REVIEW
ファルコンことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)は、元祖キャプテン・アメリカのスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)から盾を託されました。でも、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で、サムがキャプテン・アメリカの役割を継がず、一度盾を手放し、ジョン・ウォーカー(ワイアット・ラッセル)が2代目キャプテン・アメリカを引き継いだ過程が描かれています。そこから紆余曲折して、サムがキャプテン・アメリカの役割を受け入れ、本作に至ります。『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は本作に関わりが深い上に、『サンダーボルツ*』にも関わってきそうなので、観ておくと本作以降のMCUを一層楽しめると思います。

大いに悩んだ末にキャプテン・アメリカという大役を引き受けたサムが、本作では大きなピンチに見舞われます。サムはスティーブや、ウィンターソルジャーことバッキー(セバスチャン・スタン)のように血清を打ったスーパーソルジャーではありません。スーツの機能や武器を駆使するサムはかなり戦闘力は高いものの、やはり生身の人間なので、超人を相手に戦えるのか自信が持てなくても当然です。そんな気持ちを察するように、ある人物が登場しすごく良い言葉をかけます。それがあまりにも名言なので、その後のユーモアのあるサムの返しにも納得です(笑)。
本作では、キャプテン・アメリカというヒーローの象徴をサムが引き継いだことにより、ヒーローとは何か、リーダーとは何かを問い直す内容となっています。戦い方もこれまでとは異なり、ただパワーでねじ伏せるだけではありません。時代に合わせたメッセージを感じる本作には、社会的メッセージを感じます。今後の新キャプテン・アメリカの活躍にも期待が膨らみます。
デート向き映画判定

MCUが好きな者同士なら楽しめるのはもちろん、どちらかがMCUにあまり精通していなくても本作から観てみて、ハマったら一緒に過去作を振り返るのもアリでしょう。映画好きのカップルなら、特別マーベルファンというわけでなくても、ハリソン・フォードが演じる大統領を本作で観ると『エアフォース・ワン』が懐かしく思えたりして、映画談義に華を咲かせられそうです。
キッズ&ティーン向き映画判定

キャプテン・アメリカを始め、個性的なキャラクターが複数登場するので、好きなキャラクターを見つけて楽しんでください。たとえば『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』にも登場しているホアキン・トレス(ダニー・ラミレス)は本作でさらに活躍し、サムからファルコンの名を受け継ごうと頑張ります。トレスは親近感のあるキャラクターで身近な存在として感情移入しやすいでしょう。他にも凄腕の女性キャラクターや謎の頭脳派キャラクターも登場します。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』
2025年2月14日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト
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© 2025 MARVEL.
TEXT by Myson
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公式サイト ドラマ批評

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情報は2025年2月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。
