REVIEW

燃えよデブゴン/TOKYO MISSION

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』ドニー・イェン

これまで“デブゴン”といえばサモ・ハン(サモ・ハン・キンポー)で、ぽっちゃりで機敏で最強な役といえば彼しかできないと思っていましたが、今作はドニー・イェンが特殊メイクでデブゴン役に挑戦。物語の最初はいつも見ているのと同じドニー・イェンの姿で主人公を演じているので、どういういきさつでデブゴンになっていくのかと思いきや、至ってシンプルな理由で太っていくのでとても親近感が湧きます(笑)。また、今作は熱血刑事のフクロン(ドニー・イェン)がある任務で日本へやってくるというストーリーで、新宿歌舞伎町や築地市場でデブゴンが大暴れしたり、これまでもアクション監督として数々の国内外の作品を手掛けてきた谷垣健治が監督を務め、竹中直人や渡辺哲、バービーなど日本人キャストも登場して、日本のスパイスがたくさん入った作品となっています。中でも竹中直人はこの作風にフィット感が抜群で、香港映画に決まって出てくる可笑しなキャラクターのような存在感を発揮しています。
とにかくドニー・イェンと谷垣健治監督がタッグを組んだ作品が日本を舞台にして作られるとは、それだけでテンションが上がっちゃいますよね。もう正直物語はどうでも良くて(笑)、ドニー・イェンのアクションがめちゃめちゃカッコ良いだけで大満足です。ぽっちゃり特殊メイクでもあれだけ動けるとは、本当に天才!「なんで下だけジャージやねん!」とか「なんでそんなところにヌンチャクあるねん!」とか心の中でツッコミを入れながら、ぜひいろいろなアクションをご堪能ください。

デート向き映画判定
映画『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』ドニー・イェン

意外にもラブロマンス多めで、コミカルかつロマンチックでもあるので、デートにもピッタリです。フクロンが刑事ということで、いつも身を案じる恋人の気持ちにも共感できて、2人の関係がどうなるのかを見守りつつ、自分だったらどうするかと想像もできます。アクションもすごく爽快なので気楽に観るのもアリですよ。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』ドニー・イェン/竹中直人

ドニー・イェンが演じる主人公のフクロンはもちろん、武術に長けたキッズもすごくカッコ良くて、観ている間も観終わった後も爽快感が味わえて、テンションが上がります。本作を観てカンフー映画の虜になるはず人もいるはずなので、ハマったらぜひ他のカンフー映画もいろいろ観てください。サモ・ハン主演の元祖“燃えよデブゴン”シリーズもオススメです。難しいことを考えずに観られるので、小学生でも興味があれば観てみてください。

映画『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』ドニー・イェン

『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』
2021年1月1日より全国公開
ツイン

©2020 MEGA-VISION PROJECT WORKSHOP LIMITED.ALL RIGHTS RESERVED.

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』ポール・ラッド/キャリー・クーン/フィン・ウルフハード/マッケナ・グレイス/ビル・マーレイ/ダン・エイクロイド/アーニー・ハドソン ゴーストバスターズ/フローズン・サマー【レビュー】

前作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』で、科学者の素質を持つ天才少女フィービーは、自分の祖父が初代ゴーストバスターズの一員イゴン・スペングラー博士であると知り…

映画『スポットライト 世紀のスクープ』ブライアン・ダーシー・ジェームズ ブライアン・ダーシー・ジェームズ【プロフィールと出演作一覧】

1968年6月29日アメリカ、ミシガン州サギノー生まれ。1993年にブロードウェイでキャリアをスタートさせ…

映画『キングダム 運命の炎』大沢たかお ポッドキャスト【だからワタシ達は映画が好き】5〜シリーズものの話

“キングダム”“翔んで埼玉”から、“カオルちゃん”“ミナミの帝王”まで、シリーズものについてあれこれお話しています…

映画『アイアンクロー』ザック・エフロン/ジェレミー・アレン・ホワイト/ハリス・ディキンソン/スタンリー・シモンズ アイアンクロー【レビュー】

本作は1980年初頭にプロレス界で名を刻んだ“鉄の爪(アイアンクロー)”フォン・エリック一家の物語…

映画『コヴェナント/約束の救出』ダール・サリム ダール・サリム【プロフィールと出演作一覧】

1977年8月18日イラクで生まれ、デンマークに移住する。ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011)と…

Netflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』賀来賢人 忍びの家 House of Ninjas【レビュー】

“忍び(忍者)”は日本を象徴する文化の1つであり、日本が主導で忍びにまつわるドラマを作るとなれば…

映画『ブルックリンでオペラを』アン・ハサウェイ/ピーター・ディンクレイジ ブルックリンでオペラを【レビュー】

本作は、日常のちょっとしたことがきっかけで…

Netflix映画『REBEL MOON:パート1 炎の子』ソフィア・ブテラ ソフィア・ブテラ【プロフィールと出演作一覧】

1982年4月3日アルジェリア生まれ。5歳からクラシックバレエを習いはじめ…

映画『RHEINGOLD ラインゴールド』エミリオ・サクラヤ RHEINGOLD ラインゴールド【レビュー】

REVIEW金塊強盗からスーパースターになった人物の実話をもとにした作品と聞いたら、気にな…

映画『ARGYLLE/アーガイル』ワールドプレミア、アリアナ・デボーズ アリアナ・デボーズ【プロフィールと出演作一覧】

1991年1月25日アメリカ生まれ。2009年に『アメリカン・ダンスアイドル シーズン6』に出演し…

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ティモシー・シャラメ 映画好きが選んだ2023洋画ベスト

正式部員の皆さんに2023年の洋画ベストを選んでいただきました。どの作品が2023年の洋画ベストに輝いたのでしょうか?

映画『テルマ&ルイーズ 4K』スーザン・サランドン/ジーナ・デイヴィス あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『テルマ&ルイーズ』

今回は『テルマ&ルイーズ』のリメイクを作るとしたら…ということで、テルマ役のジーナ・デイヴィスとルイーズ役のスーザン・サランドンをそれぞれ誰が演じるのが良いか、正式部員の皆さんに聞いてみました。

映画『ミステリと言う勿れ』菅田将暉 映画好きが選んだ2023邦画ベスト

正式部員の皆さんに2023年の邦画ベストを選んでいただきました。どの作品が2023年の邦画ベストに輝いたのか、ランキングを発表!

REVIEW

  1. 映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』ポール・ラッド/キャリー・クーン/フィン・ウルフハード/マッケナ・グレイス/ビル・マーレイ/ダン・エイクロイド/アーニー・ハドソン
  2. 映画『アイアンクロー』ザック・エフロン/ジェレミー・アレン・ホワイト/ハリス・ディキンソン/スタンリー・シモンズ
  3. Netflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』賀来賢人
  4. 映画『ブルックリンでオペラを』アン・ハサウェイ/ピーター・ディンクレイジ
  5. 映画『RHEINGOLD ラインゴールド』エミリオ・サクラヤ

PRESENT

  1. 映画『PS1 黄金の河』ヴィクラム
  2. 映画『ミセス・クルナス vs.ジョージ・W・ブッシュ』メルテム・カプタン
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP