REVIEW

ハチとパルマの物語

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ハチとパルマの物語』レオニド・バーソフ

本作は、実際にモスクワのヴヌーコヴォ国際空港で2年もの間、飼い主を待ち続けた犬のパルマの実話を映画化した物語。この実話は今もロシアで多くの人に語り継がれているそうで、日本で有名な“忠犬ハチ公”の物語にも通ずる部分があり、本作は日露合作で製作されています。物語の軸は、空港に置き去りにされてしまった犬のパルマと少年コーリャがあることをきっかけに出会い、心を通わせていく部分で、パルマとコーリャが、周囲の大人達をどんどん巻き込んでいく展開も見どころとなっています。
犬のパルマが本当に利口で、立派に演技をしていることにも驚かされます。資料にある監督のコメントによると、パルマ役の犬はやはりかなりの時間をかけて探したそうです。でも、その甲斐あって、照明や飛行機の騒音にも物怖じせず、指示通りに演技のできる犬に出会えたそうです。そんな犬の名演技にもぜひご注目ください。また、感動的なシーンもありつつ、空港職員とパルマの逃走劇など笑えるシーンも多いので、どんな人でも親しみやすい作品となっています。渡辺裕之、藤田朋子、壇蜜などの日本人キャストや、フィギュアスケーターのアリーナ・ザギトワも登場しているので、それぞれどんな風に登場するのかも注目です。

デート向き映画判定
映画『ハチとパルマの物語』レオニド・バーソフ

犬と少年の交流にほっこりできる作品なので、デートで観るのも良いと思います。ただし、犬好き、動物好きの方だとより感情移入できる場面も多そうなので、念の為ハンカチを用意しておくことをオススメします。パルマはあることをきっかけに飼い主と離れることになりますが、将来ペットと暮らすことを考えているカップルは、ペットも家族の一員であることの意味を改めて考えるきっかけにして欲しいと思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ハチとパルマの物語』レオニド・バーソフ

皆さんも楽しんで観られる1作です。ペットを飼っているorこれから飼いたいと考えている人なら、本作の犬のパルマと少年コーリャの交流を通して、動物と信頼関係を築くことの苦労や大切さを学べると思います。また、日本にもパルマと同じように飼い主を待ち続けた“忠犬ハチ公”の物語が存在するので、これを機に調べてみるのも良いと思います。

映画『ハチとパルマの物語』レオニド・バーソフ

『ハチとパルマの物語』
2021年5月28日より全国公開
東京テアトル、平成プロジェクト
公式サイト

©2021パルマと秋田犬製作委員会

TEXT by Shamy

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『YADANG/ヤダン』カン・ハヌル YADANG/ヤダン【レビュー】

タイトルについている“ヤダン”とは、「麻薬犯罪者から情報を引き出し、検察や警察に提供して報酬を得る司法取引のブローカー」…

映画『スワイプ:マッチングの法則』リリー・ジェームズ リリー・ジェームズ【ギャラリー/出演作一覧】

1989年4月5日生まれ。イギリス出身。

映画『架空の犬と嘘をつく猫』高杉真宙/伊藤万理華/安藤裕子/向里祐香/安田顕 架空の犬と嘘をつく猫【レビュー】

家族の絆というより、家族の呪縛を描いているようでいて…

映画『おくびょう鳥が歌うほうへ』シアーシャ・ローナン おくびょう鳥が歌うほうへ【レビュー】

世界各国で翻訳され、ベストセラーとなったエイミー・リプトロットの回想録「THE OUTRUN」を原作とした本作は、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『システム・クラッシャー』のノラ・フィングシャイトが監督を務め、若くして数々の名作に出演してきた実力派シアーシャ・ローナンが主演を務めています…

ABEMAオリジナル連続ドラマ『スキャンダルイブ』柴咲コウ/川口春奈 スキャンダルイブ【レビュー】

昨今、問題が複数取り沙汰されている、芸能界の性加害をテーマにしたドラマということもあり、再現ドラマにすら感じる生々しさがあります…

Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年12月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年12月】のアクセスランキングを発表!

映画『コート・スティーリング』オースティン・バトラー コート・スティーリング【レビュー】

ダーレン・アロノフスキー監督とオースティン・バトラーがタッグを組んだ本作は…

Netflix映画『10DANCE』竹内涼真/町田啓太 10DANCE【レビュー】

井上佐藤による漫画「10DANCE」を原作とする本作は、鈴木信也(竹内涼真)と杉木信也(町田啓太)という1文字違いの名を持つ正反対の2人の天才ダンサーが主人公…

Netflix映画『ジェイ・ケリー』ジョージ・クルーニー/アダム・サンドラー ジェイ・ケリー【レビュー】

ジョージ・クルーニー、アダム・サンドラー、ローラ・ダーン、ビリー・クラダップ、ライリー・キーオ、ジム・ブロードベント、パトリック・ウィルソン、グレタ・ガーウィグ、エミリー・モーティマー、アルバ・ロルバケル、アイラ・フィッシャーなど、これでもかといわんばかりの豪華キャストが…

映画『ロストランズ 闇を狩る者』ミラ・ジョヴォヴィッチ ロストランズ 闇を狩る者【レビュー】

“バイオハザード”シリーズでお馴染みの2人、ミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソン夫妻が再びタッグを組み、“ゲーム・オブ・スローンズ”の原作者、ジョージ・R・R・マーティンの短編小説を7年の歳月をかけて映画化…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集!

ネットの普及によりオンラインで大抵のことができ、AIが人間の代役を担う社会になったからこそ、逆に人間らしさ、人間として生きる醍醐味とは何かを映画学の観点から一緒に探ってみませんか?

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集
  2. 映画『殺し屋のプロット』マイケル・キートン
  3. 映画学ゼミ2025年12月募集用

REVIEW

  1. 映画『YADANG/ヤダン』カン・ハヌル
  2. 映画『架空の犬と嘘をつく猫』高杉真宙/伊藤万理華/安藤裕子/向里祐香/安田顕
  3. 映画『おくびょう鳥が歌うほうへ』シアーシャ・ローナン
  4. ABEMAオリジナル連続ドラマ『スキャンダルイブ』柴咲コウ/川口春奈
  5. Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一

PRESENT

  1. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  2. 映画『ただ、やるべきことを』チャン・ソンボム/ソ・ソッキュ
  3. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
PAGE TOP