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トーキョー女子映画部が選ぶ 2020年ベスト5

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映画『2分の1の魔法』

年末恒例、編集部マイソンとシャミが独断で選ぶ【2020年ベスト5】を発表!劇場公開中の作品や、デジタル配信中のもの、DVDレンタル・発売中のものなど、ぜひ冬休みに観てください。

ジャケット写真やタイトルの文字リンクをクリックすると、Amazonのデジタル配信もしくはパッケージ販売に飛びますので、ぜひご覧ください。旧作はすべてブルーレイ&DVDレンタル・発売中、デジタル配信中です。
※一部、ブルーレイorDVDのレンタル、発売、デジタル配信がないものもございます。

今年の映画 ベスト5 byマイソン

第1位:2分の1の魔法

映画『2分の1の魔法』

弟イアンに自分がすごく重なって、これまで自分がいかに周囲の人に助けられてきたのかを思い知らされました。そして私も2人姉妹なので、本作の兄弟の関係と自分達姉妹のこれまでを重ねて観て、私の姉も人知れず私のことを守ってくれてたのだと思うことがたくさんあり、号泣してしまいました。
観たタイミング的にもいろいろと悩んでいた時期で、今までの自分の人生を振り返っていたところでもあったので、大切なことをこの映画からたくさん教わりました。この気持ちを忘れないように、今後も節目節目で観たいと思います。

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

第2位:異端の鳥

映画『異端の鳥』ペトル・コトラール

観始めてからも、観終えてからも、ただただ圧倒されました。こんなにも正直に人間を描いている作品は稀なのではないかと、本作を観て改めて思いました。それがゆえにすごく残酷なストーリーになってしまってはいますが、人が生きていくってこういうことなんだなと実感しました。また、主演のペトル・コトラールは演技未経験ながら素晴らしい演技を見せていて、それにも驚かされました。原作者の背景、ストーリー、演出、キャスト達の演技とどれをとっても印象深い作品です。

好評公開中

映画『異端の鳥』ペトル・コトラール

第3位:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』シアーシャ・ローナン/ティモシー・シャラメ

子どもの頃に「若草物語」を読んだ時も、ジョーに共感しまくりでしたが、大人になり、本作を機に改めてこのストーリーに触れて、魅力を一層感じました。人によって四姉妹の誰に1番感情移入するかは異なると思いますが、どのキャラクターにも共感できるポイントがあって、まさに女子の心の声を代弁している作品だと思います。彼女達の奮闘を観て、「自分もこれで良いんだ」と思えて、すごく元気と勇気が湧きました。

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

第4位:mid90s ミッド ナインティーズ

映画『mid90s ミッド ナインティーズ』サニー・スリッチ/ルーカス・ヘッジズ

自分は既に大切なものを“持っている”のに、他の人が“持っている”ものに目がいってしまう。これって誰もが普段無意識にやってしまうことだなと改めて気付かされました。本作を観て、ティーンの頃の劣等感や孤独感がリアルに蘇ってきましたが、そういう感情に押し潰されそうな日々から出る突破口を見つけるには、痛みを知る経験も必要なのかもしれません。本作は説教ではなく、それをそっと教えてくれるので、余計にジワッときました。

好評公開中

映画『mid90s ミッド ナインティーズ』サニー・スリッチ

同率第5位:博士と狂人

映画『博士と狂人』メル・ギブソン/ショーン・ペン

まず、俳優としても監督としても映画界の荒波のなかを生きてきたメル・ギブソンショーン・ペンが共演している姿を今観られるというのが何とも感慨深かったです。そして、これが実話であり、メル・ギブソンが演じたジェームズ・マレーが人生を賭けて、自分の仕事を成し遂げようとする姿にも心を打たれました。私も今大学院に通い、ずっとやりたかった研究を始めたところなので、すごく良い刺激をもらえたという意味でも、出会うべきタイミングで出会えた作品だと思っています。

好評公開中

映画『博士と狂人』メル・ギブソン/ショーン・ペン

同率第5位:悪の偶像

映画『悪の偶像』ハン・ソッキュ

本作では、韓国映画界を牽引してきた名優ハン・ソッキュソル・ギョングが共演。しびれる共演という意味で本作も捨てがたく、合わせて内容が強烈だったので、同率5位に入れちゃいました。社会の強者と弱者の関係を目に見える形で表現すると、ここまでになるのかと、その恐ろしさに震えが止まりませんでした。

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

<総評>
今年は映画を観る機会が制限されましたが、だからこそ改めて映画というものの存在の大きさを噛みしめた1年となりました。ここに挙げた他にもたくさんの良作に出会い、毎回5作だけ選ぶのは本当に難しいですが、どの作品からも何かしらギフトをもらっていると実感しています。映画に携わる仕事をする者としてもいろいろと考えさせられましたが、やっぱりこんなに素敵な映画に触れられる仕事は他にはありません。これからもたくさんの素敵な映画をご紹介できるように精進して参ります。

今年の映画 ベスト5 byシャミ

第1位:ようこそ映画音響の世界へ

映画『ようこそ映画音響の世界へ』ウォルター・マーチ

映画音響についてのドキュメンタリーで、誰もが知る名作が出てくるだけでもワクワク。さらにそこに音響の歴史が絡み、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグなどの名監督と映画音響界のレジェンドがどのように映画界を渡り歩いてきたのかということや、名作誕生のルーツもわかり、ずっと楽しくて仕方ありませんでした!映画ってやっぱりすごいな、素敵だなと感じさせてくれた作品です。

好評公開中

映画『ようこそ映画音響の世界へ』ウォルター・マーチ

第2位:パラサイト 半地下の家族

映画『パラサイト 半地下の家族』ソン・ガンホ/チェ・ウシク/パク・ソダム/イ・ジョンウン/チャン・ヘジン

日本での公開は今年の1月で、前年からの評判の高さで観る前からハードルが上がっていたにも関わらず、予想を圧倒的に越える驚きと衝撃があり、気付けばスクリーンに釘付け!観終わった時の「すごい映画を観てしまったな」という余韻もたまりませんでした。

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

第3位:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』シアーシャ・ローナン/フローレンス・ピュー/エリザ・スカンレン/エマ・ワトソン

グレタ・ガーウィグ監督作、シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、フローレンス・ピュー、エマ・ワトソンら豪華キャストが共演している点も魅力的ですが、本作には、現代女性にも響く普遍的なメッセージもあり、4姉妹それぞれに感情移入しながら観られました。私達は年齢や性別、世間体などでいろいろなことを気にしたり、我慢をしてしまいがちですが、本当に自分が求めているものは何なのか、改めて自分に問うこともできた作品でした。

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

第4位:また、あなたとブッククラブで

映画『また、あなたとブッククラブで』ダイアン・キートン/ジェーン・フォンダ/キャンディス・バーゲン/メアリー・スティーンバージェン

ラブコメですが、それを平均年齢74歳(撮影当時)のベテラン女優陣が演じているのが爽快!“フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ”を読み、刺激を受けていくという展開は笑えましたが、人生の先輩達がそれぞれ悩みながらも、楽しんで、自分の在り方や居場所を追求していく姿はすごくカッコ良かったです。年を取ったからといって人生が急に終わることはありませんし、人生の先輩達が自分の幸せを探し、行動していく姿を観ると、私もまだまだ頑張ろうと背中を押してもらえました。

好評公開中

映画『また、あなたとブッククラブで』ダイアン・キートン/ジェーン・フォンダ/キャンディス・バーゲン/メアリー・スティーンバージェン

第5位:フォードvsフェラーリ

映画『フォードvsフェラーリ』マット・デイモン/クリスチャン・ベイル

マット・デイモンクリスチャン・ベールの安定感のある演技が本作の土台にもなっていて、観ているうちにどんどん引き込まれました。レースシーンの迫力もすごくて、かなり手に汗握りましたが、ドライバー、カー・デザイナー、自動車メーカーなど、さまざまな人の思いを知った上でレースシーンを観ると、より緊張感が高まりました。これだけ情熱を注いで何かを成し遂げようとすることは本当に困難なことですが、その一方で周囲の人達との関係性や愛の大切さも感じられました。

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

<総評>
今年はコロナ禍ということもあり、特別意識をしていなくても、何となく前向きな気持ちになれる作品を好む傾向にあった気がします。また、ドキュメンタリー作品も気になり、『プラスチックの海』『もったいないキッチン』などの作品や、旧作でも環境や食品関連の作品を観て、映画を観て学ぶ機会も多くありました。今年は、公開延期作が多く、映画館自体に行けない時期もあったりと、映画好きにとっても辛い期間が多かったと思います。それでも公開が決まり、観られた作品からは多くの元気をもらえ、映画の良さをいつも以上に感じられた年でした。来年もたくさんの良作と出会えますように!

今年のイイ男セレクション ベスト5 byマイソン

第1位:フランソワ・シビル

映画『パリのどこかで、あなたと』フランソワ・シヴィル
『パリのどこかで、あなたと』

役柄やシーンによって、すごくカッコ良く見える時とそうでない時があるのですが、それがまた魅力で、すごく親近感が湧きます。何だか母性本能をくすぐる雰囲気もあって、幅広い層に支持を得られそう。2021年も『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』の公開が控えているので、ぜひ注目してください。

<今年の出演作>

私の知らないわたしの素顔
ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

パリのどこかで、あなたと
好評公開中

映画『パリのどこかで、あなたと』アナ・ジラルド/フランソワ・シヴィル

第2位:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ

映画『お名前はアドルフ?』フロリアン・ダーヴィト・フィッツ
『お名前はアドルフ?』

すごく顔が整っていて、スタイルも抜群だからこそ、コメディ映画で映えるんですよね。この容姿と雰囲気でちょっとおバカな役柄をやるとたまらなくキュートです。脱いでもスゴいのでマッチョ好きのハートも射止める逸材です。

<今年の出演作>

お名前はアドルフ?
DVDレンタル・発売中

100日間のシンプルライフ
好評公開中

映画『100日間のシンプルライフ』フロリアン・ダーヴィト・フィッツ/マティアス・シュヴァイクホファー

第3位:ジーモン・モルツェ

映画『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』ジーモン・モルツェ
『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』

透明感のある美しさでスクリーンに登場した瞬間に目を奪われます。素朴な青年を演じても良いし、王子的なキャラクターも似合いそう。演技力もあって、今後の活躍が大いに期待されるので、要注目という意味で3位に入れました。

<今年の出演作>

17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン
一部劇場公開中/デジタル配信中

第4位:ルカ・マリネッリ

映画『マーティン・エデン』ルカ・マリネッリ
『マーティン・エデン』

クラシカルな世界観にハマる美しさが印象的。彼そのものが芸術作品という雰囲気さえあります。イタリア人の良い意味での濃さもあって、1度観たら印象に残る存在感で、今後どんどん活躍していきそうです。

<今年の出演作>

オールド・ガード
Netflixにて好評配信中

Netflix映画『オールド・ガード』シャーリーズ・セロン/キキ・レイン/マーワン・ケンザリ/ハリー・メリング/ベロニカ・グゥ

マーティン・エデン
好評公開中

映画『マーティン・エデン』ルカ・マリネッリ

第5位:赤楚衛二(あかそ えいじ)

映画『思い、思われ、ふり、ふられ』赤楚衛二
『思い、思われ、ふり、ふられ』

思い、思われ、ふり、ふられ』のキャラクターもよく似合っていましたが、好感度が持てる爽やかさが良いですね。ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』でも人気上昇中とのことで、2021年にどんな飛躍を見せるのか楽しみです。

<今年の出演作>

思い、思われ、ふり、ふられ
ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

<総評>
今年印象に残ったイイ男はまだまだいましたが、今回はこれから人気がますます上昇するであろうという期待が膨らむ俳優さん達を選びました。男女問わず、この世に俳優さんがたくさんいるおかげで、私達は映画を観ることで、いろいろな疑似体験ができます。今年は映画制作側の方々も撮影できずに大変な時期を過ごされたと思いますが、そんななかでも良作をたくさん生んでくださったことに感謝します。

今年のイイ女セレクション ベスト5 byシャミ

第1位:清原果耶(きよはら かや)

映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』清原果耶
『宇宙でいちばんあかるい屋根』

透明感のある雰囲気と、自然体な演技が美しく、どの作品でも存在感がありました。まだまだ若いので、今後も大人になる過程でいろいろな役に挑戦し、映画界でたくさん活躍して欲しいです。

<今年の出演作>

宇宙でいちばんあかるい屋根
ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

望み
好評公開中

映画『望み』堤真一/石田ゆり子/岡田健史/清原果耶

第2位:フローレンス・ピュー

映画『ミッドサマー』フローレンス・ピュー
『ミッドサマー』

『ミッドサマー』では主演を飾り、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』では、アカデミー助演女優賞にノミネートされるなど、とにかく今勢いのある女優です。来年公開の『ブラック・ウィドウ』での活躍を観るのも楽しみですし、さらに主演作も増えそうで期待大です。

<今年の出演作>

ミッドサマー
ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

第3位:三吉彩花(みよし あやか)

映画『十二単衣を着た悪魔』三吉彩花
『十二単衣を着た悪魔』

持ち前のスタイルを生かした役も多く、映画に出ているとつい目で追ってしまいます。今年は主演作の公開も続き、どの作品でも違う一面を見せながら活躍していた印象です。今後もまだまだ魅力が爆発しそうなので、来年以降の活躍にも注目です!

<今年の出演作>

犬鳴村
ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

Daughters
ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

十二単衣を着た悪魔
好評公開中
インタビュー

映画『十二単衣を着た悪魔』伊藤健太郎/三吉彩花/伊藤沙莉

第4位:伊藤沙莉(いとう さいり)

映画『タイトル、拒絶』伊藤沙莉
『タイトル、拒絶』

<今年の出演作>

ステップ
ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

劇場
ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中

十二単衣を着た悪魔
好評公開中
インタビュー

映画『十二単衣を着た悪魔』伊藤健太郎/三吉彩花/伊藤沙莉

ホテルローヤル
好評公開中
インタビュー

映画『ホテルローヤル』波瑠/余貴美子/原扶貴子/伊藤沙莉/岡山天音/夏川結衣/安田顕

タイトル、拒絶
2020年11月13日より全国順次公開

映画『タイトル、拒絶』伊藤沙莉/恒松祐里/佐津川愛美/片岡礼子

今年は主演作も含め多くの作品に出演し、どんな役を演じても独特の存在感を放っていました。また、テレビ番組などで観るご本人の明るい性格も好感を持てて、その性格の良さも人気の秘密なのかなと感じました。テレビや映画の枠を越え、多方面で活躍できそうなので、今後もさまざまなことにチャレンジしていって欲しいです。

第5位:ニコール・キッドマン

映画『ストレイ・ドッグ』ニコール・キッドマン
『ストレイ・ドッグ』

今年の出演作:『スキャンダル』『ストレイ・ドッグ』『ザ・プロム

ベテラン女優なので、改めて紹介する必要はないと思いますが、今年は『スキャンダル』『ストレイ・ドッグ』のそれぞれで特殊メイクをして挑んでいたのが印象的でした。敢えて持ち前の美を封印して、役に入り込んだことで、より演技力のすごさを見せつけられました。毎年さまざまなジャンルの作品に挑戦しているので、次はどんな作品に挑戦するのか楽しみです。

<総評>
ベスト5に入れたい女優が多く、順位を付けるのはすごく難しかったので、今回は、今年印象に残った女優をピックアップしました。皆さんはどの女優が印象に残りましたか?今回私が選んだ方々の出演作や今後の活躍にも注目してもらえたら嬉しいです。女優の活躍は年々パワーアップしているので、次はどんなスターが誕生するのか、ベテラン勢がどんな進化を遂げるのか、今後も目が離せません!


今年は新型コロナウィルス感染症が流行し、映画業界もこれまで経験したことのない大打撃を受けました。感染者数が増えたという報道を見る度に、数々の映画公開が延期になることや、公開されたとしても席数が限られてしまって興行に影響が出てしまうことを心配しましたが、負けずに公開に踏み切ってくださった映画関係者の皆様、作品を支えてくださった映画ファンの皆様に感謝します。早くこの状況が収束することを祈りながら、これからも映画体験を大切にして、応援していきたいと思います。

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TEXT by Myson&Shamy

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