REVIEW

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』橋本環奈

赤ずきん(橋本環奈)が旅の途中でシンデレラ(新木優子)と出会い、お城のパーティーに同行し、その過程で死体に遭遇します。赤ずきんが主人公ながら、ストーリーはシンデレラのお話がベーで、そこへ死体が絡んだミステリーとなっています。
本作は赤ずきんが名探偵という点がまずユニーク。そして、シンデレラのストーリーは誰でも知っているからこそアレンジのおもしろさが引き立ちます。そこへ福田雄一監督節が入り、楽しい脱線が繰り広げられながらも、謎解きとしての見応えもちゃんと入っています。福田雄一監督作は男性キャラクターが主人公の作品が多かったイメージですが、本作は女性キャラクターがメインとなっている点も新鮮です。
豪華キャストも勢揃いし、どのキャラもクセが強い!ちらっとしか出てこないキャラでもしっかりと印象を残していきます。本作以外にもいくらでもストーリーを作れそうな設定に感じましたが、ヒットしたら展開を広げる目論みもあったりして(笑)。

デート向き映画判定
Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』新木優子/岩田剛典

おとぎ話がベースのコメディで、ある程度どんな内容かわかった上で観られるので、お家デートでも観やすいでしょう。本来はロマンチックになりそうなシーンも、ミステリーの中でアレンジされていて、逆に気まずくなることもないと思います。一緒に推理をしながら観ると、会話も弾みそうです。ツッコミどころも満載なので、同じところで笑えると場も和みますね。

キッズ&ティーン向き映画判定
Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』新木優子/真矢ミキ

死体が出てくるとはいえ、露骨に怖いシーンはあまりなく、ベースはコメディなのでキッズでも楽しめるでしょう。あらゆる世代に人気の俳優が出てくるので、孫と祖父母で観るのもアリでしょう。Netflixで家で観られるので、家族や友達と一緒に推理を語りながら観るのも楽しそうですね。

Netflix映画『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』橋本環奈/新木優子/岩田剛典/夏菜/若月祐美/桐谷美玲/ムロツヨシ/加治将樹/長谷川朝晴/犬飼貴丈/山本美月/キムラ緑子/真矢ミキ/佐藤二朗

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』
2023年9月14日よりNetflixにて配信開始
公式サイト

TEXT by Myson

本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮 ブルーボーイ事件【レビュー】

高度成長期にあった1965年の東京では、街の浄化のため、警察はセックスワーカー達を厳しく取り締まっていました。ただ、セックスワーカーの中には性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受けて女性的な体をした通称ブルーボーイが…

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人 君の顔では泣けない【レビュー】

高校1年生の夏、坂平陸(武市尚士)と水村まなみ(西川愛莉)はプールに一緒に落ちたことで体が入れ替わってしまいます。2人はすぐに元に戻ることができず15年を過ごし…

映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト スプリングスティーン 孤独のハイウェイ

物語の舞台は1982年。ブルース・スプリングスティーン(ジェレミー・アレン・ホワイト)は、名声を手に入れながらも、葛藤を抱えて…

映画『2つ目の窓』松田美由紀 松田美由紀【ギャラリー/出演作一覧】

1961年10月6日生まれ。東京都出身。

「第38回東京国際映画祭」クロージングセレモニー:受賞者 東京グランプリは『パレスチナ36』!第38回東京国際映画祭ハイライト

2025年10月27日(月)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開幕したアジア最大級の映画の祭典である第38回東京国際映画祭が、11月5日(水)に閉幕。今年も個性豊かな作品が多数出品され、さまざまなイベントが実施されました。以下に、第38回東京国際映画祭ハイライトをお届けします。

映画『平場の月』堺雅人/井川遥 平場の月【レビュー】

朝倉かすみ著の同名小説を実写化した本作は、『ハナミズキ』『花束みたいな恋をした』(2021年)などを手がけた土井裕泰が監督を務めて…

映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル ぼくらの居場所【レビュー】

カナダのトロント東部に位置するスカボローを舞台に、さまざまな背景を抱えた3組の親子の姿を…

映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』ヨナス・ダスラー ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師【レビュー】

第二次世界大戦下のドイツに実在した牧師、ディートリヒ・ボンヘッファーは、ナチスに支配された教会やユダヤ人達を救おうと奮闘…

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』SUMIRE 佐藤菫【ギャラリー/出演作一覧】

1995年7月4日生まれ。東京都出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画学ゼミ2025年11月募集用 AI時代における人間らしさの探求【映画学ゼミ第2回】参加者募集!

ネット化が進み、AIが普及しつつある現代社会で、人間らしさを実感できる映画鑑賞と人間にまつわる神秘を一緒に探求しませんか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  2. 映画『おーい、応為』長澤まさみ
  3. AXA生命保険お金のセミナー20251106ver3

REVIEW

  1. 映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮
  2. 映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人
  3. 映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト
  4. 映画『平場の月』堺雅人/井川遥
  5. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP