ファインズ/ジョディ・カマー

PRESENT

  1. 特製『平成狸合戦ぽんぽこ』ふんわりキーホルダー正吉
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP