REVIEW

エミリー、パリへ行く【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン4』リリー・コリンズ/リュカ・ブラヴォー

シーズン4

くっつきそうになっては邪魔が入るという繰り返しのエミリー(リリー・コリンズ)とガブリエル(リュカ・ブラヴォー)は、今シーズンで新たな局面を迎えます。そして、ようやく落ちつくと思いきや、別の問題が勃発。ここまでこじれるともう厳しいのではないかというややこしい展開が出てきます(苦笑)。さらに、新キャラも登場するので、ますます読めない展開に。「もう!エミリーに新しい出会いはいらないから、ガブリエルとどうにか円満に…」と願うものの、新キャラのマルチェロ(エウジェニオ・フランチェスキーニ)もナイスガイなんですよね(笑)。

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン4』リリー・コリンズ/エウジェニオ・フランチェスキーニ

そして、今シーズンではローマを舞台にしたエピソードもあります。エミリーを演じるリリー・コリンズがオードリー・ヘップバーンを彷彿とさせる雰囲気を持っているし、とある人物と原チャで2人乗りをするシーンも出てくるので、『ローマの休日』を観ているような感覚になります。ローマの美しい風景もぜひご堪能ください。

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン4』リリー・コリンズ/アシュリー・パーク

エミリーの親友ミンディ(アシュリー・パーク)と恋人ニコラ(ポール・フォーマン)の関係にも波乱が起こります。ちなみに、アシュリー・パークとポール・フォーマンは、実生活でも恋愛関係にあるようで、アシュリー自らがSNSで仲睦まじい様子を公開しています。なんと、素敵なこと!

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン4』リリー・コリンズ

新キャラといえば、他にもう1人出てくるんです。一波乱起こしそうなムードをプンプンさせて登場する女子を演じるのは、リュック・ベッソンの娘、タリア・ベッソンです。さすが、ベッソンの娘!とても可愛くて存在感バリバリです。

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン4』リリー・コリンズ/リュカ・ブラヴォー/エウジェニオ・フランチェスキーニ

今シーズンも一難去ってまた一難という感じで、気になる展開で最終話を迎えます。結局はあの“2人”がくっつくのだろうと予想しつつも、ネット上ではとある噂が流れており、偶然目にしてしまいました(泣)。ここへきて、先が読めない状況になったからこそ、次シーズンも必見です。

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン4』リリー・コリンズ

『エミリー、パリへ行く シーズン4』
2024年8月15日よりNetflixにて配信中
公式サイト

TEXT by Myson

シーズン3

海外ドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン3』リリー・コリンズ/リュカ・ブラヴォー

前シーズンでエミリーの職場が混乱状態になり、どっちつかずのままで板挟みとなったエミリーは、今シーズンでどうなってしまうのか気になっていた方も多いのではないでしょうか。一方、シーズン毎に帰国するのかしないのかでザワザワしますが、タイトルにパリとついてある限り、パリから離れないことは皆さんのご想像の通りです(笑)。

海外ドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン3』リリー・コリンズ/フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー/ブリュノ・グエリ

前シーズンでは激しい恋のバトルが繰り広げられ、ひと段落ついたかに見えましたが、『セックス・アンド・ザ・シティ』を手がけたダーレン・スターの作品で、恋愛のゴタゴタが落ち着くわけがありません!あのカップルから、あのカップルまで、波乱が巻き起こります。個人差はもちろんあるとはいえ、お国柄としてフランス人は恋愛に奔放というイメージがありつつ、今シーズンではあるキャラクターの意外な一面が見えます。「なんだ、やっぱりそういうとこあるじゃん!」と親近感が湧きますよ。一方で、一途に見えた関係にそうでもない面が見えたり、思わぬ展開が出てきます。今シーズンも大きな展開が待ち受けていますが、一難去ってまた一難のラストとなっています。

海外ドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン3』リリー・コリンズ/ルシアン・ラヴィスカウント

もう1点見どころは、エミリーのマーケティング戦略です。エミリーはこれまでも数々のユニークな企画でメキメキと才能を発揮してきました。だから、今シーズンでも顧客のピンチをどうやって救うのか、ちょっとした予測を立てながら観るのもおもしろいですよ。そしてもちろんファッションも華やかで観ていて飽きません。前シーズンとは違うタイプの気になるラストだったので、次シーズンはテンションが変わりそうで楽しみです。

海外ドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン3』リリー・コリンズ/フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー

『エミリー、パリへ行く シーズン3』
2022年12月21日よりNetflixにて配信中
公式サイト

TEXT by Myson

シーズン2

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン2』リリー・コリンズ/ルシアン・ラヴィスカウント

今シーズンもエミリー(リリー・コリンズ)は仕事に恋に大忙し。エミリーを中心とした三角関係も見どころですが、新キャラの登場によりエミリーの恋愛はさらに複雑になっていきます。エミリーの恋は「やっぱりそうなるよね」というお決まりの展開があるものの、最後に誰と一緒になるのか気になり、結局観続けてしまうんですよね(笑)。
個人的にはエミリーの上司であるシルヴィー(フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー)も好きで、今シーズンも彼女の厳しさは健在しつつ、新たな一面が観られるエピソードもあるので注目です。また、今シーズンではあるエピソードでエミリーが大失敗をするのですが、そのシーンはかなりコメディタッチで爆笑できるのでお楽しみに。

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン2』リリー・コリンズ/フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー

そして、今シーズンでも美しいパリの街並みやおしゃれなファッションがたくさん観られます。ぜひ華やかな世界を疑似体験したり、旅行の参考にしてみてください。今シーズンのラストもとても気になる終わり方をしていたので、今後も引き続き本作を追っていきたいと思います。今シーズンも全10話なので、まだシリーズを観ていない方も今からならすぐ追いつけますよ。

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン2』リリー・コリンズ

『エミリー、パリへ行く シーズン2』
2021年12月22日よりNetflixにて配信中
公式サイト

CAROLE BETHUEL/NETFLIX

TEXT by Shamy


シーズン1

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン1』リリー・コリンズ

『セックス・アンド・ザ・シティ』のダーレン・スターが、今度はパリを舞台にしたドラマをリリー・コリンズ主演で描くとなると、興味が湧く人も多いはず。パリが舞台ということは、ファッションやグルメネタに期待が膨らむのは当然で、SATCファンとなるとさらに、恋の街パリでどんな恋模様が描かれるのかワクワクしますよね。本作はそんな期待を全く裏切りません。

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン1』リリー・コリンズ/リュカ・ブラヴォー

1人の働く女性の日常を描いているだけですが、その中に小さな事件が起き、それぞれが私達の身近な話題として観られるので、等身大で本作の世界人入り込めます。1話が30分前後ということもあり、サクサク観られちゃうのも魅力で、グラウンドストーリーとしても程よく続きが気になる作りになっていて、気楽に観られます。リリー・コリンズが演じるエミリーの衣装が本当に可愛くて、女子なら毎回テンションが上がるはず。

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン1』リリー・コリンズ/アシュリー・パーク

街並みやレストラン、カフェも気になるところがたくさん出てきて、朝、昼、晩のパリの風景もさまざまな表情を見せるので、行きたくなること間違いなしです。パリで有名なカフェ・ド・フロールも登場しますが、なぜカフェ・ド・フロールが人気のお店になったのかというエピソードがキャラクターの会話の中で語られたり、自然にフランス文化にまつわる知識が増えるのも嬉しいところ。“アメリカ文化vsフランス文化”というテーマがベースになっていることもあり、文化の比較という視点でもすごくおもしろいです。そして、イケメンシェフ、ガブリエル(リュカ・ブラヴォー)も忘れてはいけない見どころで、女子の好きが詰まったドラマとなっています。シーズン2の制作も決まったようで、まだまだこれからファンが増えそうな気がします。

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く シーズン1』リリー・コリンズ

『エミリー、パリへ行く シーズン1』
2020年10月2日よりNetflixにて配信中
公式サイト

STEPHANIE BRANCHU/NETFLIX
CAROLE BETHUEL/NETFLIX

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『次元を超える』窪塚洋介/松田龍平 次元を超える【レビュー】

キービジュアルとタイトル、「人はどこから来て、どこへ行くのか」という意味深なキャッチコピーだけで観たくなったのは…

映画『見はらし世代』黒崎煌代 黒崎煌代【ギャラリー/出演作一覧】

2002年4月19日生まれ。兵庫県出身。

映画『ヒポクラテスの盲点』 ヒポクラテスの盲点【レビュー】

新型コロナウイルスワクチンの被害が起こっている現実に着目した、中立した立場の取材に基づくドキュメンタリー…

映画『ファンファーレ!ふたつの音』ピエール・ロタン ピエール・ロタン【ギャラリー/出演作一覧】

1989年6月20日生まれ。フランス出身。

映画『トロン:アレス』ジャレッド・レト トロン:アレス【レビュー】

本シリーズ1作目『トロン』(=『トロン:オリジナル』)は1982年、『トロン:レガシー』は2010年に作られ、本作はシリーズ3作目となります…

映画『層間騒音』イ・ソンビン 層間騒音【レビュー】

冒頭から不可解な現象が映し出され、観る側はゾワゾワさせられながら騒音の原因を想像することになるわけですが…

映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』ミア・スレアプレトン ミア・スレアプレトン【ギャラリー/出演作一覧】

2000年10月12日生まれ。イギリス出身。

韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』マ・ドンソク/パク・ヒョンシク/ソ・イングク/ソン・ドンイル/イ・ジュビン/コ・ギュピル TWELVE トゥエルブ【レビュー】

マ・ドンソク、パク・ヒョンシク、ソ・イングクなど人気俳優が出演する本作は、十二支をモチーフにした守護神達…

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

映画『秒速5センチメートル』松村北斗/高畑充希 秒速5センチメートル【レビュー】

本作は、新海誠監督が33歳の時に作った同名アニメーション作品を、33歳(撮影当時)の奥山由之監督が実写化…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 ファストムービー時代の真逆を行こうと覚悟を決めた!大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート前編

『るろうに剣心』シリーズ、『レジェンド&バタフライ』などを手掛けた大友啓史監督が<沖縄がアメリカだった時代>を描いた映画『宝島』。今回、当部の部活史上初めて監督ご本人にご参加いただき、映画好きの皆さんと一緒に本作について語っていただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. AXA生命保険お金のセミナー20251106
  2. 映画学ゼミ:アイキャッチ1/本の上の犬と少女
  3. 映画『ふつうの子ども』嶋田鉄太/瑠璃

REVIEW

  1. 映画『次元を超える』窪塚洋介/松田龍平
  2. 映画『ヒポクラテスの盲点』
  3. 映画『トロン:アレス』ジャレッド・レト
  4. 映画『層間騒音』イ・ソンビン
  5. 韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』マ・ドンソク/パク・ヒョンシク/ソ・イングク/ソン・ドンイル/イ・ジュビン/コ・ギュピル

PRESENT

  1. 映画『モンテ・クリスト伯』ピエール・ニネ
  2. AXA生命保険お金のセミナー20251106
  3. 映画『愚か者の身分』北村匠海/林裕太
PAGE TOP