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惡の華

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映画『惡の華』伊藤健太郎/玉城ティナ

「自分は変態なのか?だとしたら、どうすれば良いんだ」と主人公と同じ目線で観るのと、思春期特有の焦燥感の抽象表現として客観的に観るのとで、印象が変わりそうです。描写は極端ではあるものの、誰もが一度はこういう感覚を持ったことがあるのではないかと思える若者達のいろいろな心理を描いていて、親近感は湧いてきます。大人になるとこういった感覚を忘れるかも知れませんが、思春期だったら答えを探すのに必死になるのもわかります。社会的に世間体的に“こうだろう”と思われる方向と、自分の本心が向かう先が違う場合、アイデンティティが形成されつつある中高生の段階なら、本人の中で大きな問題になり得ます。内に閉じ込めていたものが吹き出すシーンがたくさん出てきますが、若者達のあがきの象徴と考えると、この激しさにも納得です。

デート向き映画判定
映画『惡の華』伊藤健太郎/玉城ティナ

ラブストーリーの要素もありますが、自分の気持ちに折り合いをつけられずに悩む主人公のもがきを軸に物語は展開し、さらに何度も主人公がクソムシ呼ばわりされるので、デートのムードが盛り上がるようなストーリーではありません(苦笑)。女子のドロドロした内面が吹き出すシーンも多々出てくるので、デートで観るには不向きでしょう。同性の友達と観るか、1人でじっくり観ることをオススメします。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『惡の華』伊藤健太郎

PG-12なので、保護者と一緒なら12歳未満の人も観られますが、親子で観るのは気まずい部分もあるでしょう。なので、キッズは中学生になってから観ると良いと思います。主人公達の中学生から高校生までの出来事を描いていて、ティーンの皆さんは身近に感じるストーリーです。誰にでも人には言えない悩み事があって、それが皆と比べて普通かおかしいかを知りたいお年頃だと思いますが、悩みの種類は違っても、皆同じように悩んでいると心強く思えるはずです。

映画『惡の華』伊藤健太郎/玉城ティナ//秋田汐梨/飯豊まりえ

『惡の華』
2019年9月27日より全国公開
PG-12
ファントム・フィルム
公式サイト

©押見修造/講談社 ©2019映画『惡の華』製作委員会

TEXT by Myson

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