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プラスチックの海

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映画『プラスチックの海』

これから生きていく上でいろいろと怖くなるくらい、かなりショッキングな内容です。最近、買い物時のビニール袋が有料となり、プラスチックゴミへの関心は若干高まった感がありますが、それだけでは全然足りないことを実感します。この世にプラスチックが生まれてから、その便利さによって私達の周囲にはプラスチックが溢れていて、世界中で膨大な量のプラスチックが生成されては捨てられています。本作は、その多くが海に流れ出ているのを発端に、環境はもちろん、私達の体内が思いもしないところまで汚染されている状況を伝えるドキュメンタリーです。製作総指揮にはレオナルド・ディカプリオも名を連ねています。
海の汚染で魚がプラスチックを呑み込み死んでしまうのは想像がつきますが、それだけでは終わりません。プラスチックは分解されないので、とても小さな粒となり、小さな海洋生物にも食べられます。それが食物連鎖によって、あらゆる動物を経由し、人間を含めた動物全体が口にすることになります。また、石油から作られているプラスチックは燃えやすいので、燃料代わりに使われているケースも出てきますが、その煙には内分泌かく乱物質と呼ばれるものが含まれていることが明かされます。それは体内でホルモンのような働きをし、正常なホルモンの働きや生成を邪魔したり、体内の様々なシステムに影響を及ぼします。結果、代謝や生殖、幼児の成長にも害をもたらすわけですが、煙でなくてもゴミ溜めから出てくるガスにも同じことが言えます。一例としてツバルの現状が映りますが、美しい島国だったはずのツバルは今ではゴミだらけで、ガン患者や不妊の人が増えているとのことで、大変衝撃的です。
その他、知らず知らず、赤ちゃんや子どもにも影響していて、実際に今の子ども達の身体にも成分的に汚染物質が多くあることなども伝えられます。私達は捨てて終わりと思っていても、巡り巡って自分達に影響を及ぼしていることが大いに伝わってきます。この現状は知らないと本当に怖いです。全部今すぐここに書いてしまいたいくらいの衝撃の事実が描かれているのですが、今できることや解決のための方法なども出てきますので、ぜひご自身の目で確かめてください。

デート向き映画判定
映画『プラスチックの海』

お互いの身体を気づかい、将来一緒に暮らすことを考える意味でも、デートで一緒に観るのも良いと思います。自分達の世代が良ければそれで良しという人もいると思いますが、そういったところで価値観の違いも見えるので、2人の相性を占う意味でも観てみてください。生活のあらゆるところにプラスチックがあるので、今後どう扱っていくかというところで、思っている以上に価値観の差がカップルの関係にも影響するのではと思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『プラスチックの海』

環境問題に関心がなくても、観るとすごく身近な問題であることがわかるので、自然に引き込まれるはずです。キッズやティーンの皆さんはこれからまだ何年も生きていかなければいけないので、このままこの問題が放置されれば、もっと深刻な状況に直面することになります。それが国ごとの問題ではなく世界レベル、地球レベルの問題であることもわかるので、社会勉強ということに留まらず、自分達の差し迫った問題として観て欲しいと思います。

映画『プラスチックの海』

『プラスチックの海』
2020年11月13日より全国順次公開
ユナイテッドピープル
公式サイト

TEXT by Myson

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