REVIEW

ノートルダム 炎の大聖堂【レビュー】

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映画『ノートルダム 炎の大聖堂』サミュエル・ラバルト

2019年4月15日に実際に起きたノートルダム大聖堂の火災において、現場では何が起こっていたのかを、『愛人/ラマン』『セブン・イヤーズ ・イン・チベット』の巨匠、ジャン=ジャック・アノー監督が綿密な調査に基づき再現。映画公式サイトによると、膨大な資料やインタビュー、SNSで呼びかけて集めた写真や動画を使用し、実際に大聖堂の内部で撮影できたシーンとスタジオに大聖堂を模したセットで撮られたシーンとで構成されているとあります。
ノートルダム大聖堂は850年以上前に建てられた歴史的建造物で、その構造から消防活動は難航します。鉛も多く使われていて、至る所から溶けて流れ出す様子もリアルに再現されています。また、建物そのものを守る必要があるのと同時に、大聖堂内にはとても貴重な聖遺物が多数あり、消防活動においても特殊な対応が必要とされました。本作の高度な再現シーンから、消防士や大聖堂のスタッフが本当に危険な状況下で歴史的遺産を守ろうとしたのが伝わってきます。
映画の冒頭で信じられないけれど実話であると表現されている通り、火災が広がってしまった背景にはさまざまな偶然が重なったことが示されています。皆が「まさかノートルダム大聖堂が火事になるはずがない」と思っているのがありありと伝わってきます。改めて歴史的遺産の大切さと、それを守ってくれている方々の有り難みを実感させられる内容です。起こってほしくない出来事ですが、本当に信じられない光景で、歴史的瞬間として目に焼き付けておいていただきたい作品です。

デート向き映画判定
映画『ノートルダム 炎の大聖堂』

ノートルダム大聖堂で火災が起き、鎮火するまでを事実に基づき描いていて、特にロマンチックな展開はありません。特別デート向きな作品ではありませんが、誰もが知るノートルダム大聖堂の大惨事ということで、多くの方が関心を持って観られると思います。気まずい要素もないので、逆にどんなカップルでも観やすいともいえますね。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ノートルダム 炎の大聖堂』

ノートルダム大聖堂は社会科の授業などで知っている方もいるでしょう。火災がきっかけという望まない形ではありますが、普段は一般人が観られない部分も本作で観られます。“いばらの冠”など聖遺物にまつわる展開もあるので、貴重な資料として観てみてはいかがでしょうか。

映画『ノートルダム 炎の大聖堂』

『ノートルダム 炎の大聖堂』
2023年4月7日より全国公開
STAR CHANNEL MOVIES
公式サイト

© 2022 PATHÉ FILMS ‒ TF1 FILMS PRODUCTION – WILDSIDE ‒ REPÉRAGE ‒ VENDÔME PRODUCTION
IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation.

TEXT by Myson

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