REVIEW

マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』マリー・クワント

1960年代にファッションや音楽など、世界中の若者を熱狂させたロンドン発のカルチャー“スウィンギング・ロンドン”。本作は、その中心人物といえるデザイナー、マリー・クワントが一大ブランドを築き上げていく姿を、アーカイブ映像と関係者のインタビューで綴ったドキュメンタリーとなっています。日本には今も“マリー・クワント”の店舗があるので、ファッションやコスメのブランドの1つとして知っている方も多いのではないでしょうか。本作ではブランドの歴史と共に日本にブランドが展開されていった経緯も知ることができます。
フランスのオートクチュール発の優雅で女性らしいファッションに窮屈さを感じていたマリー・クワントが、ミニスカートをはじめさまざまなファッションを生み出す姿はとてもカッコ良く、ファッションを自由に楽しむことの大切さを感じます。また、ファンションに限らず、コスメも開発し、どんどんビジネスを展開させていく姿も描かれています。でも、常に成功を収めていたわけではなく、ブランド存続の危機に立たされる場面もあるので、マリー・クワントがどのような決断を下すのかにも注目です。
女性が働くことが今ほど当たり前ではなかった時代に、マリー・クワントが自分の信念を貫く姿はとても素晴らしく、関係者のインタビューからも彼女への信頼の高さが伺えます。マリー・クワントの生き様は、ファッションやコスメにあまり興味がない方も含め、どんな人の心にも響く部分があると思います。また、本作に登場するファッションやメイクがとてもオシャレで可愛いので、参考として観るのもアリです。

デート向き映画判定
映画『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』マリー・クワント

ファッションやメイク好きの方には特にオススメです。本作には、マリー・クワントの夫婦関係も描かれていて、夫のアレキサンダーがマリーの才能を活かすために奔走していたことも知ることができます。公私共にパートーとしてどのようにバランスを取っていたのかぜひ注目してみてください。また、日本にはマリー・クワントの店舗が今もさまざまな場所にあるので、良いデートコースになりそうです。鑑賞後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』マリー・クワント

キラキラとしたファッションの世界を覗くことができるので、そういった世界に憧れている方はぜひ観てみてください。マリー・クワントがファッションで時代を切り拓いていく姿は皆さんも憧れると思います。

映画『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』マリー・クワント

『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』
2022年11月26日より全国公開
アット エンタテインメント
公式サイト

©2021 MQD FILM LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
Courtesy Terence Pepper Collection

TEXT by Shamy

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『サリー』エスター・リウ 『サリー』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『サリー』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン THE END(ジ・エンド)【レビュー】

REVIEWいつも通り観賞前にほぼ何も情報を入れず、登場人物はいつの時代にどこに住んでいる…

映画『シェルビー・オークス』 シェルビー・オークス【レビュー】

かつて繁栄しながらも今は廃墟と化しているシェルビー・オークスという町で…

映画『ナイトフラワー』渋谷龍太 渋谷龍太【ギャラリー/出演作一覧】

1987年5月27日生まれ。東京都出身。

映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド 悪魔祓い株式会社【レビュー】

本作は、『悪人伝』や“犯罪都市”シリーズ、ハリウッド映画『エターナルズ』などでお馴染みのマ・ドンソクが…

映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ 『ツーリストファミリー』特別試写会 10組20名様ご招待

映画『ツーリストファミリー』特別試写会 10組20名様ご招待

Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一 イクサガミ【レビュー】

今村翔吾著のベストセラー「イクサガミ」シリーズを原作とする本シリーズでは、岡田准一が主演、プロデューサー、アクションプランナー、藤井道人、山口健人、山本透が監督と脚本を担当…

映画『TOKYOタクシー』蒼井優 蒼井優【ギャラリー/出演作一覧】

1985年8月17日生まれ。福岡県出身。

映画『バーフバリ エピック4K』来日舞台挨拶イベント、プラバース、ショーブ・ヤーララガッダ(プロデューサー) プラバース、ショーブ・ヤーララガッダ来日!『バーフバリ エピック4K』には追加シーンも

2025年に劇場公開10周年を迎える大ヒット作『バーフバリ 伝説誕生』と『バーフバリ2 王の凱旋』を一つの作品として再編集し、壮大な物語を4K映像で体験できる『バーフバリ エピック4K』の日本公開を目前にして、バーフバリ役のプラバースと、プロデューサーのショーブ・ヤーララガッダが来日しました。

映画『楓』福士蒼汰/福原遥 楓【レビュー】

残酷過ぎて、切な過ぎて、優し過ぎて、どうしましょ(笑)。ネタバレを避けると、ほぼ何も書けませんが…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『THE END(ジ・エンド)』ティルダ・スウィントン/ジョージ・マッケイ/モーゼス・イングラム/ブロナー・ギャラガー/ティム・マッキナリー/レニー・ジェームズ/マイケル・シャノン
  2. 映画『シェルビー・オークス』
  3. 映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド
  4. Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一
  5. 映画『楓』福士蒼汰/福原遥

PRESENT

  1. 映画『サリー』エスター・リウ
  2. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
  3. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
PAGE TOP